{引用=くもり のち はれ のち
くもり のち あめ のち
はれ のち あめ のち
くもり のち くもり のち
はれ のち くもり のち
はれ}
このこ、うちのペットのみっちゃんです。
ミシシッピアカミミガメのオスで、10歳。たぶん。
みっちゃんはとても可愛いのです。
毎朝エサをねだって、私の後を水槽の中でうろちょろとついて来ます。
....
100726
軽々と海を渡るからカルガモ
海を渡れないのがアヒル
ケリを入れるのは昼
中学生のくせに
朝から飲んだくれているのがグレ
一緒に酒を ....
ぼくは 青の発生 図書室のいすに
きみが 手紙を置く 冷たい空気を抱く、金曜日
好きだ be動詞で駆け抜けた週末 決壊する 私
、と思 愛の行き先も知らず 自分の ....
七月の陽に埋もれた残熱に
追憶の川遊びを懐かしみ
だれも居なかった日を懐かしみ
これで善かったと、言えるだろうか
そんなことは考えず
ただ、時は来て去り
ただ、時は来て去る
....
「ね、やっぱり 男を忘れる為には 新しい男よ。
ね、 アンタも そう 思わない?」
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
そう 一番 大嫌いな 「私」に ....
知らないウタをうたうような
継ぎ接ぎだらけのメッセージ
深海魚に憧れた午前2時
淡い光 ガラスに溶け合って
27℃ モラトリアム
絡まったコードの先を探す
詰め込んだ感情の ....
男は、まさかりを担ぎながらその畑にやってきた。びっしりと、杉林がその向こうには生えている。茶色い魚が川には泳いでいる。目には畑が緑色の向こうに広がっている。男はまた、一本杉のところを曲がると、走り出し ....
「線引き」
教科書に、
黄色のマーカーで線引き。
ある瞬間のための、
不幸にならないように、
焦らずにいたいから、
サッと伏線を引く。
理想の母とは
いつも友人の母だった
決してとることのない仮面の笑みが
もたらす安心の温度にほどけていった
なぜ母は私をよぶとき
まゆげをきりりとたてているのだろう
目の端が尖っているの ....
本当のかなしみを知るひとは
かなしみのあり様をあれこれと邪推せず
涙で濡れた手のひらにあたたかな眼差しを重ねてくれる
本当のかなしみを知るひとは
ひとの過ちをあれこれと論ったりせず ....
積み重なる日常
怠惰な瞳を凝らして見ても
モノトーンな色彩が
おまえの心を締め付ける
何も変わらない
おまえはそう呟いて
何事もなかったように
うつむいたまま家路につく
....
いつしか繋がっていたことも忘れていたでしょ
見知らぬ土地に行って、一人で上手に生きたとしても
僕はなんにも変わらないと思っている
空から落ちてきた一筋の光
もう一度、僕らを結びつけ ....
こんなとこで止まっている場合じゃないのよ、
と
女は小さくため息をついて
左にシフトした視界には
男と女がよそよそしく
けれど交わることを想定し
キールのような空気を纏っている
....
前略
お久しぶりです。元気にしていますか?
私は元気です。暑い日が続きますね。
あの頃は毎日のように顔を合わせていましたが、最近はめっきり疎遠になってしまいましたね。
人って、トコロテ ....
あんたはわかってねえ
生みの苦しみというものが本当にあるってこと
あんたはわかってねえ
その苦しみは人を狂わせる毒であること
その毒の香りが芳醇、豊満、魅惑的であること
あんたはわか ....
毎朝、まるで無知な太陽が昇って
毎夜、全て悟りきった月が死んでいくように
僕の本当のこと
君は何も知らないままだった
夢の中でもなんとなく気付いた
これは嘘だ
気付けばきっと
あの狭 ....
風邪をひくようなものだから
アイフォンとエクスぺりアを
電ノコで真っ二つにして
アロンアルファで綺麗に接着すればいい
その新しいイカした奴は
どこに通話ができて
何のアプリが楽しめて
ど ....
世界はそんなに善意ばかりで出来ていない
いい台詞だと思うけど
夢がないよ先生
まるで平和は勝ち取れみたいじゃないか
血を流すのは
合法化されたリングの上だけで十分だ
僕らは狼じゃない
肉 ....
【ぼくたちのあした】
ぼくたちのあしたに平和という二文字はありますか。
いつまでも誰かを憎んで
争いを繰り返す日々に疲れたなら
少しだけ休んで
手 ....
死にたくなるよな
うたを聴きながら
あなたとコミュニケーション
妙にリンクする歌詞が
わたしの涙腺を苛めてくるので
我慢する
あなたを愛するために我慢する
するとすかさず
あな ....
空 でした。
佇む大木の
年輪に住む
わたしたち
黄色いチョークを飲み込んだ
溶けて行く音がわたしに煙を吐かせ
喉の痛みを
嗚咽させる。
それでもわたしは女でしたから
年輪に ....
山岳部だった。山は眺めるものではなく、征服するものだと教わった。そのころ使っていたピッケルやハーケンなどが、刑務所近くに建てたバリアフリーの我が家の壁に、今でもぶらさがっている。
四季を通じ ....
しっくりと
私の手におさまる
あなたの鼓動
美しく生きてる
その温かさ
私もあなたも
自力では
止まれないから
たまにこうして
取り出してみる
たぶんいろいろなことがうまくいかないだろう
それでも見捨てるわけにはいかなくて
なんとかネジを巻き直す
いろいろとうまくいかないことだらけだろう
うんともすんともいわなくて
....
昔には流れ星のことを
天つ狐といいました
空のマッチ
狐尾が灯す狐火
天つ狸といったら何でしょうか
ぼわわんと
化けたら化けたで
一晩中そこにかかっているだけの彗星?
一晩限り ....
余白が気になって
ずっと塗りつぶしていた
もう 余白が少なくなってきた
微かな余白から 蟹が掻い潜って
逃げ出そうとしている
いつのまに入ってきていたのだろう
....
猿ぐつわを噛まされた
裸の青白い男が椅子に坐っているので
私はどういうわけか
ふるさとを思い出さずには
いられない
椅子の背に両手を縛りつけられ
陶器のようにつるりとした太ももに
一 ....
いつも息継ぎを意識をして
まったく君は注意深いな
それを芸術なぞとほざいてみる
嘯いてみる
息巻いて蟹のように
音を荒げる横顔を流し見、
「ラフロイグ下さい」
....
雨を収めた油燈を持ち
光の先を追っている
呼吸の近く 銀は増し
振り向くたびに水は映え
標と標の会話をふちどる
沈む沈む
水は遠く 地も遠い
話しながら髪留め ....
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