どんなに後悔しても、喜びや悲しみは死なない
 それはたくさんの命の残り香に似ている 

 目を閉じるあなたを見ている
 揺れる肩は、それだけで物語になる

 あなたの口がわずかに開き ....
雨に期待ばかりして
心を広げていたら
風がふいてきて
全部飛ばしてしまいました

濡れた土は扱いにくくて
埋めたはずのものが
いつでてくるのか気が気ではないのです

夏に現れるのは幽 ....
太った女の子が座る
通勤電車の車両接続部
近くのシルバーシート

彼女の平面図は四角柱。
正方形二枚で蓋をした
立方体に近い六面体

車内温度は高い
弱冷車両だが、人の数は多い
 ....
鏡に映るおまえの顔
おまえは自分と気付かずに
あまりの醜さに
直視出来ず顔を背ける
鏡の中にいる醜い自分を
作り出したのはおまえの心


記憶もないのだろう
おまえが昨日
 ....
夏と緑と憧れ
夏と緑と憧れ
夏のまんなかに
あの人はいる

校舎からバイオリンとハープが聞こえてくる

生きる上で悩む必要がないことについて悩むひとを
わたしは美しいと考えてしまう
 ....
かなしみは殖える
さみしさは殖えない
だから僕はひとりで泣く

ふとんの暖かさ
きみの暖かさ
何も変わらないけど

新しい朝が、なんて歌うなよ
そんなものはもう、
こないことになっ ....
64分音符にのせてジョイントをつくってるあなた、赤いマールボロの箱をさかさむけにして、フィルムは大切だから取っとくのよねと言っているあいだに、鏡にカッターで細ーいせんを引く彼女、彼女昔ながらの .... 転がってる終らせかたは
何れも歪過ぎて
痛みを抱いて
涙の海原を泳ぐ

海には帰れない体で
 
何も思いうかべることのない
壁の中で
風をしたためている 気がする
恐らく そうなのだと

風の中でページをめくり
立ち止まり 彩りを
見つめているとき
草の色の 内側に

呼吸を ....
青春前期に
熱に浮かされたように訪ねた仏たち
結局今まで
その眼差しの中を
彷徨っていただけのようだ

時を経て向き合い
あれから様々なことがあったと
あの時何か得たような気がしたけれ ....
                100729




生煮えのこんにゃくを囓る蝉の声は月光
今宵の味が染み込んでいるのか
いつもの屋台のお店にも客足が絶えないようだが
車が普及して以 ....
きづく
星と椅子とで
いつか生きた証をとおもっていたひと

息吹く緑に
ひかりと風がふりそそぐ

問いはない
おだやかな招きがまぶたをおさえる

五月
まばゆい魂の軌跡にうなされ ....
半回転のままで 微笑む

大爆笑をしている瞬間に ねぇさんが言った
「はい! ソコノ新人笑ってぇ!」

あの頃は 貴方と こんなに笑い合えるなんて
思っていなかったよね

君 ....

聞こえた 
え 
聞こえました?
天啓

夜ポートランドの丘の上
越えて走れスーパーカブ
時速二五マイル
パンパンパンと
マフラー破裂する
流星が
昇りながら脱線して
エ ....
砂漠には
牡牛や熊や鳩や鷹
大昔
それらすべてはひとつであったと
髭づらの人が
乱れる息を
掌の中
上手にすり合わせ
微笑み
「悪疫は煮沸消毒いたしましょう」
「悪疫を煮沸消毒いた ....
 
 
街を歩いていると
工事現場で父が働いているのを見つけた
道具のようなものを使って
ものを壊したり、穴を掘ったりしていた
父は大きな会社の重役をしているはずで
今朝もビシッと高級ス ....
君の優しさを感じる夜

月の光に溶け込んで
僕をそっと包んでくれる

蒼く静かなその光は
傷ついた僕を癒してくれる



ありがとう

大丈夫
大丈夫

僕は生きてる
 ....
昼間に寝転がって漫画なんかを読んでいると 

すっと肩の荷が落ちる感じがするときがある


そしてこのまま死んでしまってもいいような

おさかなのような

どうでもいい平和な気分 ....
飛べない鳥、飛びたい兎

もう何度目の空だろう 僕は急に飛べなくなって
長い間ここで空を見上げていた
もう何度目の涙だろう 空を飛ぶのが鳥ならば
今の僕はどんな名前なんだろう

 ....
ぼくの手は機械だ
ちんこをさする機械だ
頭のなかじゃきみのこと考えてるのに
ただひたすらにちんこをさする
この手でふれたいきみはうつくしい
ちんこなのかもしれない
そんなふうにぼくのちんこ ....
歌は要るけど詩は要るか

ことばは要るけど詩は要るか

イルカはいるけど詩はいるか

詩はどこにいるか此処にもいるか
薄暗い穴倉で











ピーターパンが苦悩をしている













洞穴の深奥で ....
はあ〜

いい

実にいい

そのふともも

ずっと見ていたいよ

ねえ

琴奨菊
卒論はハナモグラ語
ハナモグラ語における
平均異なり語数について

修論は異言について
非習得言語に対する人間の場面依存的翻訳能力
霊媒は何語で喋ったかということ

もちろんどちらの論 ....
凸凹なところを平らにしようと
紙ヤスリを僕に当ててみたんだ
だけど荒かったせいか血が出て
酷い痛みで嫌になってしまった
だから一番に優しい紙ヤスリを
僕に当ててみることにしたんだ  ....
窓の木枠に青色のペンキ
オンボロの家は銀河鉄道になって
向かいの家は星になった

色あせた畳に青色のペンキ
ぼくの部屋は海に変わって
波の上を歩いていた

打ち捨てられた大八車
忘れ ....
悪かったのは俺のほうだ

毎週、同じ時間いつもの場所に

アナタは必ず来てくれたのに


アナタの気持ちも考えず

他のヒトと遊びに出かけたこともあった

アナタの想いも考えず
 ....
映して

浸して

境目に

触れそうなほど

恋しかった

透き通るあなたを

私が唯一濁らせる
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ

初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
 ....
その子どもには親がいなかった
そのライオンには子どもがいなかった
1人と1匹の目的は1つだった
そして彼らはともに出会った

寂しさは他者がいて初めて感じるもの
両者は初めてその ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
よだれOhatu010/7/29 16:15
期待ハズレの雨朧月210/7/29 14:30
ブリキ電車……とある蛙7+*10/7/29 12:04
Addiction寒雪110/7/29 8:34
妖精の距離渡邉建志310/7/29 8:03
無題ブロッコリー...010/7/29 5:21
QP00lif[group]はるな110/7/29 3:09
As-Is徘徊メガネ110/7/29 2:51
青さ、ノートの空の番田 310/7/29 1:48
古都を旅した西天 龍210/7/29 1:38
蝉と月あおば3*10/7/29 1:30
いつかの一葉乾 加津也7*10/7/29 1:20
*センパイ藤鈴呼3*10/7/29 0:41
天啓2*10/7/29 0:08
鬼子高梁サトル10*10/7/28 23:52
金魚の餌たもつ410/7/28 23:37
月と旋律うずら豆010/7/28 23:25
昼さがりだ八男(はちお...010/7/28 21:49
飛べない鳥、飛びたい兎itukam...1*10/7/28 21:13
ぼくの手光井 新110/7/28 20:50
パウル・クレーの絵をください小池房枝4*10/7/28 20:46
フォーマルハウトTAT0*10/7/28 20:02
見つめていたい花形新次010/7/28 20:00
リリカルな言語学海里4*10/7/28 18:52
紙ヤスリくなきみ2*10/7/28 18:47
青色のペンキアマメ庵110/7/28 18:19
懺悔〜夏を前にして〜210/7/28 18:07
水鏡210/7/28 16:24
聞こえてくるのは乱太郎17*10/7/28 16:21
みなしごとライオン麻生ゆり2*10/7/28 15:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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