ふるまいがげびていて
ばかにされる
しねばいい
という
めっせーじをうけとる
ぶたなら
はむになる
しんじょうのとろが
あいての
せいさつよだつ
にぎる
ところに
だし ....
しなりと曲がる樹木 配列の整然とした
空気に雨が糸(のちの光ファイバー)をひいて回る
ホラ
結合する木のなかで落下した
根と共に拡散する
電子粒子
土
土の下に巡る雨の糸がその脳神経 ....
死んだような気分が好きでね、母さんは魚の切り身をよく買ってくるよ。
一応生きてるから家事ぐらいしようと思って、洗濯機を回すんだけど、洗濯物がないから空回りするばっかり。
あの音は幻聴みたいで嫌いだ ....
小学校から家に帰ると
母の店に勤める悦ちゃんが来ている
兄たちは学校からまだ帰らない
今のうちに二人で遊ぼう
きっと楽しい時間になるだろう
ぼくはランドセルを投げだす
悦ちゃんは少年少女世 ....
この夏が始まる頃に
僕にはわかっていたんだ
僕には二度と
夏がやってこないだろうということを
僕は知っていたんだ
だから僕は
すべてをほうりだしたいと思いながらも
すべてを見届けるた ....
美しい7月
太陽はまた新しく耀いて
波涛を映して瑞々しく
熱した白いアスファルトの上を娘たちは
日一日と灼けて
ときめきに図太くなって行く
楽しい事なら何でも起こる
碧いカレンダーの ....
霧が晴れる頃に土星の位置を確認する
優美さと沈着さを兼ね備えた惑星より
1610年のはじめましてから今日まで
こんにちは ありがとう ありがとう
話は変わって古びた書物のページに
以前の ....
樹が伸びてゆく
まるで雲を
追いかけるように
まるで青空を
突き抜けるように
どんなに伸びても
星になった
あの人には
届きやしないのに
それでも
樹は伸び続ける
....
君の趣味はマンガ本を読んだり、DVDを視たり、女の子との妄想に耽ったりしていることだと言いました。
そんな趣味に興味を抱く女の子って、あまりいないと思います。
誰かと、しばらく同棲した後に、
「 ....
日曜びだから
空をとべるような気になって
ベッドの上で
シーツを掴んでいる
ピアノは弾けないから
頭蓋のふちに立って
波立つ脳の海を
両手ですくっている
そろそろ
時間を積み ....
何で?
何で
無視するの
電話入れても
出てこないし
メール送っても
返事がないし
何で?
僕、なんか
君に避けられるようなことしたかな?
最近
冷たいね
どうして?
....
淋しくても
つらくても
私は泣かない
私の気持ちは
今は伝わらないかも
今は理解してもらえないかも
でも
あきらめず
いつかは
届くことを
信じます
口に出しては
....
僕は今
君に
とても
恋をしてる
僕の愛を
受け取ってほしい
君が好きだということを
わかってほしい
逢えない時間が
恋をつのらせる
目を閉じれば
君がいる
二人で ....
くちばしの長く伸びた蚊に足元を見られて貧血になるくらい
過不足のないライン上を歩いているから
ワタシの内側から何かを持っていこうとしないでほしい
ダレに宛てるわけでもないけれど連絡通路をてくてく ....
ジャングルにいます
密林です、どこまでも密林です
密接した林です
密着した林です
林さん、はわたしの母の旧姓です
秘密の林です
緻密な林です
わたしはリンゴをかじってます
....
しらない、でしょう
わたしのことを
ひとは「死」とよぶ
なぜかしら。
あの宇宙の闇をみ上げ
湾曲する砂浜の桜貝の
黙りこくる口から気泡を吐いて
すこしだけ雨にぬれる
夜が手放す風に透け ....
やつが通りを行くと
すれ違う人すべてが
やつの背姿に釘付けになる
アヴァンギャルドなファッションセンスに
やつのファンは熱狂する
やつはみんなのファッションリーダー
そんな ....
この小さくみすぼらしい結晶がもつ
本当の意味を
おまえは知らない
俺だけが知っている
その輝きの意味を
おまえは知ろうともしない
「キットハゼッタイデハナイノダヨ」
おまえはひん ....
街を歩けば
ファミリーがいくつも そこに流れる
楽しい 店で
歌声を聴いている
音楽の中で
ドレミファソラシドを さまよえば
偽りの噂が
帰り道のように 聞こえてくる
灰色 ....
焦げついた喉の奥に最も暗い夜がある
野犬逹が吠える
それは肺のもっと奥の方
何処か雲で霞みがかる月
歌いだせば
全ては煙のように這いで
誰の耳に入ることもない
それは誰に ....
無頼ぶる俺の性根照らしてごらん白熱灯
どんなにまばゆく暴いてもなにひとつしゃべってやらない
何も変わらないはずの俺たちの裸眼が
夜毎違うものを見せるのだからもう視力など信じるに足らない
....
熱帯のスコールが街に降り注いでいる
落ち窪んだぼくに 傘を差してはいても溜まりゆく雨
視界は不慮への屈伏から 夜露を湛えて滲む
爪先から徐々に激しく積み上がる感傷の血潮が
僕に夢を見せるの ....
くすりってどんなあじ
才能をくれるくすり
あるはずのないものが見えて
たのしくなってくるくすり
一口ちょうだい
あなたがのんでる青いくすり
赤いのはよくて
青いのはだめなのはなんでなの
....
こいつらがロックなんて言葉口にしたらぼくは間違いなく殺意を覚える
と思った矢先
そいつらは画面の中で
オフホワイトをバックに
しけた顔して不快極まりない口調で「ロック」とはを語り出す
ソ ....
強盗団の活躍が
俺の耳に届く頃
酸化しきった鉄の
熱がうるさくて眠れない
喋るのはやめだ
ねるのも食うのも
転げたパズルで
死にかけている
晴れの日には
晴れたなりに生き ....
自分の中から
だして だして いっぱいだしつくして
終わった頃にはからっぽ
になったみたいで
太陽だってみていてくれたけど
うつむいて逃げ込んでしまった
乾いてしまって
優しさが ....
Burning your heart.
Sleepless night.
You look upon me.
The sun is shining.
You gave much to me ....
とてもとても遠く離れた
それは
距離であり時間であり
近づきも交わりもしない
見えていても決して届かない月のよう
離れ離れのふたりの思い
奇しくも重なるふたりの思い
離れ ....
試みに彼の鞄を持ってみる
革製のそれは大きさばかり目立つが相変わらず軽い
きっといつものように家族が入っているのだろう
そのことは彼から聞いている
彼は信用するに値する人物なのだ
だから中身 ....
わたしが住んでいた部屋は
人づてに
まだ、空き家だと聞いた
散歩がてら
近くを通ってみたりもするけれど
表札を外されてしまったから
もう、帰れない
わたしに似 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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