ふわっと蒸しタオルで顔を包まれる安心感
顔を包むホイップクリーム
束の間の緩みから転落するように
カミソリが肌を滑るスリル
リラックスがこそげ落とされ
たらればが緊急に緊張を引き出し
背骨 ....
良い火星の石、瞬いた。魂の異世界よ。
よいかせいのいしまたたいたたましいのいせかいよ
血だ。とんがり触れたレプリカント達。
ちだとんがりふれたれぷりかんとたち
痛い痛い。敵居る ....
極夜にひとり読む活字は文明のかすかな点滅
泣くから悲しいのだし
悲しいから泣くのだ
その行為には嘘はない
泣くというのは祝福された自然な行為だ
感極まるとき
涙の嗚咽に飲まれる
そのときその人は浄化されている
血も涙もない人が
....
トンネルを抜けてもそこは闇
光を捜してやっと辿りついても
また長い長い暗幕がまるで目隠し鬼のように
私の精神(こころ)へと覆い被さってゆく
いつになったら闇は晴れるのだろうか
身体に ....
ずっとずっと君に恋してる
こんなこと書いても君は『下手くそな詩だなぁ』と笑うかもしれない
でも・・・それでも、いい
構わない
これは君だけに贈るコトバだから
だから、今だからこそ ....
〝この詩はまるでシュールレアリズムだ〟
誰かが言った
〝いや、タンビ主義だよ〟
鼻を鳴らしながらもう一人が苦笑(わら)った
まるでコトバの葬列だ
湧き出る泉から汲み採られたばかりの詩 ....
歩みよれば
空から天使が
降ってくる
光る太陽
変わらない日
今日の気分は快晴らしい
暗闇の中に置かれた
精神異常者が
主張も出来ずに
崩れていく
今は愛の季節だ
風が強 ....
去年の秋のことだ。
老婆がひとり、道の上を這っていた。
身体の具合が悪くて、倒れでもしたのかと思って
ぼくは、仕事帰りの疲れた足を急がせて駆け寄った。
老婆は、自分の家の前に散らばった落ち葉を ....
吹く風の光り
抜けてゆく想い
水際に佇む女の子が
泣きべそ顔で向こう側へと渡って
いった
精一杯力を振り絞り生き抜いて
熱が出て
どうしようもできなくなって寝込む
苦手な液体の薬を
私に無理矢理呑ませ
みかんをてんこ盛りにして
始終世話を焼いてくれた
いつもは私に強く出れない ....
時計だらけの夜空をみあげて
ふと
生きてるって
突き放されるゲームみたいだなと
ふと
想った、よ
過去を渡れるはずがないのなら
海に近い潮の匂いのする川の
大きな ....
私には
色んな欲望がある
しかし、それがすべて手に入る訳では無い
いや殆どすべての欲望は
叶えられないと言っていい
手に入れている他人に対して
イライラしたり
不安になったり
絶望 ....
甘美な毒を囁く邪な蛇にイブは微笑み
アダムは創造主の鉄槌に拳を振り上げる
背後には漆黒の闇に響く神の咆哮
楽園を追い出され後戻りはできない
血塗られた茨の道を彷徨い
地獄の業火が明滅する世界 ....
義務と責任に 取り憑かれ
小さな嗚咽を 飲み込んで
それすら 笑顔で遮った
君はどうして 無理をする
あればならぬと 奮い立ち
恥をかくなと 叱りつけ
そうして 自分を守るのか
背負 ....
塀越しに高く高く
はなみずきが咲いた
芝生に植えられた一本の花水木
随分昔のことのような気がする
裏口から出られる婦人は
いつも和服をきちんと着て
わたしににっこり微笑んで
丁寧 ....
にわかに冷たい風の便り
燃え尽きぬ心(しん)を揺さぶる微かな怒りを持って
銀色に光る雷を振りおろす
あぁ、静まらぬ我が阿修羅が紅黒い焔を身に纏い
柔な嘲笑を叩きつけんとする
鋭く研ぎすま ....
モノトーンの空を見上げて君を想う
もしこの空が君のところへと繋がっているなら
どうか僕を浚って欲しい
強く吹き付ける雨が僕の涙となってガラスの窓を叩く
薄暗がりの幕がやけに網膜に染み付いて ....
君はいま空のなか
見果てぬ夢に胸を膨らませ異国の地へと翔ぶ翼
隣で笑いかける友人と固く手を取り合い
希望の門をくぐり抜け人混みに消えてしまう陽炎
僕の知らない言葉を喋り
初めて触れる建造物や ....
もうセイシンは隅々に残っていない
びた一文、かすりもしない
一筆書きの短い眉がふたつ
戦場のように廃れはてた顔面を二つに
引き裂かんばかりに離れて
てん てん
脂肪の表面を剃刀でうすく ....
オイスターバーで牡蠣を食べてから
その人が知っているバーに寄る
ハイボールの入った錫のコップ
水玉がたくさん
ひいやりとした感触
別々の駅だから
私は地下へ ....
#これはAIによって書かれた詩#否、そうではない#このトンネルのむこう#かつては人であった#魚の怪物#フルーツ・バスケットを捧げなさい#おかしなファッション#タピオカが好きだなんて#おかしい子#屋台と ....
それは、<恐ろしい>を表象する塔。……あってもよいのだろうか? <恐ろしい>が。──あっても良いのだ、なぜなら世界は、いくつもの戦慄で満たされているのだから……いや、まさしく無数の。きらびやかなこの ....
幻のような町にいた どこかで風景が流れる光景を眺めていた 音のない世界だった 時折誰かとすれ違った気がした なにも見ないようにしていた 鳴いている仔猫を見かけた気がする 歩道橋の階段を登り 車の流れる ....
宵の口
街灯が灯る
あの坂を見上げたら
鼻の奥がツンとした
愛の言葉が尽きない
恐らくは永遠に
死んでも尽きないでしょう
私は死を恐れません
その向こうに何かがある
私とあなたと
死んだ後も一緒に
ほら空から聞こえてくるでしょう
オルゴール── ....
かつてそこにあった屋敷を眺める僕
いつもクラシック音楽が流れていた
塀で囲われて中の様子はわからない
僕のクラシック人生のように
安定感があっても大切なものが見えなかった
ある日養生シー ....
今日の飯、うーーーーーーーまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トンカツ、サイコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーー
たまらんわーーーーーーーーー
また ....
胸締め付けられる想い
月日が流れ君が僕を忘れても尚のこと僕は君の面影を追い続ける
それは〝アイシテル〟なんかよりももっと深い意味を成す言葉
もしも白い幻(ユメ)の続きを僕の心に遺したら
....
苦く甘やかな時の既に過ぎ去り
撃ち落とされたバタフライ、
掴み取りにいくこの場所にて
複雑に絡み合った人生因果を
少しずつ解いては閃光走り
(クスリはもう効かない
自らがクスリに成 ....
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