僕を殺した男は
誰からも尊敬される
偉い人になっていた
僕を殺した罪から逃げた男は
そのことを誰にも悟られず
人格者として慕われていた
僕はどうすればいいのだろうか
ああそ ....
言い出せずに
繰り返す日常を
憎んでいたのはわたし

君は悪くないんだよ
きみが悪い、なんて言わないから
泣かないでね

わたしは自分を好きになれなかったから
君が好きだったよ
いくつ扉を開けてきただろうか

苦しかった現実
楽しかった夢
リボルバーのようにくるくる回る

目まぐるしく季節は移ろい
人との距離を拡げてゆく
孤独の中で
恐る恐る扉を開ける

 ....
もうちょっと・・・ 待ってて・・・
もうすぐ・・・

僕の言葉を
君に 届けられるから

あの人の 待っててと
私の 待っててと・・・・・・

★,。・::・°☆。・:* ....
男はリカバリされたパソコンをみながら
バックアップの大事さを思い知るはずだったが
じわじわと不機嫌になったあとは
海のとおくに浮かんでいるきもちになった

記憶は記録とおなじなのだが

 ....
あなたの灰皿でくすぶる愛着押しつぶす
私たちの家はどれも玄関から伸びる廊下が無数に分岐し
だからしょっちゅう間違えてあなたの悪夢に落ちていた

不安が強引に掻き毟るから
アトピーが再発して横 ....
白と黒が
澄んで灰となり
風に回り
風に旋る


皆たなびき
布にくるまり
渇いたまま
濡れている


風のひとつが
曇に触れるひとつを見ている
着 ....
強い朝日が
私に当たり
つまらない泣き言をとかす
かわりに
あたたかい確かなものを
照らした
ひとりじゃない
こだわってた悲しみを
朝のひかりに解き放つ
いいこと見つけよう
あなた ....
She lives uptown.
I live downtown.
She is slender.
I'm fat

She is Japanese.
But I'm American. ....
ある日突然
メディアから垂れ流された
大量の殺戮報道が
おれたちを
一瞬にして
世界のならず者に変えちまった
殺人鬼と
呼ぶ女もいる
テロリストと
叫ぶ男もいる


気 ....
巨漢6キロ!
ファーミックスの毛玉が
あたしの横には
いつも
横たわっている

ウトウトから
目覚め クセになって
確認するしるしぐざで
カレも目を覚ます

ナァ
(なに?)
 ....
腕を魚として
捕らえる 波間に
真っ黄色な 花びらを見た
視線は確かなのだろう

真っ黄色な 花びらを
波間に浮かべて
間に 差しこんだ
お札が ふやけていく

白色ではない  ....
眠りたくない人のために
この夜はあるのだ
シンシンと迫る
闇になじむために

健康な朝を求めて
僕らは夜を過さないのだ
キリキリと痛む
脳裡とともにあるために

僕は眼も耳も失 ....
なんか冷たい物が背中に当たった
冷凍林檎
ソレは自分の心だった
水分が凍って
膨張しているから
綺麗な赤が鈍くなってて
焦った
だって冷たいんだもの
それでも齧って
だれか食べて
 ....
  あつい夜
  壁にもたれて
  女が一人
  しゃがんでいた



  街灯が
  女の髪を乾かしていた



  化粧気のない
  山芋のような顔で
  その ....
通り雨の輝きの中に
君の命を見た

雨音は
昔流行った歌のように
単純なラブソング

絶対零度の氷の中に
閉じ込められた僕

こんなに近くにいても
手が届かない
追いかけられな ....
夕暮れの街
寂しいだなんて
どこからくる記憶だろう

誰かの庭先
小池に落ちて
もがいていたのは夢じゃない

ざわついた心は
夜に自分を責めて終わる

だけどそんなものはおくびに ....
俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲ



























 ....
切なさに押し倒された心は
バクテリアに分解されて
影もなく
跡形もなく
消滅します

そう、だから
安心して眠るといい

悲鳴は求めています
私はマジックアワーに焦がれ
真っ赤に ....
 
 
いつの頃からか口の中に
ハリセンボンが住み着いている
怒らせると針が口中に刺さって痛い
ちょっとした振動にも反応するし
取り出そうとして手を突っ込んでも
針が引っかかって取り出せ ....
ソーラーパワーを貯める小さな容器
一日中 陽射しの下に置くと
透明な中に太陽が集められて
暗がりに光る

夕間暮れの四隅にそれぞれ置くと
太陽の神殿のようで
くたびれた靴下の足跡も
遺 ....
ぐれてイグアナになった友人は
何か
忘れ物でもした顔をして
酒を飲んでいた
たまたま
その夜は
人間に戻っていたらしい
挨拶をすると
眼はイグアナのままで
何を考えているのか
全く ....
伸びる鉄
縮む影
鏡の沈黙
構築される塊
振動の消滅
無表情の象
遠くの人々

薄らな目
再現される幻
頭の中のその他
子を探す母親は
探して探して町じゅうを
探して探してあちこちを
空き地を路地を公園を
橋下を覗き川面に目を凝らし
袋小路を野を丘を
森を林を墓地を巡り
家という家訪ねて回り
隣の町を裸 ....
豚という字は
いのししという意味であって
猪という字が
ぶたの意味であると
中国では
そう いわれる

きらいなやつが
ほめられたり
じっせきをあげたり
いばったり
して
それ ....
ひとを見切るのが、
早すぎるのかもしれないけれど、
会社へ行っても、
あまりにも、信じられないくらい、
信じることのできない人たちばかり。
ぼくはもう、
いやんなっちゃったよ。

いや ....
これからは 君の 世界に あわせる
例え 占いの 結果が 悪くったって

私は 更に 
   皿の うえに
   沙羅を 重ねてゆく

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・° ....
――青空に白く輝く雲の塔
  降りしきる蝉の声
  激しい夕立
  長い夕映え
  潤むような硝子の星々――

見えない額縁に
あざやかに切り取られた
今この時 に
記憶と予感とがふ ....
数えきれない足音が
止まることなく行き過ぎる

結ばれないいくつもの視線は
風に舞う木の葉のよう

雑踏の中
交差点の真ん中
ここがどこだかわかっているのに
どこにいるのかわからなく ....
 どんなに後悔しても、喜びや悲しみは死なない
 それはたくさんの命の残り香に似ている 

 目を閉じるあなたを見ている
 揺れる肩は、それだけで物語になる

 あなたの口がわずかに開き ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
白い男くなきみ010/7/30 16:56
嘘八百ゆず110/7/30 16:56
リボルバーうずら豆110/7/30 16:46
*湯気藤鈴呼1*10/7/30 16:06
リカバリ乾 加津也3*10/7/30 15:40
美しい私2*10/7/30 11:12
めぐり ひまわり木立 悟210/7/30 11:00
誓い朧月110/7/30 10:34
She takes a beauty naturally.ペポパンプ6*10/7/30 8:40
イナット寒雪010/7/30 8:09
横たわる毛玉森の猫4*10/7/30 3:52
波間に見えた番田 010/7/30 2:23
シホ.N410/7/30 2:04
アップルフェイク秋也310/7/30 0:43
しゃがむ女草野春心010/7/30 0:07
レインドロップうずら豆010/7/29 23:40
トラウマ空美4*10/7/29 23:30
俺は砂漠の三日月に太陽の熱を鎮めるトカゲTAT3*10/7/29 23:25
廃退、わたし百瀬朝子6*10/7/29 23:17
伝言たもつ710/7/29 22:21
リトル 月砂木4*10/7/29 21:58
ぐれてイグアナになった友人は曲がり屋レオ...810/7/29 21:52
metaOz310/7/29 21:16
子探しsalco6*10/7/29 21:16
豚が成功するということa110/7/29 20:57
水曜日(昨日)の女はだいろ110/7/29 20:42
*海の底藤鈴呼3*10/7/29 19:55
夏の聖域[group]塔野夏子3*10/7/29 18:01
誰も涙を流さない薬指2*10/7/29 17:30
よだれOhatu010/7/29 16:15

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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