ひらひらと舞う桜に
頬を切られて
春なんだと気がついた

痛くない傷の後ろで
遠近法みたいに
並んでる思いは
順番通りに死ねない

好きなものを
好きでいるために
さよならを決め ....
街道沿い、ひとりいく
雨降りの今日、水飛沫あげ
何台かの車、通り過ぎ
雨垂れ、傘に沿い落下する

春の深まり上がる気温、
冷ましひんやり雨降りの今日
浮遊するよな心持ち、
まるで何かに ....
She said,
"Whales are fish that fly in the sky."
And I believed her words were true.

 ....
見交わす、
立ちのぼる、
瞳の中にまるで陽炎のように揺らめいている
うす紅色の櫻の樹木
強い追い風に吹きつけられながら
一匹の猫が
民家の塀を
豹の速度で駆け上ってゆくさまが見える
掠 ....
ぼくの犬が消えた日
空には深爪したような月があって
そこだけがぽっかりと
穴が空いているようだったよ

ぼくの犬が消えた日
学校までの通学路はとても長くて
おまえのだらんと長く伸びた
 ....
          - impromptu


 常々{ルビ妙=strange}だと思っていたが


 豫々{ルビ願って=wish}いたが


 實は薄々{ルビ氣付いて=notice ....
大きなコップで
熱いかもしれないと
慎重に
慎重に
カフェラテを飲む君の
眼差し

ほっぺ

僕はもう
倒れそう
好き

ほとんど飲めないで
くり返す
その
眼差し
 ....
アスファルト割り
僅かな隙間から
タンポポの黄色い花、
群れなし道端に映える

この執拗な生命の生育に
意味はなく意味もなく眼、
惹き付けられる
僕という人間にも
意味はなく
只  ....
  

やさしさがあふれるような風が吹く

やさしさがあふれるような街に住み

やさしさがあふれるような人にあい

やさしさがぼくの心をくるんだよ


ごまかしてなんていないんだ ....
遠く街並み きっと人いきれ

横臥して窓越し 日常と隔たれ

わたしはここ 私はどこへ

鳴り止まぬアラーム 時が止まらぬよう

昼も夜もなく生きる 時が進まぬよう


休むに似 ....
○「流されていく人生」

世の中は流れている
僕は流されている
流れにさからってもムダだ
さからったらもっと流される
自然に流れされた方がいい

世の中は流れている
僕は流されている ....
いつまでも直らない。おのが、おのの肉を喰らい千切る。とりあえず寒々とした部屋で、リュックを背負う、罪を背負う。12.5キログラム、を背負う。もう一度破壊して、また再合成するために、つよく太く束ねなおす .... カブトムシ野郎が
愛と平和なんて言い出すから
世の中つまらなくなったんだ
というハンター・トンプソンの
言葉が好きで好きで
俺もこんなことが言いたくて
ものを書いている

ポリコレなん ....
私が歌っているときに
キーを上げたり下げたりしないでください。
そういうのちょっと、分からないんです。

私が歌っているときに
サビのいいところで合唱しないでください。
裏打ちで拍手をしな ....
私の町の
五百年を過ごした
大きな大きなクス
大地とつながり
空とつながり
人とつながり

一年一年 年輪を重ね
五百年分の出来事や人の思いを
その内に大切にしまいながら
この先も ....
 

や、やぁ
みなさん。

大きな希望がなくても
別に何もしなくてもいいんだ。

満開の季節は
もちろんのことだけど
いまさっきの桜の散り際だって
美しかったよ。

あ ....
すべて逃れ去っていく
すべて過ぎ去っていく
なかで、
けっして忘れられないモノ
けっして忘れてはならないモノ

  *

誰もが
それぞれの
限界と可能性、
抱え生きている
そ ....
タピオカにはミサイルがある
かぎられたみなしごたちのまえには
泥水がはいったペットボトルが幾本もあって
それを飲み干さないとみなしごたちは
前へはいけなかった
みなしごたちはみんな嘘 ....
思い出し笑いよ
いつの日か

いくつかの
別離の後の
いくつもの
沈黙の先に

やってくる
明後日の群れ

名前を忘れても
台詞を忘れても

同じ匂いの風が
頬を
 ....
水の色する春の空

静か独り、浜辺に立つ

群れる者達、エゴイズムの海

逃れ、打ち寄せるイメージの波

浮かぶ波間の混沌は

思考の光に照らされて

弾む言ノ葉、生動の渦
 ....
HISTSHELL-like BrainMenu Version 0.88
QQXXXラジオマップ(2nd.css Version 3.00)が変更されました。
telexxx.dat  ....
○「登山の効用」
山に登って
青空を眺める
山の空気を吸う
山ガールと話す
よみがえる青春

○「虐待」
世の中の皺寄せが
最後は子供へ行く

○「ハゲ頭」
僕もオヤジに似てき ....
うっかり足を抜いた
もう戻せない
この街はまだ元気
悪口だって言っちゃう
後で笑って誤魔化すつもりだった

うっかり両手も抜いた
鏡より先に知ってしまった
本当の姿
自由は醜い
自 ....
知ってる人がいる
知ってる分だけ見つめる
知らない部分が話しかける
知って欲しいと言いたげに
逃げる私を捕まえる

自問自答の雨あられ
記憶は既にびしょ濡れで
街は途端に頼りない
ど ....
「今日の貨物も 重そうだな」
「ああ 空の雲も 重そうだな」

凍り付く森の枝先 すり抜けて 
貨物列車がゆく
港の駅まで たんたたんと

コンテナの奥はガラスの水槽です 
銀の平原を ....
他人の人生に深く関わるなんて

ごめんだよ 何度も失敗してきたから


嘘つき 頼られたいくせに

愛されるより 失敗するほうが簡単だから


わがままにいじけていたほうが刹那は楽 ....
四月は
新しい生活に馴染めない
潜在的自称詩人が
その芽を出す季節

───今より他の場所へ

その思い一心で
自称詩投稿サイトの門を叩く

しかし、自称詩人になることは
何の価 ....
エンドレスの痛みって

割と素直に死んだ方がマシって思わせる

「痛み続ける生になんの喜びがあるのか」なんて

面倒な思考の暇も無く なんでか

苦しみに抗って

楽な姿勢を探して ....
   
   薔薇の美少年

                         
かれの手よりも おおきなオレの手で
エスコートするように そのかたく骨ばった
小さな手をとって
かよ ....
今日の残り時間を いや
これからの日々を
一体どうやり過ごせばいいのか
博物館の展望室の幅広い窓から
霧に包まれた青い湖をみる
博物館って言ったって
それほど大きい訳じゃないから
あの切 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
beautiful worldミナト 螢2*23/4/15 12:39
雨降りの今日にひだかたけし4*23/4/15 10:50
Summer and Whale's Tale投稿者2*23/4/15 8:57
櫻坂本田憲嵩623/4/15 1:36
オムライスちぇりこ。923/4/14 22:21
John Nothing墨晶1*23/4/14 18:55
カフェラテそこまで熱くはないのだけれど日朗歩野3*23/4/14 17:42
ノンセンス2〇言葉の向こうにひだかたけし3*23/4/14 16:15
やさしさにくるまれて秋葉竹423/4/14 14:53
抱きしめて短角牛1*23/4/14 13:16
独り言4.14zenyam...2*23/4/14 9:31
磔刑本田憲嵩3*23/4/14 3:29
ハンター・トンプソン花形新次223/4/13 22:56
私が歌っているときににゃんしー223/4/13 20:58
大きなクス日朗歩野1*23/4/13 20:30
蟷螂の斧、ふりかざし秋葉竹123/4/13 20:09
ノンセンスひだかたけし6*23/4/13 19:05
タピオカしんどいモリマサ公223/4/13 18:08
再会やまうちあつ...2*23/4/13 17:13
静観の時に(改訂)ひだかたけし7*23/4/13 16:22
utuo9m.datナンモナイデ...3*23/4/13 14:16
独り言4.13zenyam...1*23/4/13 9:10
抜け殻妻咲邦香123/4/13 0:11
知ってる人1*23/4/13 0:03
水 槽 列 車松岡宮15*23/4/12 23:28
哀しきモラン短角牛2*23/4/12 22:37
自称詩人発生注意報花形新次223/4/12 22:12
痛みのなかで短角牛1*23/4/12 22:09
過去作二編(薔薇の美少年、百合の男)本田憲嵩3+*23/4/12 21:24
市立博物館の星より1*23/4/12 20:14

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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