薄くめくってゆけば出口があると
思うのだろ
決めてるのだろ
片手を壁につけて
ゆくんだよと教えた
両手を水平に保って
おぼつかない足取りで
リズムにあわせてすすめば
ほらついた ....
綺麗なものである
美しいものである
そうであった
それはもうない
小さな音で電話が震える
まるで鼓動のようだ
簡潔な4文字が暗闇に浮かんで
そして消えた
{引用=
しにたい
}
その振動に縋る為に
何度だって返すよ
だから
だから
....
私の率いる言葉の群れは
かなり暴力的らしい
運良く怪我をさせずにすめば
糖尿病にするら ....
あつかましいとか
じぶんをしらないとか
いうことだけはごたいそう
とか
....
ダーリン それは素敵な音楽だった
そんな気がする思いで 私はMTVをぼんやり見ていたのだろう
蛇口をひねっては あの頃の夢は
壊れた アパートの 何だったのだろう
あんたはだれだろ ....
最初の雨の火に焼かれ
槍や矢の血の頬を娶い
色なき泡を
曇へ放ち
海を消す火
ひかり鳴る海
寄せる片目
まばたきの波
黒円が重なる
白濁が白濁を射抜く ....
私があの娘と会ったとき
期待と歓びが全身を駆け巡る
神の前に在るかのような歓喜と畏怖
あの娘がこちらへと歩いてくるのを見て
微笑んでもらえると知ったとき
世界に我が敵はなかった
あ ....
宇宙はきっと真っ暗で
僕らが思っている以上に
光は寂しい存在で
正しさなんて儚くて
足元につくばう蟻と
天井から落ちた雨
雲泥の優劣なんて
誰が決めたんだろう
取り残された星に ....
金色のイングリッシュハーバーと
ほの暗い夜の、木造の波打ち際で
一線を越えずに囁きはさぐり合う
{引用= So move with me
With me removed}
エコーするハーバー ....
あなたはとても照れくさそうに笑うそれを見るとわたしは無性にいとおしい気持にあふれる
(わたしたちの愛に余裕はないのだから)
偶然だねとかいっしょだねとか聞くとどうもその手には弱いみたいあな ....
夜明け前の空の色が
好き
深い群青からじょじょに
混ざり合った茜色
朱色
明るい赤みを含んだ水色へ…
私たちは今
夜明け前なのかもしれない
今日への希望をはら ....
いてもいいだろうか
視界を遮ることはしないから
立っていたら迷惑だろうか
何も出来ないほど憂鬱なのか
愛や恋や友情は
潜在意識に打ち込まれた楔
足に繋がれた鉄球
きみは言 ....
人の声がしていた
気のせいかもしれない
聞かなければ、
聞かずにすむのかもしれない
鬱蒼とした密林の獣道らしかった
薄日の差し込むそこは、鳥が時折 過ぎていく
朝ならばもう、あたしは学 ....
追いかける バッタの姿を
緑の息の バッタ
空には 川が流れている 青い
青くない 赤い トマト
飛行船 黄色い
地上の子供の 声がする 練習の
吹奏楽部も 走り抜ける 本番 ....
夜明けを待ち
闇とともに消え去る
我が魂よ
抜け殻の肉体だけが
賛も否もなく
ただ うなづくのみ
群れに馴染めず
術を知らぬ
愚 ....
母の家までいくと
まだ幼い母が
家の前でひとり泣いていた
なにか悪さして
家に
入れてくれないのだと言う
私は扉をたたいた
悪いのは
この娘ではなく
私なのだと
....
妻が身籠った
『妻』だから当然僕の子だ
妻は強い女だった
いや今も強い女だ
その昔、彼女はこう言った
人は正しく死ぬ為に生きているの
その意味が分からなくて
でも彼女が死をおそれ ....
もう解約したはずの
父のメールアドレスに
メールを送る
すぐに返事がくる
なんだ
やっぱり生きていたのだ
Delivery Status Notification (Fai ....
ネス湖にネッシーがいて
くっしゃろ湖にクッシーがいるから
サンソンカルラスコにはサッシーがいる
という冗談が
あまりおもしろくないことは
わかる
という程度の把握力では
世渡りが危う ....
いまは夏でも秋でもありませぬ
軌道上のリセットスイッチを
昨夜、弾きましたゆえ
どうぞ、お持ちの未練など
そこな小川で流しなされ
間もなくこの野にも人が溢れますゆえ
どうぞ、お急ぎなされ
....
バスドラの響き
サイドシンバルの嘆き
ハイハットの規則性
スネアのアクセント
CRYするギターのうねり
むせび泣くキーボード
今度家に遊びに来てと言われる。
ライトハンド奏法見せるか ....
英語の歌詞だからうたえっこなくて
だけど今あたしのカラダになじんで
でたらめ英語でがあがあうたえば
気分は明日へゆけそう
ふいにバラードなんてかかって
座る場所すら確保しなくて
唖然と ....
らららららららららと空が笑った
らららららららららと君は真似る
ストッキングも
重いカバンも
肩の上がらない窮屈なスーツも
何も知らず持たない君は
綺麗な声でらららと ....
久しぶりに実家へ行った
1年ぶりのことだ
改装したとは聞いていた
ただいま
真新しい 木目の引き戸を開け
急な階段をずんずんと
上がっていった
あれ?
あたしの部屋で ....
とにかく感情的なぼくらは皮肉じゃない単純だ
エクストラな君を見ているのはぼくだけじゃない
君らもだ
朝の紫
虹色のオレンジ
コバルトの魚
左
一つのフレーズで新聞記者たちは世界を望む
....
誘惑に楔を打ち込んで
眠る時間まで起きていると
耳元で死に際を忘れた
昆虫が床に爪を研いでいる
仕事の量で計るものでは
ないのかもしれない人の生に
僕はまだ何も成し遂げていない
長い ....
水に汚れた草花
ヒトは抗弁を繰り返す
木漏れ日の中
黙とうの中
唇と弾とが交わる
契約は成立したのだった
外側からしか見えない
古い木枠の窓辺に
あなたが車椅子に座ったまま ....
腹へった
腹へった
腹へった
腹へった
腹へった
腹へった
はああああああ〜
らああああああ〜
へったあああああ〜
ガオオオオオー!!!!
はらへった
はっ? ....
心を切り刻まれ
首も動かせない
フェイクの心をもつ
人を恨み恨まれ
耳鳴りがする
頭がボーッとする
放心状態
話しはまた明日
全てが満たされている。
好きな事好きなだけできる ....
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