詩を書く 夜空を
イメージの中で 黒い
私は宇宙で 見上げると バスに乗って
テントで 描くことしかできなかった
青色として私は
知らない 景色を
暗くなり 流されていくだけ
私 ....
イタリア人じゃ
ねえけどさ
冷めかけの
ピザじゃ
始まんねえんだよ
第一
寂しいだろ
台所で
まるっきり一人
泣きながら食べている
みたい
じゃ
ねえ
かよ
違うか
お前 ....
心や言葉で
人は人を騙せます。
でも
瞳で人を騙す事は
出来ません。
ねえ
貴方のその笑っている瞳の
裏に潜む孤独な日々の営みを
私に ....
食欲を満たすことと似ていて
定時がくれば欲しくて堪らなくなる
こんな自分を浅ましいと感じながらも
私は君のズボンに手をかける
払い退けられても手を伸ばして
埋まら ....
焼けた石の上を滑らかにすべる水銀
光ったかと見えてそこにはない
それは一匹のとかげ
生き物であることを頑なに拒否する
草むらに放られたまま忘れられたナイフ
発見からまぬがれる殺人事件の凶 ....
記憶もおぼろげな
懐かしい味
大好きだったそれは
行商のおばちゃんが持ってくる
あんこも入っていない
手作りの味
一緒に入っている
きな粉が唯一の甘みになる
朝早く電車に乗って ....
おもちゃに耳打ちする
バ
Tシャツ脱いで食べた
ウ
政治家に塩コショウしたいっ
ム
枕がどら焼きだった
ク
幽 ....
俺を必要としている女を捨てることがある
人生は花火のようだ、は芥川の舞踏会だ
花火はなにをものまねしているのだろうか
永遠という観念の嘘を暴いているのだろうか
永遠ではないこと ....
息吹を置き去りにして君は
素直になった
砂を走った
八月は並行して走る
水打ち際で風に舞った
戸惑いは前触れもなしに
鮮やかなモノローグを割いて
今ここに君といることを
あまりにも ....
溜め息で踊る心根など
お前達には解るまい
波打ち際で
寄せ返す白線を
追いかけたり逃げたり
入るつもりもなかったのに
いつの間にか裸足になって冷たくて
まくったズボンが不意の波にずぶ濡れて
そういう夏を何度も繰り返していた
....
俺の腕から逃げていった
逃げたのはいいけれど
逃げた先生きていけるの
俺の方が巧く飛べる
俺の方が速く飛べる
俺の方が遠くへ飛べる
翼の急所を掴んだから
もう身動きできない
一緒におう ....
うすむらさきの川に指をひたしたまま
舟が帰らぬことを願っていました
あなたは何故そんな
紙の花のようなことを言うのか
とうの昔に終わっていたのに
今がはじ ....
ひかりの加減を気にし過ぎるとき、音楽の音量を気にし過ぎるとき、階下の物音を気にし過ぎるとき、窓の外のトラックのバック警告音を気にし過ぎるとき、しんとしたノイズを求めて、しんとしたノイズだけ ....
わかっていたはずだろ
求められた自分の考えに
毎度墓場を与えられる事くらい
気づいてたはずだろ
問いに答えるという事は
決められた正解に跪く事だと
正しいにせよ ....
にわかに雨が降り出す
濃厚に萌え立つ雨の匂い
という名のアスファルトの匂い
パラパラパラと傘を撃つ
雨粒が急速に嵩を増して
バラバラ
ザ
ザー
ともはや見分けもつかずに
速 ....
星がすきなのに
星座にはまるで 興味がない
プラネタリウムの傾斜の座席は
私を 私自身の夢の星へといざなう
隣のあなたは
きっとまた笑うのでしょう
線で結ばれた
星座たちはどれも ....
きみのし
考えたこともなかったし
その日の空はうそみたいな顔をしていたから
言葉は何も浮かんでこなかった
この物語では
信じられないことが
信じられないほど起こるし
それ ....
こんなにも胸が苦しいのに
あなたはそれを知らないふりをする
こんなにも、こんなにも
アナタを求めているのに
笑顔を向けるだけ
決して触れてはくれない
こ ....
乳周りは
今年4月に測ったら
130cm
ついでに
腹周り尻周りも同じ
130cm
仕事に追われ
忙しくて死にそうでも
何故か
サイズは
そのまま〜あ〜
夕飯を二度食 ....
お花がありました。
虫が飛んできました。
鳥がやってきました。
皆仲良しです。
風がそよぎ
ラッパの音が聞こえ
お城から王女様が
出てきました。
農民は皆
王女様が大好きでし ....
ほんとうは
レンジであたためなんてとんでもない
だーくな箱の中にとじこめて
ボタンを何回かピッピピッピ押して
なにかされるんです
ひきつって声も出ないたぶん食べものが狂い死んで
あたためら ....
虫けらに
一匹のちっぽけな虫を
叩こうとして
いったい、どれほどの敵を
この虫は逃れたのか
私が殺害しようとしている
この虫は
わたしではないのか
これから、いったい
....
窓越しに外を眺めて
揺れる木々に風を感じた
私は扇風機に吹かれ
渇く眼に瞬きを繰り返した
そしてソファーに横たわり
髪を梳いた
このまま眠れば
全てなくなっているので ....
カラスアゲハの
遠慮がちな青みかたが
なんともいえず爽快だったから
ぼくは急いで
シャツを脱ぎ捨てた
もしかしたら肩甲骨あたりに
あるんじゃないかと思って
見落としてきた空への切 ....
僕が歩いてきた後には
道が出来る
でもその道は
決して戻れない道
僕が行けるのは
未来に伸びる道無き道
逃げ場なんてありはしない
ただひたすら歩むのみ
ここまで来る ....
お茶の水橋から聖橋
まぁるい大きな輪っかが見える。
下半分は揺らめいて
昼間に鎮座する月のよう
にび色の神田川は足がすくむほど
高い地点からしか眺められな
い
その水面をじっと見つめ ....
たましいがつゆだくだ
秋の気配
空の雲のないところが
透明になっ
て
クーラーが前髪にあたっ
て
かなしくて幻になっていた
風が暑ぬるくほどけていた ....
みんな背中に
対になる両翼を携えて
空を飛んでいるのに
ぼくだけ
左側にだけしか翼がない
幼い頃には
確かに右側にも翼があったはずなのに
みんなぼくの背中を見て
かわい ....
眠たいときのように
井戸を掘りつづける。
ぼくは
素足
の
まま
空腹をかかえて
朝だった。
朝のコップ、
飲んだら
消え
た
いきつぎ、
掌
白桃
ぶどう
し ....
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