夏の朝は早く
蜩の話し声が聞こえていた
雨上がり
入道雲は悠々行進
忘れ去られて行く毎日
モチベーションは何処へしまったかな?
窓ガラスに映るのは
揺れる二本の電線だった ....
何度言えばいいのだろう
さようならを
何度私に言わせるんだろう
さようならを
これからも
何度言うんだろう
さようならを
さようならなんてたった一回で ....
ガンダムではなくて
数学のゼータは
素数の秘密とか
いろいろなこと良く知ってるらしくて
ほら
フェルマーの最終定理なんかもね
数学者や計算師たちは
はるばる訪ねて行ってでも
いろいろと ....
逃げてしまった ように感じた
いなかったと言われて ピンク色の トラの しっぽを つかむ
はじめまして あんまり遣えないもの 心に入り込まないし 大人にみえないの
男でも女でもないもの 何も ....
アウシュビッツ天文台より愛を込めて
二十八時をお知らせします
グラディエーターに
溺れた鯱の泡がわたしの前で弾けた、
アクオス二等兵はもういない
ジレを握れ!
最前線へ歩き出すのだ
明滅 ....
雨が光のように鳴り
つぼみの冠を流れおちる
隔て 隔てられ 近づく咽
咽の上の咽
震える糸
不安を呑み
さらに渇き
片目を閉じる
降るものは降る
....
強い効き目の薬を飲んで
回復しつつある風邪の喉
朝 一息つくように裏の戸を開けると
いやでも見ざるおえない
蟻が捕獲した蛇のミイラ
しっぽは食べて まだ間に合っているのか
あれから一週間に ....
こうして向日葵になって咲いてると
あんな嘘をついたことが
嘘のように思えてしまう
さっきから父親と思わしき人が
私の隣に小さな子供を立たせて
写真を撮ろうとしている
あ ....
窓の向こうの青い空
体温は無い
雲は流れる
堕落であり、墜落
残酷に
国は終わり
詩人は
それ見たことかと笑う
あなたの声が聞きたい
あなたの声 ....
溶けるんだねぇ
当たり前の 会話を してる
今は 冷たいけれど
食べる瞬間
つるんと喉を すりぬけて
なかったことに なるの
外側から 喉を 触っても
ああ なくなった と ....
湿気ない黴びない腐らない
お菓子の家を建てました
フェイクスイーツのお家には
雨樋なんていらないの
そんなリアルはいらないの
ピアノの形のオルゴール
複製された印象派
微笑む少女 ....
随分と前に上演は終わっていた
ビラビラと焼ききれたフィルムが背後で回って
煙を上げる端くれをクロールするように回転させながら
真っ白い幕には無数の砂粒が踊る
{引用=(お楽しみ ....
自分の
決めたことを
やり通すのに
実行に移すのに
正しいことなのか
正しいことじゃないのか
私は
時々
考えます
社会のルール
今は本当に
役に立っているのか
どうなのか ....
鏡を見ていると
もうひとり
自分がいるような
そんな感じもする
鏡に
うっっている
自分が
本当の
そのままの自分なのかなぁ
少し
びっくりすることもある
もしかした ....
100718
地デジ対策が済んだら
地震対策は不要と
道行く人に語りかけた
どうしてと怪訝な顔をする人は少なくて
殆どの人は一舜顔をほころばせる
....
私の大切なもの
人の心です
私が
宝にしたいもの
ほんの
ささやかなものと言うのなら
人や
自分を思う気持ちです
優しい人の
笑顔と
暖かいメッセージ
他者とのかかわりから
....
たくさんの曖昧が並んでる
夏のそらの曖昧
地上のひまわりの中に
整然と並んだ種
の黒は太陽の染み
子供たちの汗の
光りに目がくらむ
私の記憶の中の私が呼ぶ声
驚愕という字の画数 ....
煙草を吸うのは、酒を飲むのは、床に伏せるのは。
音を聴くのは、本を読むのは、画を観るのは。
親を殺すのは、友人と語りあうのは、恋人を抱きしめるのは。
俺以外の人も、俺も。
気分を転 ....
手の知らない言葉を
書き続けていく
手のすることはすべて
わたしを助けるのに
わたしのすることのすべてが
手を助けるわけではない
途中、水が足りなくなって
手を洗いに行く
....
十四の夏
ぼくは夢を持つ一人の少年だった
校舎裏で友達と集まって
互いの夢を語り合う時間が
たまらなく濃密で楽しかった
その時ぼくは
自分の持つ可能性が現実だと
強く信じていた
....
まあるいおわんの底で
くるくると回っている
ガラス玉のように
くるくると回っている
ゼリーの雨が
ぽとぽとと降ってくる
服がぬれると
かなしみ
したたり
冷えた体が
憂いを
....
眠れない
ロウソク点けて
私を溶かして
ガラスを破る猫の叫び
欲情
明日、もし晴れたら
真っ先に駆け寄って
乱暴に抱いて
溶けたロウが地面に延びて
....
消えたいなんて
簡単に思ってしまうほど
心は粉々に砕けて
戻せそうにない
振り向いた先
いつもの街の風景
現実なんていつも
情のない色彩
立ち止まって下を向き
声を殺して泣い ....
何でもない言葉で
夕暮れを 記そうとしても
日の出なのだろう
瞳は 認知している
朝の 逆側に
朝の内部に
立ち止まっているのは 川だ
ぞうきんの反射は 空に近い
コウモリは ....
ガジロウモータープールのガジロウは
サトウガジロウにそっくりで
ホント言うと
....
夜はくるのだろうか
何度目を覚ましても外は明るい
詩人は平易な言葉をならべて
わたしにわからないことをいうけれど
とくに支配したいとも思わないから
べつに、それでいいと思う
....
襲い来る大音量はつつむ
つつまれてふたりはふたりでなくなった
さみしさは匂いもせず聞こえもしない
「会場」は勝手である
気付けば反対隣りのひとと同じ動作
気付けば同じものを聴くだけでは共 ....
働いて 働いて 働いて
本分を忘れてしまった
今の私を
大昔の私はきっと 許してはくれないだろう
いつしか私は
働く事が目標になって
本物の目標を 今までの ....
ふつと
その儚い生涯を終えると
私は
激しく流れる水面に舞い落ちた
釣り糸を垂れる 老夫たちや
喧しくさえずる ハチドリたちを横目に
私は流れ落ちてゆく
ピラニアの鋸歯を ....
がんばれないのは木星の軌道が縦に15°ずれたせい
そんないいわけをつかって釈明しつつ
びたみん剤を飲む
明日はきっとがんばれるから…
オリャンタイタンボ75
オリャンタイタンボ75
ア ....
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