バスに乗って
ドアに挟まれ
皆に助けてもらう。
もうどこにも行きたくない
毎日車に乗り
600km移動する。
気持ち悪くなり
吐いてばかり
毎朝いつも
パンとサラミとトマト ....
明るく
希望抱いて
元気になる
笑いたくて
楽しく喜ぶ
シャドーボクシング
イメージトレーニング
万が一を想定する。
思いが巡る。
人を幸せにする。
人が寄ってくる。
人 ....
歩いてきたね、もう10年。
いつも一緒の歩幅で歩いてきたね。
いっつも一緒。
君と同じ足取りで。
失敗しては泣いてるお母さんの私だけど
君はいっつもだぁいすき。
ど ....
厚く垂れ込めた雲の上に
もうひとつ、血色に染まった鮮やかな雲が
たなびいているのを
私は知らない
知らないままに見えないままに
鍵を開けて
ただいま
散らかった部屋
私と家族で ....
愛しか数えたくないのに
私の変換は
愛でなく 哀とでて
悲しくさせるのです
人差し指が枯れるほど
押しているのにみつかりません
あなたのかいたさよならが
削除されずにそこにある
....
午前八時と午後八時に
ミノペン錠100を嚥下する
わたしはやっぱり梅毒だから
あなた方はどうか高台にのぼって
聖蹟桜ヶ丘の高台にでものぼって
どうぞ記帳を済ませてきてください
そして金輪際 ....
ろくろく労働もしないで
不愉快な暮らしに憤慨する
私の年金手帳はどうにも
B5判のようにも見えるし
100円ショップの会計に
2時間並ばされてもいる
棚卸の日当は7500円
但し交通費の ....
素肌にニッケルを重ねて
二十四時間過ごしてみろよ
アレルギー反応を起こして
素肌がかぶれたやつらには
百八人の経産婦がやさしく
ステロイド製剤を塗ってくれる
三畳一間の小部屋のなかで
ジ ....
もう見慣れたものさ
のんだくれの青空ベッドなんて
誰も起こしたりしないよ
シャツの下ボタン肌けて仰向けに
観音菩薩の表情(かお)はいまも石川さゆりの膝枕なんだろうけど
酒やけで毛穴全開サ ....
どこからか草刈り機の音が聞こえる
生ごみをコンポストに入れる
夕方の風は涼しくて
空には五本
爪で引っ掻いたあとがある
端っこの赤いところから
ゆっくりと解け、崩れていく
なにかもっと真 ....
葛藤や荒波 絶望を
自力で乗り越えたことがない人の
その優しさは
ただのパウダーシュガーの
プラシーボ
乗り越えたことがある人は
安易に優しくしない
乗り越える辛さを
自分の中に蓄 ....
景色を忘れた心の
そんな電車に乗る
何かが心で
何かに流れる
この私は流れるだろう
私の 見えないものにも 色は
電車はある
電車の上を
色の上に背負って
どこにいく ....
あれから
どの位
経ったのだろうか
楽しかった。
思い出が
全て
消えていく
いい訳になる
師匠のお言葉は
厳しい。
私の進むべき道を
教えて下さい。
隣のビルが見つめている
夕焼けの頃
熱い視線で
緋色の丸い目玉
上から下に舐めるように
ニヤリと笑うエントランス
時々人を喰っている
宵闇が訪れると
目玉は見えなくなり
....
空の青と
花の赤を
重ね合わせた
君の可憐のマゼンダを
追いかけ過ぎて
森の緑を彷徨った
森の緑と
空の青を
擦り合わせた
僕の弱虫のシアンを
飼い馴らせなかったから
花 ....
画用紙を広げる様に
あなたは私をシーツに広げ
筆を走らせるように
舌を這わせた
水を含んだ画用紙の様に
私の体は弓なりにぐにゃりと曲がり
....
光に目を凝らすと
色彩が失われ
あらゆるカタチはこわれている
ひとつの塊にしかみえなくなっている
蠢くものの姿がみえない
ほかと選別できないから言葉がうかびあがら ....
大袈裟な 君のこと
僕の行方など
分からないのだろう
考えることが 嫌いな 君
考えることしか 出来ない 僕
それでも 考えても 考えても
「答えは出ない」 君は 言う
君の ....
生まれてから何をする
分解者 生産者 消費者 誰になる
問いかけ回り道を這いずり回る
通りの紫陽花が雨に撃たれて皮肉な顔
頭のネジを一本抜くと良い
斜めな世界を斜めから見たら正しく見える ....
夜の散歩に出掛けた際に
無数の小さな光たちは
私を少年時代へと連れていく
できるなら、ここへ来ることは避けたかったのだが
不意に遮っていったかつての残像は
無罪の色をしていた
....
闇夜で全てが閉ざされて
影が襲い掛かってくる
大空を見上げても希望なんて見えてやこない
過去が輝いて見えるのは 今を切り開けていないから?
未来が塞がれているのは 今を見据えていないから
....
一団の土地から分筆された遊休地に
エンジンのない建設機械が放置されたまま
数十年が経ち
その間にもわたしの弟は
産まれてこなかった
だからまだ名前もないし
椅子に座ったこともな ....
暗闇の中
漆黒に目を取られ
張り詰めた空気だけが
火照った柔肌を突き刺す
何も分からずに
その場にうずくまる
不意に
地平線に一筋の光の矢
照らされた体を
薄 ....
べっとりと体内にこびり付いた物体
これを何と呼ぶべきか私は知らない
だがこの物体は私にとって間違いなくやっかいものだ
完全に取り去る事などはなから考えない方がいい
どうしたらいいのかもう答 ....
愛とは悲しみの離反する結晶
水の中で笑う
幾千の粒に包まれて笑う
フルートが草原に響く
遠くまでたどり着きたいと
馬の腹を蹴りながら先を急ぐ
時間は飛ぶ 鳥のように
時は翼を持ち 鳥 ....
何もない 海には
吹いている 浮き袋が 透明な風が見えた
夢が
揺れているのかもしれない 遠くがあって
そんなふうにして 喫茶店を 眠りにつこうとする
思いながら
ネタは何もな ....
真夜中
帰宅すると
家の前に車が停まっていた
父さんだ
と信じて
走っていくと
みじかくパッシングして
行ってしまった
あれが
父だとは思わない
もういないことは
....
服を脱げば
汗をぬぐえば
そこには
熱い風でもない湿りでもない
夏が
夏というものが現れる
幼子のころを思い出すなつ
幼子はおとなにあこがれた
おとな ....
暗闇のなか
横たわる身体
目を開くそして
閉じることの無意味さよ
何も無く
耳を通る音だけが
時間らしきものの有ることを
暗示する
今
こうやっている
トキがいい
時間は ....
懐かしく
甘い
夜
風が無く
声も無く
静寂に包まれた
街の奥で
ただ
確かに
愛されていた
故郷にも似た
広い心
澄み切ったような
正直さ
喋った言葉も
....
3300 3301 3302 3303 3304 3305 3306 3307 3308 3309 3310 3311 3312 3313 3314 3315 3316 3317 3318 3319 3320 3321 3322 3323 3324 3325 3326 3327 3328 3329 3330 3331 3332 3333 3334 3335 3336 3337 3338 3339 3340
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