もし
とりになれたなら
いけるだろうか
そのばしょへ
もし
とりにうまれたら
なくだろうか
そのこえで
もし
とりがしんだなら
くりかえすだろうか
おなじかな ....
触れるのはまだすこし怖い
けれどずっと見ていたい
近くに来ようと 遠くへ行こうと
わたしにはすぐわかるのよ
あなただけを見ているから
手をつないで キスをして
緩やかにあなたを包んで
....
もう
酒と煙草しか
愉しみはなくなった
それから詩
鼻で笑われてもいい
あまえんなと
卑劣に
罵られてもかまわない
ただ、これだけは
どうか私から
奪わない ....
ばーかばーかと
目を覚ませと
正論を叫び続けても
あなたに泣いてしまう
公園を散歩すると
光が溢れている
私の闇ではなく 光が 駆け回っている
子供は連れ立っている
私は行かなければならないのだろう
明日は 空だ 私のトランクを
待ってくれないから
....
浅く、深く
とめどなく流れる河のように
私は呼吸をはじめる。
誰かの指図ではない。
自らの意思かは怪しい。
けれど、
生きる
為に必要なステータスは
自然と脳から指令が出されて
運動神経から伴 ....
今
ここ
という
現実質感
朝
正午
真夜中
唯だ過る
夢
実存
微睡む
頭蓋の内
月
天道
経巡る
宇宙の理
{引用=
夜の鉄塔に
不意に生える街
怯える目を
置き去りにして
黒々と
増える
天辺から
樹が生えたかと思うと
それも鉄の塊
夜が音を立てて吼えた
音にならなかった
だが ....
生い茂った雑草と荒れ垣の傍らを通った時
暑熱に倦んでくすんだ葉の重なりが
茶の葉のような甘い匂いを立てていた
私の鼻腔は喜んで、私の足はなるべくゆっくり歩いた
ああ、晩夏の匂いだ
過ぎ去りつ ....
その子は
”太陽のようこちゃん”と
呼ばれて 育った
あぁ 自分は太陽みたい
なんだな
と ぼやんとおもいながら
思春期を過ぎ
闇の部分をココロに
かかえはじめた
....
ねえ
私今日
気付いたことがあるの
私の心
まだ死んでなかった
ねえ
私いつも
実は泣いているの
愛する人の幸せを願えないって
なんて不幸
服のボタンを
....
「The end of end」
いつも、夜が明ける頃には羽ばたいている、僕の羽。
(小さな卵の中の、予め雛鳥と記述された雛鳥)
いつも、夜が明ける頃にはふるえている、僕の羽。
....
私たちの子供は全部で46人もいます。
彼の子供が23人で私の子供も23人。
今日私の子供の一人がとても落ち着きが無くて廊下に出しておきました。
私たちのお部屋のピシッとした雰囲気を壊すのでしかた ....
実際問題
....
割れたコップ
壊れた冷蔵庫
彼女はいつも苛々してる
こぼれたチョコチップ
鳴らない電話
唇を噛んで
その場をやり過ごす
いつだって
繋がってたいんだって
毎日笑って
....
あらかじめ壊れたものを受け入れるのは、
壊れゆくものを見つめるよりも、きっと易しい。
でもどっちみち、
どちらにしても、
空気のすくない星で暮らすようなもの。
見上げれば一番星
こいつは絶対降ってこない
降ってくるのは飛行機ばかり
そして魂が登っていく
『一番星よ 降ってこい』
滅びを望んで夜空に願う
みんな一緒に天に登ろう
重力か ....
ふと感じて
視線を上げると
一対のみどりの複眼に捕らわれた
陽だまりの中で静止したまま
波紋のように威嚇する
縄張りを荒らす気分じゃないし
恥ずかしいからあんまり見るなよ
半歩退いた ....
雨ならば
雨を 浴び
晴れたれば
汗を かき
雪ならば
踏音を 楽しみ
曇れば
不惑を 有する
澄み切った
青い空を
ふと思うことなく
見上げたとき
今は亡き彼女から
あ ....
口笛についての十箇条
という本を手に取る
森は今日も図書館だ
また迷い込んでしまう
薬研堀の夜景は夜飛ぶ鳥たち、の巣
漏れ出したようなかすかな星空よりも
営みの湿気をまとった森の夜光虫 ....
少年よ、きみは、決して働いてはならない
労働するなかれ
きみの魂をきみならしめる何ものかのためのほかには
落ちているパチンコの玉に映る空に
きみの希望をすべて投げかけよ
博打をうて
冬に備 ....
優しいお母さん
シッカロールの匂いがする。
スベスベの肌
柔らかい腕
タオルに身を包み
スヤスヤ眠る
毎日が輝いていて
毎日が楽しい。
ミキサー食
ゼリー食
きざみ食
普 ....
婚礼の宴が開かれ
清々粛々と
儀が執り行われる。
笛がむせび泣く。
この時をもって
生まれ変わりを
宣言をする。
過去を捨てる。
未来のために
過去がある。
二度と同じ過ち ....
平和なこの世の中
平和な行いをして
平和な食事をして
平和な睡眠をとる
毎日笑って
毎日アイス食べて
毎日コーヒー飲んで
毎日昼寝をする。
銃のない国
食糧のない国
法のな ....
風の弱い 祭りの日
千代紙で折った鶴を
そっと巾着に忍ばせた
少し早足で あなたと並ぶ
慣れない下駄に
つまずきながら
漆黒に
赤や青の屋台が
眩しくて
熱気に
....
水に音がする
今日、記念日
心臓がヒトからヒトへと
伝染していく
いくつもの屍をまたいできた命が
測量会社の裏口を叩く
内から命の返事がある
シャボン玉は飛ぶ
空へと延びる ....
いっぴきの蝉が
務めを終えたように
仰向けに落ちて
空をひっかいている
親しんだ木々の幹に
戻る力はもう無い
おまえの瞳が
磨きたての宝玉のように
くろぐろと光をたたえるのが
....
春から夏が過ぎ
秋になった
秋とは名ばかりで
残暑は容赦ないけれど
あたしの想いは
どんどん育つ
大きく 大きく
なりすぎて
手にあまるほどだ
もう やめよう
....
ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
それはとても危険なことで
....
きのう月ははんぶんで
それはそれで気持ち良さそうに
浮かんでいる気もしたけれど
ぼくらの星の衛星は
勝手にひかりに名前をつけられている
まるでひかりが月みたいじゃないか
....
3251 3252 3253 3254 3255 3256 3257 3258 3259 3260 3261 3262 3263 3264 3265 3266 3267 3268 3269 3270 3271 3272 3273 3274 3275 3276 3277 3278 3279 3280 3281 3282 3283 3284 3285 3286 3287 3288 3289 3290 3291
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