其処にあなたはいるのに
イラナイ
と云ってしまう喪失感
自分のペースを
取り戻し
師匠と話す。
楽になる。
世の中が
好転した
人は先生先生と
よってくる。
苦しみは消え
耐える。
君の笑顔を
見たいから
彼らの歌に嫉妬する
あまりに上手に歌うから
僕の歌は群集に掻き消された
もう歌う場所すらない
『お前は産業廃棄物』
『ギシギシ軋むのがお似合いだ』
嘲りの歌が聞こえてくる
そ ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue
}
あしたてんきになあれ
ふたりでデートにいこう
きょうは週末ハッピー土曜日
いっしょにあそぼっ ....
あなたとわたし
二人だけ
誰も入ってこないよう
内側から鍵をかけた
ロンリーハート
凍えそうな夜とも
今日でさよなら
ああ
密室の恋
あなたとわたし
骨になるまで
....
あの日、あなたは逝ってしまったと
聞いた
ぼくはドーン・グロウの朝焼けを
小さな宝石にして
ポケットにしまった
憎しみは残り続けるかもしれない
しかし、憎しみとはなんと
陳腐 ....
起きぬけに 聞こえ驚く 蝉の声
*
蝉の声が 珍しい 訳じゃあ 無かった
地元でも 聞いていた 筈だった
だけど 起こされる迄の 大音量は
初だったので
思わず 録音スイッ ....
五体満足であった頃
僕は不完全だった
すべて整っているのに
僕には自分に
見える物が
聞こえる音が
感じる手触りが
踏みしめる足跡が
遠くの祭囃子みたいに
理解しようとして
....
拍手の中
舞台に上がり
メルシーボクー
メルシー!
スピーチをする僕
初めてテレビに出る。
汗を拭きながら
ダジャレを言う。
賞を受ける。
喜ぶ
これからも書き続けようと
....
空中分解したことばたちを
だらしない二の腕や腰回りにひっつけて座っている
いつのまにか夏も夏、それがもう
どろどろの睫毛の先にも刺さらずに
興味がない、が一番言いたいことなのは
一体全体
....
ティペットが
アイに通らなくなってきた
おそらく
それは右眼のせいであった
自分が思っている以上に
自分自身の
メンテナンスが必要だった
フライロッドにも
リールにも
ラインにも ....
家族愛はすべてこれを禁ずる。
愛は諍いの源であり、
家族を無謀にも守ろうとするときの愛こそは、
もっとも危険な諍いを生むからである。
落ちてゆく者は、
落ちるがままにとどめる。
かれを ....
かなしくなって夜明け
まぶしくなって朝
いらないいらないいらないよ
もう二度と目覚めなくていいよ
本当のこと言ってるのに
聞き返さないでよ
通じない言葉同士で
会話しよう
....
ノートに幹が
木陰が倒れる 転がる車をなくして
コインの葉から
水が転がり落ちていく 赤色の靴を
茶色がなびく なびきながら人が転がる
靴が倒れている 鳥と話しをしようと 飛んでいく
....
魚が 跳ね
池の周りに 津波ができる
白の波紋が 広がっていく
ブラックバスも 跳ね回って
尾びれが 水面に絵を描く
川面では カブトや
クワガタが 飛び交っていった
アブラゼミも ....
{引用=飲み込みが早くて助かるよ}
何度目かのメッセージは私の社内メールに届いていた
見過ごしてた、忘れてたなんていえない
こんなメールが、PCが使い物にならなくなるぐらい長い間眠ってい ....
たった一つでも
感情を込める事が出来るなら
嘯いた無意味な言の葉に
深さも重さも与えられるのに
明朝に目覚めるまでの数時間
向き合った壁の高さに目を背け
僅かながらの自由を数え
....
わたしの言葉のスケッチの竜巻の
なかに見覚えのない名前があった
「 西 嶋 ....
夏の終わりが
僕をくすぐるようだった
沸きだした熱が
いつの間にか
きみのかたちになって泣き出すと
僕は立ち止まるばかりだ
ここがどんな道でも
同じ
夕暮れの光は
ふたりを隠 ....
ムササビが夢を見た
空高く舞い上がる夢だ
青い空に吸い込まれる
下から見えなくなったら嬉しいな
ムササビは夢見た
青空に溶けていく自分を
空の青に消えてしまう姿を
夢見て微笑んだ
....
カレンは
桟橋の上で煙草を吸っていた
昨日
目の前で
軽自動車がトラックと衝突した
3年前
遠く離れたビルの上
人影が飛び降りた
5年前
電車に乗ったら
血だらけの男が
ハンマー ....
「脚のながいスツールのうえで複雑な味のカクテルを飲んでいるってだけで、夜を知った気になるのはやめたほうがいいわ。」
「認識を変える必要があるかもしれない。お互いに。」
「世界は熱湯のなかにあっ ....
「隊長!蝉を発見しました!」
「放っておけ!奴はもう虫の息だ!」
不確かな全てを確かなものにしていく
ひまわり柄のワンピースを見ていた
あなたに、
わたしの中でずっと壊したかった
砂時計が初めて音を立てる
ギターの弦をやさしく弾かれた瞬間、
見失った ....
肌触り
あのひとは
もういない
猫背
熱を
うしなった
最初から
あのひとは
いなかったと
夜通し
泣けたら
あきらめよう
どんな優しい言葉を連ねても
ぼくらは生命を奪い続けるしかないと思うと
赤黒い口がとても悲しくなる
ぼくはとても綺麗だったはずなのに
とても青かったはずなのに
どうしようもなく
汚れてし ....
小林製薬の糸ようじを使って
歯と歯の間を綺麗にしようと
土曜日のわたしは思い立って
ゴムサンダルに変な柄シャツ
寝ぐせと無精髭で出かけたら
HONDA DIO ZXに搭乗した
ヤンキーの人 ....
誰もお前なんか見たくないんだ
視界に入っているだけなんだお前は
フレームの中にお前がいるから
見たくもないのに見えてしまうんだ
だから早くパンツを穿いて家に帰れ
公務員試験の勉強を始めるんだ ....
真夏は
ほんの瞬間
シャッター押す間もないほど
僕の眼は今だけの
眩しい光景を切り取って
君の瞳に写る僕
僕の瞳に写る君
無限の合わせ鏡
30度を超えた真夏日
僕と君の姿 ....
あなたと
暮らした
六畳一間の
アパート
今も当時のまま
においも
昔のままに
残ってる
あなたと
一緒に
いることが
幸せだった
間違いだとも
思わなかった
....
3267 3268 3269 3270 3271 3272 3273 3274 3275 3276 3277 3278 3279 3280 3281 3282 3283 3284 3285 3286 3287 3288 3289 3290 3291 3292 3293 3294 3295 3296 3297 3298 3299 3300 3301 3302 3303 3304 3305 3306 3307
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.08sec.