たとえ月まで逃げたとしても
自分の陰からは逃れられない
陰は満ち欠けを繰り返し
決して消えることはない
でもそれを恐れるな
あばただらけの醜い自分を
きっと誰かが照らしてくれる
....
テレビでクイズ番組を放送していた
面白そうだったので
テレビの中に入ってみる
星空のきれいな高原みたいな場所に出る
子どもの頃、幸せな気持ちで
家族と一緒に来た気がする
振り返 ....
みんな孤独に部屋にいた
さびしい目をして
だれかの心の
ひかりは影になって
疑わずに抱きしめていた
疑われずに抱きしめられていた
ふたりともちがう空のした
雨 ....
=サブタイトル(おもてとうらからみる物のかたちや色が異なるせかいで)
わ た し は み る
それはわたしの至高をおしひらく ひとしずくのデッサンだから
さわるリンカク ....
林ますみ「林ますみは無実だ」
天パで頭の悪いムライ「誕生日プレゼントとしてママに好きな女の子とのセックスをねだる御曹司」
天パで頭の悪いムライ「そんな言葉を聞くと俺はゾッと ....
ビルの屋上で靴を脱いで
飛び降りることが出来るなら
樹齢百年の木の枝に
縄をかけて首を吊ることが出来るなら
富士の樹海に目印なしで
足を踏み入れ迷い彷徨うことが出来るなら
実行する ....
眠剤も飲まずに眠ったのに
長い長い 夢をみた・・・
相方は 退職金を元手に
車椅子を使う人たちのケアハウスを
自宅兼ねて建てることにした
定員は肢体障害者1級の息子も含め
4 ....
朝焼けとして川辺に立ち、私はそこの炭に焼き芋を自分の消えていく寂しい影として見ている。私にはどこか遠くから焦がす匂いが漂ってくる。魚が遠くで跳ねている。私は白いボートの流れていく姿をそこに見た。私はそ ....
ガキガキした言葉が群がる
拾った一つが「縁」
感じるのは恐竜時代からだろう
大好きなでっかい奴が
鮮やかなメロディ歌って
僕をときめかす
とろとろ溶け出した光景が
起承転結を訴えかけ ....
かみさま
みたされて眠るわたしに
なぜ朝をあたえるの
今日が今日のまま
おわるようにと
境目をつけたまぶたに
かみさま
からっぽな朝に
わたしたちをなげだす
....
田舎の山奥で
ゴミ収集車が来ないから
ゴミを ....
スルメイカは恐れおののく
干乾びた体を
焼かれて食われちまうんだって、私
私が彼に会いに行こうとすると
必ず何かがおこる
しかも私の体に
遠距離がはじまって
4ヶ月
1 ....
ここから見た景色 見果てぬ輝きに
旅は続いていく 足跡を残して
広がる空の向こう 流れる青い風
もうちょっと追い掛けてみよう いつか辿り着けるように
敷かれたレールに沿って仕方なく歩いてい ....
永遠に続く命
霊となって
生き続ける。
言霊の幸わう御国に
君と僕は生きる。
而して人の命は大切だ
人から発する想いは
何よりも尊い
而して話しは大切だ
人は想いを持って生ま ....
ここはぼくのいる場所じゃない
だから余計真剣に事に当たる
じぶんの何かは分からないけれど
その何かをひきちぎるようにして
しぼりだすようにして事に当たる
そうやって最初っから存在して ....
歯医者にいった
芸能人やスポーツ選手も来ている有名なところだ
副医院長は長瀬智也に似ていた
たいして腕もないのにぎらぎらと自信満々に口のなかをいじられていると
とてもじゃないけど耐えきれなかっ ....
蝕 ある天体が他の天体の一部または
全部をおおい隠す現象。日食・月
食、星食のほか、惑星による衛星
の食や恒星同士の食などもいう。
蝕 蝕 ....
ここにあるものはなんだろう
数字を必死で追いかけてるよそ
海の向こうの現実には無関係を装う
TV報道にとりあえずの涙、流してみました
明日のことはわからない
目を瞑ったら最後、なのか ....
どっからどこまでがぼくで
どっからどこまでがわたしで
どっからどこまでがじぶんなんだろう
どっからどこまでがきみで
どっからどこまでがあなたで
どっからどこまでがあのひとなんだろう
....
竹の林の中
尺八の音が聞こえる。
三味の音も聞こえる。
鹿威しの音がカタン。
全てを忘れて
心を無にする。
時間だけが経ち
何も変わらない
寂しい想いが残り
世の中の虚しさが ....
手を繋いで
麓の公園に行こう
木々がある
川がある
きらめく日差しを浴びて
大地の空気を
体いっぱいに吸い込もう
一緒に食べるお弁当
一緒に遊ぶバドミントン
夕暮れの ....
車が来るまで
苦しみが走る。
風を切ってさ、
また、とまる。
自分は話して
すっきりして
深く反省する。
夢は捨てない。
顔を赤くして
言葉の機関銃
矢継早に話し
つかれ ....
もしも車を降りて歩いた道になつかしさがあるなら
初めての土地だというのに二度と行かないというのに
どこまでもありふれた水田の続く田舎道を
よそ者が歩くのは珍しく少し勇気がいったけれど
私は覚え ....
雪もないのに
足が滑って
しりもちをついたら
青い空が
広がっていた
青い空の下では
誰もが幸せだなんて
とんでもない嘘だけど
そう思い込むほうが
幸せになれるかもしれない
....
みんな時々思うことがあるだろ
なんで自分は生きているのか
理由を求めて
東へ走ってゴミ箱を漁り
南へ泳いでアンコウと戦い
自分が何者であるかを
手帳に書き込むため探し求める
....
鏡のトリックで
あくびだらけの教室から
抜け出してやろう
外には黄色い球体が
呆れるほど輝いている
音速を超えた蝉の声
鼓膜を激しく貫いて
今日という日は
未来永劫来ないか ....
無痛でいられた頃
ただ手触りの良い毛布に包まっていた頃
こんな風になるとは予想もしていなかった
せめて(きみと水)を飲みたいとマグカップをくしゃくしゃ握りしめる
皺くちゃの破片が幾重にも折 ....
サクランボの余韻
朝はちぎって立ち上がっていった
急かされたガラスの小鉢は微かな花模様だけを残して
ごとん、
洗い桶の水の底へ消えた
いただきますもごちそうさまも
さよ ....
疲れた風の日の
私は 眠りに落ちていく 言葉も
黒い 微かな 中身を
なくして
誰だろう その色を 遠い
私は見ている
過去の黄色い 浜辺に 私がいる
遠くには 山々が
木陰 ....
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