真夜中2時の青ざめた部屋
居心地が悪くなって窓を開ける
迷い過ぎた …考えすぎだ 冷めていく現実
空見上げたら光る粒子

願い、辿る軌跡
願う、不確かな奇跡
磨かれない輝石をかざして
 ....
スーパーマーケットの
タイムサービスで
父が売られていた
お惣菜売場の隅に
さみしそうに立っていた
私が買った
うれしそうな顔をする父に
何か食べたいものはないか尋ねると
 ....
お母さん
殻を捨てて
どこに行ってしまったの

虫って短命だ
それなのに
幼いわたしは必死になって
いのちを透明な箱にぶら下げて
笑っていた
(昔 蝶のこと)
もし/わたしがちょう ....
夏の終わり

ちっと舌打ちした彼女の悪意は
秋の初めには
彼女のもとへ戻るだろう

向日葵のような少女の笑顔は
来年の桜の頃
少女のもとへ戻るだろう

悪しきの足は速く
良のもの ....
ベッドに、青い月光がさし、
はじめて来た女の子をキャンセルし、
しみじみ、
厄年は恐ろしいと、打ちのめされる。

とうとう、
ぼくも、性病持ちだ。


おちんちんになんかの消毒液 ....
大王にも統率力のあるやつと
ないやつがあって
キュロス2世はひきいるが
ダリウスはひきいないという
じょれつがあり
ランクによってわけられる AとかBとか

ほかに人間にも
たいしたや ....
夕焼けを迎える前
乳白色に染まる空
その色がまるでホットミルク
凍える冬を終わらせるための魔法

芽吹き始めた桜
風に震えるつぼみ
その色はまるでホットミルク
長い冬を眠らせるための魔 ....
ジェットコースター乗って
夢の世界へ行こう
怖かったら目を閉じて
耐えよう

重力変動には弱い俺
隣の君は喜んでいる。
怖いもの知らず何処に
その元気があるのか
分からない。

 ....
雪が降るのは
冬が来たことをしらせるため

雪が降るのは
がちゃがちゃうるさいものを鎮めるため

雪が降るのは
少しだけよりももうちょっと大きい寂しさを
人にしらせるため
夜の海へ飛び込んだように
目の前の景色が滲んでいる
零れ落ちてゆく星を見上げれば
私はこんなにも小さい

打ち上げられた空き缶と海藻
錆に絡まる濃い色合いが生々しくて

気づけば思いき ....
あの日も確か雪で






丁度あれぐらいの大きさの竜が





南へ向かって飛んでいった





私達は先を急いでいた ....
枯渇した心に君が
ゆっくりとアイをカタムケタ


ゆらゆらと満たされ
ふらふらとたゆたう
僕は海月にでもなったようだ
柔らかく
震えてもっと
君に触れてほしい



皮と ....
ランチのあとヨシミを会社のビルディングまで送り子供のように素っけなく別れた
東京のよく知らない道をヨシミに教えてもらったとおりシンゴは帰った

歩きながら会社からのメールを覗いた
むかし夏の日 ....
久しぶりに酔いつぶれた

たった瓶ビール2本で

その日はなにか その人に
無意識にメールをしてしまった

新宿で待ち合わせて
1時間だけ飲む

何年ぶりだろう
いっしょに飲むな ....
線路というやつはなんだって
この直線的な箱を
ねじ曲げることなく
流していけるのだろう
緩やかに曲がってくクセして


ぼくは客車のぱさぱさとした手触りの赤い
キルトのようなベッドの上 ....
白い塔の表面を
カッターナイフで削ってみると
そこから
赤い血が滲んできたので
包帯を巻いてやった

それが正しいやりかたなのかどうかは
知らない

コンビニのゴミ箱に捨てられていた ....
君を夏の一日に喩えようか
君は更に美しくて
更に優しい

夏の日差しは全てを等しく照らすから
心地好い虫の音はあまりに早く過ぎ去る

輝くばかりの新芽や花弁は
刻に陰らす雨雲によりその ....
君の夢で飛び起きる

ベッドが俺の形に汗をかく

悪夢なのか、正夢なのか境界線は消えてしまった

どんな夜にも朝は来る

良い人が現れる

そんな理論は聞き飽きた

自分で決め ....
地獄の奥底に
煮えたぎった湯が
沸いている。
線香の匂い

人肉を食べる鬼
金棒でぶっ叩き
つるし上げて
糞尿地獄

針の山
飢餓地獄
舌を抜かれ
人権が
尊重されていない ....
とることの出来なかった
君の手を

自分の手を強く握り占めることで
誤魔化した





あんなにも求めあった筈が
こんなにも簡単にはがれていった

その事実に零れるものはな ....
                 100824






方違えが面倒なので
裏口から出て
裏道を通り
表門を閉めて居る振りをしていたら
ケータイが鳴ってすぐに切れる
 ....
何かを 君に 伝えるために
言葉ばかりで 足りなかったから

僕は 大好きな 大好きな
この音を

君に 届けたいと
そう 思ったんだ

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:* ....
会社で毎日のルーティーンワーク
すると
ぼくの肩を叩いた同僚が
ぼくを名前で呼ぶ
生きてきてから今まで
慣れ親しんだ響きじゃなく
初めて耳に飛び込んできた名前
驚いて振り返ると
 ....
美しすぎる貴方を
自分の躰の一部にしてしまおうと
よこしまな私は
咀嚼して貴方を消化した。
三十六歳児 
ランドセルを背負ったら
肩を脱臼した
自宅で昼間に一人でさ
三十六歳児
ランドセルを背負ったら
肩を脱臼して
人生初の119番さ
ランドセルを背負ったまま
救急搬送され ....
笑いたければ笑えばいいって
素敵な台詞をあなたが言うから
思い切り腹を抱えて笑ったんだけど
わたしってどうして殴られてるの?
どうして鼻を中心に殴られてるの?
正中線が人体の急所だってことは ....
仕事が全然ないのだよ
バイトも全然ないのだよ
なによりやる気がないのだよ
だいたい時期も悪いしね
季節は夏で無暗に暑いし
実際景気も悪いわけだし
だから今すこし私は待つよ
どうにかなるま ....
 
 
この人生を
すでに一度経験したような
気持ちになることがある

高校を出て
失われた十年が
やがて二十年となり
ある日突然
大切なものを失う

そして私は
実家の庭の ....
分かってほしい

その厚そうで薄そうなザラザラしたようなツルツルしたような時にはデコボコしたような
大きさだって色々あった方がちょうど良いじゃない


知りたくないのならそれでいい
 ....
酸素と染色体を使うことで蛋白質を
透明に軟骨を青に骨を赤に染め上げる透明骨格標本。

私、これに成りたい。

人間は汚いよ
臓器も醜い
だから骨に成りたいとずっと思っていた。

透明 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
星彩相羽 柚希1*10/8/26 2:42
タイムサービス小川 葉14+10/8/26 2:32
いのち桐谷隼斗110/8/26 1:53
終夏の空に流るるもずず310/8/26 1:35
尿道の痛み、月の光はだいろ2+10/8/25 23:54
率いない大王 黒ダリウスa110/8/25 23:54
hot milkAkari ...1*10/8/25 22:38
遊園地ペポパンプ2*10/8/25 22:16
雪が降るふる小太郎110/8/25 21:57
バタフライ・エフェクト中原 那由多410/8/25 21:43
dragon phantomTAT1+*10/8/25 21:19
「だからもっと愛して」と僕は謂う瑠音210/8/25 19:20
音のない洞窟吉岡ペペロ310/8/25 17:49
薄い胸森の猫4*10/8/25 15:39
リトルナゴヤとカブトムシーズの冒険-1水町綜助7*10/8/25 14:45
スカイツリー大覚アキラ410/8/25 14:02
一 二110/8/25 13:13
_しょうた010/8/25 12:39
地獄の釜ペポパンプ2*10/8/25 12:38
愛してるala1*10/8/25 11:04
予定通りに行くとあおば6*10/8/25 9:06
*ハープ藤鈴呼2*10/8/25 8:43
偽者と本物寒雪110/8/25 7:41
薔薇を喰らう。れもん310/8/25 5:03
人生セガール、ご...210/8/25 3:46
人中210/8/25 3:46
改題210/8/25 3:45
予定通りに行くと小川 葉2*10/8/25 3:37
みかん赤澤るろる010/8/25 3:16
透明骨格標本朽木 裕2*10/8/25 2:46

Home 戻る 最新へ 次へ
3262 3263 3264 3265 3266 3267 3268 3269 3270 3271 3272 3273 3274 3275 3276 3277 3278 3279 3280 3281 3282 3283 3284 3285 3286 3287 3288 3289 3290 3291 3292 3293 3294 3295 3296 3297 3298 3299 3300 3301 3302 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.1sec.