うまれて
12年
生きたら
男の子の
おちんちんは
切り落とし
女の子の
おまんこは
縫いとじれば
いいんだから
からだが
おおきくなる
みな
巨人になる
子
になる ....
天の川
この川は誰かの涙 止め処なく流れる悲しみ
水面に浮かぶ星屑は 叶わず散った誰かの願い
掬おうしても 手の隙間から逃げてゆくの
彼方の君の笑顔さえ 思い出せそうな綺麗な夜 ....
降り止む雨の最後の一滴を
僕は確かめる事だけに憧れて
降り止まぬ雨を避けようと
最後の一滴だけに濡らされる
そういうものだと理解した
生きることも、愛することも
夏の初め
曇り空の海に浸かり
上向きに浮かぶ視線は
隠れている
太陽を探すばかり
くるりと反転して
水面を押して
飛び立って行くであろう翼を
もぎ取る勇気もなくて
黒い染みを広げ ....
悲しき道化師の夢を見た
がらんどうに流れる残響
琥珀色の朝日
笑顔の仮面は外れることなく
重い鎧をつけたまま
笑いながら、泣いていた
笑いながら、怒っていた
笑いながら、哀れ ....
日本復活
ビートルズ復活
君はどっちを選ぶ?
ユニコーン復活は嬉しかった
ピストルズ復活はがっかりした
プロレスラーの復活は当たり前だ
復活って何だ?
復活に何を求めるんだ?
....
どうすれば頭がよくなるのか考えた結果
鯖をたべればいいとわかった
DHAという物質が含まれていて
あたまがよくなるらしい
あと ネギもよくなるらしい
あたまが
あと、優秀な人間のい ....
わたしたち たぶん
ふたりとも
相手のひくつさを感じるところに
身を置くことが ....
ここは
とうめいな
牢獄の中
交差点を 行き交う人々は
誰も
ビー玉のなかの 僕に
気づくことはない
声を嗄らして 叫んでも
誰の耳にも届くことはない
つぶやくように 生 ....
眩い光りは衣を重ね
いつまでも消え去らぬ
それは人知れぬ
夏の海峡の 輝きを増した陽炎
落ちてきた 数知れぬ星達をあつめた天の河のように
静かによこたわる
無数のきらめきは、時を惜しみ
....
女が鳥居で首を吊っている
わたしはそれをくぐって行かねばならない
ふらふらと風に揺れる足を押すと
垂れた髪の間から睨みつけてくる
おれはここで道を切っておるのだ
おまえは何の因果があ ....
オルゴールの音が止んだ
世界は 静寂と暗闇で満たされた
行き場を失った悲しみは
僕の中で ぐるぐると巡る
『あの高い塔に登ろう』
君が好きだった
この街の景色を
もう一度見よ ....
眩しくて大切な輝きの君
君の高みは遠いけど
それでも
君を愛しているから
君を幸せにしたい
君がいつでも心の底から笑えるような
そんな笑顔を守りたい
君の高みは遠いけど
そ ....
夕暮
赤い信号が消え
青になる
辺りはうすく、たそがれて
私たちの車は、角を
曲がる
ふとしては考える
幸福、幸福
いらないものを
雨に流すから
雨は泣いてしまう
あなたも
私を捨てるから
私も泣いてしまう
雨に濡れて
泣いてる雨に濡れて
とうとう止んでしまう雨のほうが
勇気があるの
ひ ....
世間 世間 世間・・・
世間とは一体なんなんだね
世間が許さないと言ったって
それは誰なんだい
どこにその実像があるんだい
複数の人間のことかい
はたまた・・・
世間が許 ....
カムパネルラの瞳が
どこからかしずかにみおろしているような星空
君の沈黙 君の横顔
それはなにかうつくしく けれどものがなしい
予感に満ちているようで
僕も黙ったままでいる
僕の脳 ....
何を言ったって駄目だぜ
お前が
どんな言葉を吐いたって
俺には
あてがわれたイデーにそって
踊っているだけの白痴にしか見えない
だらしなく開いた
唇のはしが拍車をかけ ....
軒下のコンクリートが古くなり
小さな穴が開いている
そこに ひょろりとしたものが居た
それは小さな子供の蛇
大きなミミズかと思ったが蛇だ
二十匹程の蟻が 体中にたかっている
ひょろりと ....
週末、君に会いに行く
生憎、午後から雨らしいが
この仕事を片付けたら、迎えてくれる幸せが何よりの糧になる
面白くないこと、嫌なこと、つまらないこと
だらけの世の中だけど
だらけていた ....
春になると
桜の木の下で舞い上がる花びらを見ながら
ぼくに笑いかけるきみ
小川のせせらぎを聴きながら
無邪気に冷たい水をすくいあげるきみ
教壇の目の前に座って
熱心に授業を受けるき ....
かみなり
ひんまがり 醜く よじれてペンダコのように頑なな私が
理想としているのが 渡り鳥の抑揚のように柔らかい けんこうこつだよ
ほしいよ
大理石の有翼女神像すら
空に ....
ドーナツのような未確認飛行物体が、今日、午後六時過ぎに、町内の公園に落下したらしい
野次馬の歓声やら、救急車のサイレンやら、その他諸々の騒音が、家の窓をたたく
母さんが、ちょっと外まで見て ....
わたしはどこにもいません
だからどこにでもいるのです
わからないまま
刻みつづけているのです
灰が灰に手を回し
車輪のように夜になる
波が生まれ波を追う
鏡の裏に降りつもる
見えない星を聴いている
海を指す道
影の筆
水わたる光
夜を夜へ運ぶ手のひら ....
この手は 今まで 何を 掴んできたのだろう
友も 愛も 金も 力も
掴んだと思ったら
すり抜けて行く
掴んだと思ったら
一時輝いては泡のように消えていく
僕が本当に掴み ....
どうか喉の奥まで焼け爛れてほしい
そんなことを願う僕を[異常]だと罵る哀れな偽善者の君
こんな汚い世界に絶望したんだ
目を閉じても綺麗な夢を見ることは叶わない
叫べば世界は変わる?
それこそ ....
二人で手を繋いで全力で走った
何かに追いかけられてる幻覚に襲われた
後ろを振り向く余裕はなくて
それでも見えない何かに怯えていて
どこに向かって走っているのかわからなくなった
僕たちの目 ....
ビネガロンってかっこいいよね
と恋人が口にした地下鉄の中で
家に帰ってパソコンを立ち上げ
ビネガロンを調べてみたらあら
サソリモドキというクモみたいな
サソリみたいな凶悪そうな生き物
....
言葉よ、さようなら
わたしの中に、在ったものが
まったくちがう世界へ、ゆくのです
イメージや感情や
そういった、見えないものが
見えるようになって、現れるのです
意味を持たされても ....
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