柔らかいものをずっと
柔らかいままで残すためには
何が必要かなんてわからない

綺麗なものはきっと
綺麗なままではいられないのだと
そう思った
ただ そう思った

どんなに閉じ込めて ....
 コインパーキングから出ようと精算したら、隣に止めていた車の
料金を払ってしまった。めげずに、もう一度コインを投入すると今度は
そのまた隣の―といった具合で、運転手たちはさまざまな母国語で、
あ ....
どうしたらいいのか わからなくなったときは 川の水を飲もう
全部飲んでしまえ

飲みきれない切なさ
常に飲んでいる
常にごっくん

喉は いったんもめんのように揺れている

川が喉に ....
 
 
 
【悲しみを乗り越えて】



 私たちには悲しい思い出がある。
 それでも今こうして生き続けている理由は
 あの日、
 あの時、
 あの場所で、
 死んでいった人た ....
何にもない手の
何ですらもない 路地で
ひとり 奏でる
つぶやきの中を 立ちつくす

緑色の 芝生の上に
楽器をなくした
誰かに 届くであろう
声を 私は持っている

何にもない手 ....
私の希望を思う言葉に知る
ひどくつぶやきに思わされながら 
思う 私は 思いを
寂しげな憂鬱に浸っている


何もしない
そして 何もしないままである
私は遊ぶことなどなくいつも 音楽 ....
毎日繰り返される細胞破壊
それは儚い真実
大切なことも忘れてしまうのかな って
そんな風に感じる

あなたの言葉は
深く奥に刺さり
胸を貫いていくナイフ
優しすぎて
耐えられない
 ....
発声練習ですと
飛べない鳥が鳴いている
それがまるで哀れにきこえるのは
わたしの中に在る冷酷さです
もしかしたら本当に
飛べない鳥は哀れに鳴いて
飛べないことを嘆いていても
わたしはきっ ....
向かい合ってブランチタイム
オレンジジュースを片手に

店内はカップルで満席
僕達もその中の一つ

君は好きな物を最初に食べる
例えばショートケーキの上のイチゴ
唇に付いた生クリーム拭 ....
とてもまぶしいあおい空だった

ひとさし指とおや指のファインダーで切り取った

わたしの空は

ただそれだけの

とても小さな

ソラでした
あれだけ涙を流したのに
今日もまた溢れ出す涙

小さい頃の思い出はアルバムの中
大きくなってからの思い出は心の中に

貴女の寝顔を見て
ひと時の安らぎを感じる

別れの準備をする為に ....
天体望遠鏡を覗き込んで
名前の無い星を探していたんだ
そこにいるかもしれない住民に思いを馳せながら

空想の成分のうち過半数は欲望
心はいつまでも年を取らない
信じていたあの頃からずっと
 ....
何も考えずに済む   静かな日々が待っている
それが望んでいたこと        筈だった

月明かりの下を歩く      潮騒が流れ込む
満たされた音を抱え    胸の奥に滴る情動を
なぞ ....
頬にキスした
彼女は顔を赤らめ
愛を叫ぶ
野暮ったいから
舌を絡ませ
口を閉じた

彼女は
教室の隅でいつも
ポツンと座っていた
友達がいない訳ではない
多分。
自分の時間を大 ....
行き過ぎて ふと振り返る 向日葵の黒
路面電車の響きにそして 忘れるということは
始まり 終われなかった 風のまにまに
匂う いつも通り過ぎてから気づく
ほかに ほしいものなんて な、い
並 ....
夕涼みに
かげふみをする
耳元に低く
音楽が流れていく
横切ってゆく鳥は
背中から胸への
青い輝石

のことだけを秘密にして
七時に
会いたい、かげふみの背中

めくる鬼
 ....
{引用=            ︱大切なものをなくした日は
             見るものすべて新しい}


いち日の折り返しを前に
いつまでも夢みたように在る
うん、そ ....
朝日は僕を照らし
僕の影を落とす

光は僕に燦燦と
新しい景色を輝かせる

影は僕を支配しようと
死に向かって歩き出す

朝日は回転するビー玉
何層もの光で
僕を混乱させる

 ....
優しい人で良かった

この おじいさんは
何かが楽しくて
生きて来たんだろう

きっと 若者の暴走を
笑って見て居られる
そんな人なんだ。

ちょっと なまりの入った
とっても  ....
貴方を探して参ります。
どうか
私を探さないで下さい。
ゾウリムシを草履虫と書かれると
私のゾウリムシなのかどうかわからなくなる

私の知っているゾウリムシは
パラメシウムなゾウリムシ
繊毛で闊達な単細胞たち

サプリメントの広告を見たときに ....
CATV
虹専門チャンネル
天気予報サイトとは別に24時間
虹だけを映している

スタッフは皆、ヘビーデューティ
前線ごとにその雨上がりポイントを急襲したり
山間に低くかかる虹を車で追い ....
丸まってころがると
砂ぼこりがたちました
駐車場のブロック塀に
当たってやっと止まります

そんな乾いた場所でも
水は溜まっておりました
だから背中はこんなに汚れて
とてもすぐには ....
ある夜
金平糖を舐めながら
階段を上っていると
月がけらけら笑うので
気分を損ねた僕は
ふっ!っと金平糖を月にむかって
吐き出した
すると金平糖は鉄砲玉のように
月を貫いた
ぎゃ!っ ....
古本をさがしに
町に出たのですが

足をひねって
歩くのがつらく

花屋の前に
すわりこんでしまい

どこからか来た
蜂の羽音に

彼の目的が
花だと思いながら

か ....
鼻濁音めいた目覚めが蛭のように耳の裏に吸いつくから俺は三時間あまりしかレムを貪れない、ターコイズ・ブルーの遮光カーテンのひだには読み損ねた言葉たちが潜み、「今度は上手くやれよ」と舌なめ .... {ルビ顎=あご}を上げれば ほら
水面が見える所まで
来てる

蒼い天辺で {ルビ揺蕩=たゆた}う
陽光の揺らぎが
手を犯してゆく 日を夢見て

砂を{ルビ踵=かかと}で慣らしながら
 ....
かごからあふれ出たものを、ひとつ、ひとつ取り出した。
白と、黒に、わけながら、それらをバッグにしまいこむ。

どちらにも行けないもの。

たとえば、グレーのTシャツ。
黒ほど着&#3024 ....
灰色の道を 千切れた
白い線が 刹那に通り過ぎ

目で追っては 疲れた瞼を
こすりもせずに 遥か地上の
景色を見下げる

椅子に座った身体は
いよいよ速度を 上げていき
目まぐるしく ....
ずっと知っている
甘酸っぱい腐葉土に降り立てば
ほら、夏に焼け焦げた体の
もうすぐそこへ含まれてゆく予感


夏はひとつの心臓として脈打っていた
どくどく、樹液の行き渡ってゆく空気へ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
無題三上あず010/7/22 2:03
精算プテラノドン310/7/22 1:50
川飲み八男(はちお...1+10/7/22 1:38
悲しみを乗り越えて綾瀬たかし110/7/22 1:32
緑の言葉番田 210/7/22 1:22
紙としての灰色に210/7/22 1:22
Cell相羽 柚希010/7/22 1:02
「飛べない鳥が鳴くように」ベンジャミン2*10/7/22 0:58
strawberry on a shortcake1486 1...010/7/22 0:57
わたしのソラいのせんと510/7/22 0:17
別離…@ショコラ110/7/21 23:54
未確認飛行物体1486 1...110/7/21 23:23
何も考えずに済む/静かな日々が待っているkauzak4*10/7/21 23:16
僕らは、Oz010/7/21 22:33
【連詩】 星降ると、繭古月2*10/7/21 22:25
【連詩】 半身1*10/7/21 22:24
洗濯「ま」の字1*10/7/21 22:16
Good Morningうずら豆010/7/21 22:08
*二輪車藤鈴呼1*10/7/21 21:18
退廃した汽車に乗って梨玖210/7/21 19:45
わたしのゾウリムシ海里2*10/7/21 19:23
虹の足元に居合わせる。1*10/7/21 19:23
日暮れの頃まひ1*10/7/21 18:20
新月國朗310/7/21 16:29
反応まひ5*10/7/21 16:22
デッド・フラワーズ(7の月)ホロウ・シカ...010/7/21 16:14
水面下の塵薬堂氷太210/7/21 15:28
せんたくものchick1*10/7/21 14:43
瞬き薬堂氷太210/7/21 14:04
かぶとむしA道化510/7/21 10:52

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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