水が一滴一滴
落ちる。
命の水が
落ちる。

虚しい心に
滴が落ちる
自然にまかせて
逆らわず

夜明けが待っている
静寂のとき
朝露に濡れ
二胡の音に酔いしれる

星の ....
鏡の中に

鏡の中に、ともに映った
妻の姿と僕
にっこり微笑んで
買い物のため
二人で訪れた,スーパー

明日は。その後は
君と僕
きっと幸せだろうね
三十二年一緒だ
君には少 ....
ほんとうのことは知らない
まつぼっくりがとても燃えやすいことは知っている
眠っていても
自分がものすごい勢いで回転していること
はるか遠い一点を目指して疾走していること
そんなことを知ってい ....
人生だとか 喜びだとか 私だけではなく
悲しみを
自分にしてしまえば 納得できる
悲しみは 全体は知らないから 出て行くのだから 
私なのだと 知っている


理由もない公園で
暗闇は ....
今宵わたくしは清らかな月が照らす中で
静かに静かに死に向かうのでした
わたくしよりひとまわり大きなわたくしが
わたくしを殺しにくるのです
あぁ月が南中する…
時刻はまさに0時をまわるころ
 ....
スルメイカの
矢印が
空を差している

私は
宇宙から
来たのだと

故郷の星へ
帰りたいのだと
お部屋はお気に召しましたか?
お部屋の窓から見える山にはヒグマがおります
わたしどもの誇りとする山々でございます
あの山から流れる川はそれはそれは清らかで
オショロコマはもちろん
イトウも大 ....
僕には重すぎたので

昨日に孤独を置いてきた

今日みんながそれを見つけて

見えないふりをする

でも孤独はみんなを見ている

深海のような眼で
真夏の光が
俺を焼く
俺は焼かれて
灰になる
そして秋など
待ちもしない
キミはあたしに
なにをした?

思い出とはいいたくないけど

いい思い出ばかり

いっしょに笑った
ケンカもした
ほんとのコトバで話した

短い時間だったけど
恋してる
いま ....
稲光のする夜空
降り出した雨の中
いつものように娘を迎えに行く

遮断された自動車の中
音楽さえ流せば雷鳴はかき消されて
稲光もストロボに堕ちる
はずなのに一閃されるたびに心が騒つく
 ....
うその悲しみ

ほんとうの悲しみ

そのあいだの悲しみ

だれかの悲しみ

ぼくだけが見つめる悲しみ

あなただけが見つめる悲しみ

ひとはたぶん

悲しみにくるしみたいん ....
ベンザリン・レキソタン
この2種の眠剤のお世話になり
もう6年・・・

いちばんひどい 覚醒睡眠のときは
使っていなかったが

これを使うようになり
個室を手に入れ

一時 安らか ....
おれはくるしみたい
おれはおまえでくるしみたい
たとえば八月の朝
池をながめるベンチのよこで
たとえば熱い夜道
家までつづく短い坂のうえで
たとえばオクラを
並べた皿のマヨネーズの横で
 ....
純粋な自分を守り
透明でいること
内面の輝きを大切にして
貧しくとも自分の生き方を守り
真を求めていく事
正しいことをする。

君に約束したかった事
それは
1.大切にする事
2. ....
海の底にはきっと
生まれたままの
わたしがいて
何も知らない
あなたが手を伸ばす
わたしはいつも
あなたを知っている?
海の底にはきっと
わたしがいて
ぼくには廊下を走るしかないのか
なにもできずに世界の一員であることを
ぼくは駆けつけることもできなかった

文学で立ち向かえるのか
どうやって立ち向かうのか
立ち向かう理由なんてあるのか
 ....
頑張りを知っている
あの子の
あの子の
あの子の
頑張りを知っている
後悔はしていないと思うけれど
くやしくて涙が出るのは
つらい。
転職したいと考える。
あまりにも、職場のにんげんどもが、くだらないから。
もういやだ。と思う。
だけど、もちろん、冷静にもなる。
サラリーマンなんて、だれでも、どこでも、似たようなものだ。 ....
ふるまいがげびていて
ばかにされる
しねばいい
という
めっせーじをうけとる

ぶたなら
はむになる

しんじょうのとろが
あいての
せいさつよだつ
にぎる
ところに
だし ....
しなりと曲がる樹木 配列の整然とした
空気に雨が糸(のちの光ファイバー)をひいて回る
ホラ
結合する木のなかで落下した
根と共に拡散する
電子粒子


土の下に巡る雨の糸がその脳神経 ....
死んだような気分が好きでね、母さんは魚の切り身をよく買ってくるよ。
一応生きてるから家事ぐらいしようと思って、洗濯機を回すんだけど、洗濯物がないから空回りするばっかり。
あの音は幻聴みたいで嫌いだ ....
小学校から家に帰ると
母の店に勤める悦ちゃんが来ている
兄たちは学校からまだ帰らない
今のうちに二人で遊ぼう
きっと楽しい時間になるだろう
ぼくはランドセルを投げだす
悦ちゃんは少年少女世 ....
この夏が始まる頃に
僕にはわかっていたんだ
僕には二度と
夏がやってこないだろうということを
僕は知っていたんだ
だから僕は
すべてをほうりだしたいと思いながらも
すべてを見届けるた ....
美しい7月

太陽はまた新しく耀いて
波涛を映して瑞々しく
熱した白いアスファルトの上を娘たちは
日一日と灼けて
ときめきに図太くなって行く
楽しい事なら何でも起こる
碧いカレンダーの ....
霧が晴れる頃に土星の位置を確認する
優美さと沈着さを兼ね備えた惑星より
1610年のはじめましてから今日まで
こんにちは ありがとう ありがとう

話は変わって古びた書物のページに
以前の ....
樹が伸びてゆく

まるで雲を
追いかけるように

まるで青空を
突き抜けるように

どんなに伸びても
星になった
あの人には
届きやしないのに

それでも
樹は伸び続ける
 ....
君の趣味はマンガ本を読んだり、DVDを視たり、女の子との妄想に耽ったりしていることだと言いました。
そんな趣味に興味を抱く女の子って、あまりいないと思います。
誰かと、しばらく同棲した後に、
「 ....
日曜びだから
空をとべるような気になって
ベッドの上で
シーツを掴んでいる

ピアノは弾けないから
頭蓋のふちに立って
波立つ脳の海を
両手ですくっている

そろそろ
時間を積み ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
朝露ペポパンプ4*10/8/2 7:55
鏡の中に生田 稔6*10/8/2 7:52
ついえてゆく熾火佐々宝砂410/8/2 4:14
理由に公園もなく番田 110/8/2 2:21
誕生日麻生ゆり3*10/8/2 2:15
イカロス小川 葉210/8/2 2:01
ペンション・チャンマイロ[group]佐々宝砂110/8/2 1:20
昨日に置いてきた孤独やす110/8/2 1:14
夏の光ふくだわらま...110/8/2 1:09
キミはあたしに森の猫2*10/8/2 0:16
日記kauzak4*10/8/1 23:39
ほんとうの悲しみ吉岡ペペロ410/8/1 23:32
眠剤森の猫1*10/8/1 23:20
おれはおまえでくるしみたい吉岡ペペロ710/8/1 23:13
透明な水面ペポパンプ4*10/8/1 22:44
夜話110/8/1 22:31
子殺しのメカニズム吉岡ペペロ610/8/1 21:53
もらい泣きゆず0*10/8/1 21:51
終わった夏2*10/8/1 21:51
日曜日19時の女はだいろ410/8/1 21:43
体の30パーセントが水a110/8/1 21:39
網状脳波KETIPA1*10/8/1 21:15
自滅mad.ra...110/8/1 18:12
焼かれすぎた胸のフライパン殿岡秀秋410/8/1 15:20
僕にはこの夏がシホ.N010/8/1 15:13
7月、八月salco10*10/8/1 15:03
寂しさの温度瀬崎 虎彦110/8/1 13:53
星と樹の想いうずら豆110/8/1 13:40
GAME OVER Part.1西日 茜3*10/8/1 13:30
なにもない因子210/8/1 13:11

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