時計を壊しても
流れる時間は止められない
時間は無限に過ぎてゆく
でも僕の時間は無限ではない
いつか終わりが来るのだ
せめて目一杯あくびをして
時間を吸い込んでやろう
笑って ....
悲劇のヒロインを助けに行くの?
王子様
死ぬのがえらいんか
犯されるのがかわいそうか
病気が心配か
おまえが行ってどうなるの
死ぬ死なないがやりたいのならよそでやれ
小さい頃 ....
完璧な森 深い緑色
完璧な埋葬 残酷な金色
完璧な・・
森、埋葬、そして墓標
額縁、衣、カンナビス
矛盾・・
贅沢な墓標
(ひとごろし)
///・・・
....
はばたく翼
ああ、私は表現する術を喪った
ああ、うめくばかりの私のくちびる
ああ、絶句したばかりの
私のくちびる
こうばしい匂いは
おとこのこの
おへその上からする
おんなのこたちは
それを知って
おんなになる
青い朝も
青い夜も
青い汗も
過ぎてしまえば同じようにいとしい
はやくすべてが過ぎさって
いとしいものになりますように
イッツ オーバー
僕には今が
全て終わってしまった世界に見える
風はやみ
水は凍り
止め処ない循環は
すでに枯れ葉のように頼りない
イッツ オーバー
なぜこんなに悲しいのだろうか
....
リクルートスーツとかマジありえねぇんだけどーきゃははははぁははは、とか言って左手で膝叩いて右手で指さしてたら、その女が奈津子だったから俺のちんこは死んだ。
マジ勘弁なんだけど、このブサイク、死ね ....
電話がかかってきて
行ってしまった
幸せになるんだ
といって
コケリンドウの
花をみつけた
ちいさな青
の付け根のあたり
淡く
消えそうなものに
私はいつも憧れる
たくさ ....
他人の死は見ることができ、
自分の死は見ることができない。
他人の表情は見ることができ、
自分の表情は見ることができない。
自分の何かはすべて想像だけで、
鏡に写った自分が本当に自分 ....
台湾人がやっている置物屋で買った
誕生石にまつわるブレスレットを腕に巻いていたら
霊能者にさんざん罵倒され
軒下に巣食っていた日除けの蜘蛛
ジリジリ逃げる
堕胎した子を洞穴まで連れて ....
真夜中に揺り起こされた
見知らぬ男が側にいた
男は声を潜めて、島を焼く、と短く言った
これから島を焼くのだという
どこへでも好きなところへ逃げろ、そう呟いて ....
日焼け止めなんすけどね、いやね、俺もね、ミカさん見習って美白しようかな、なんて。イメチェンっていうか、黒いの嫌だなって思って、黒人とか恐怖の権化じゃないっすか? ギャングスターを連想して僕ちゃんちび ....
好きな人のために
命を投げ出すなんて
愚かなこと
僕はしないよ
僕たちは見ていた
星を
夜の
空の
それぞれの 星を
見ることで
何かが晴れ渡るわけではないけれど
僕たちは星を見ていた
夜の暗さのどこにも
それぞれの気持ちを投影す ....
動物は恐いな。だって、言葉が通じないんだもの、わかりあえないよ。でも僕が恐いと思うのはライオンさんとかで、僕がライオンさんとかを恐いと思うのは、僕は食べ物じゃありません、っていう人間の勝手な理屈が通 ....
骨のコツコツ鳴ります
糸の編むように眠ります
サバ缶とサケ缶の区別はつきます
お尻から椅子に座ります
迷路の続きにまた迷います
....
プロポーズは
提案なのだ
コンフェス
告白でも
意を決した
まなざしでもない
明日
映画は何にする?
って
当たり前の
昨日と今日の
あわいに
そこに咲いている
....
安っぽいパフェのような
ありふれたクリームの
ことばなら
いらない
たとえば
リンゴ
歯ごたえと
その甘さ
いずれをも味わえる
絶妙のスライスを
私は
常に意識する
....
温もりの届かぬお尻の先 刺の形をした影
あいつはきっと元気を洗ってる
瞬きをしらぬまま濃いるを待っている
握りしめたものは人工のなか
いなくなったときのことなど感じてはいない
握りし ....
運び出された棺は小さかったので
担ぎ手は四人で足りた
会長は、喜寿を過ぎても出勤していた
迎えの車がリムジンだったのは
会社の沽券に関わるだけの事で
カーヴに技術を要するサイズだったのは
....
音もなく湧き上がる
心の機微
見えずとも確かな証は
間違いなく刻印された
過去に犯した過ち
見失った想いたち
今日に繋がるためだったか
と
胸に染み入り
心に刺さる
....
ジャズのあう空
スネアの音
体が思わず踊る。
ハイハットの音
手をつなぎ
家に帰った
腹が減った
カレーを食べる。
ウキウキする時
植木鉢に水をやる。
真っ赤な大きな
太 ....
壁際に寝返り打って
左手を動かしている
やっぱりお前は
出すつもりだな
悪いことは言わないから
部屋の鍵はかけておけ
何故だか
そんなときほど
不意にオカンが
やってくるものさ
....
そして私は歩くのだ
そこに 誰もいない 街を
レンガのように ああ
壁の 中を 黒っぽくなった
そうして 新聞を持って
ひとり 私は歩いていこう
言葉にされたそのあたりに
....
渋谷を歩いた
小綺麗なスラム出の子がそこには歩いてた
私には 風景の 目の一部ではないので
渋谷なんぞは見えない
都会であっても
新宿は 眠くなる街だ 素敵ではない
現実なん ....
暗闇
走る車
浮かぶコンクリート
一直線
ひたすらに
漂う
ユウレイイカ
光を明滅させながら
ゆらゆらと
回りを
アクセル
合わない周波数
割れるBGM
覗く悪魔
....
愚痴を聞いてくれる「誰か」
グロッケンを演奏する「誰か」
一緒に登校する「誰か」
会ったら手を振り合う「誰か」
優しくしてくれる「誰か」
思いきり罵れる「誰か」
愛している「誰か」
....
咲いてる花に
命感じて
触れない手でだきしめる
薄い色の
その命に
なにかを託して歩き出す
認めてほしい
心のありか
だれかがいれば救われるの?
想いを重ねない
川の流 ....
弟と拾ってきた仔犬
団地では飼えないからと母にきつく言われ
泣く泣く拾った場所へ戻してきた次の日
くんくんと悲しそうな鳴き声忘れられなくて
自転車に乗り夢見ヶ崎まで
小高い丘の上には ....
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