こんなにもいとしい生き物が

かつて宇宙にいたのだろうか

ゴッホは弟をさがしていた

テオはこんな顔をしていた

きっとこんな顔をしていた


にまいめの写メにはおまえが写って ....
千代田線で
背の低い女が
目の前に立ち
ぼくは痴漢と間違われないように
満員電車ではいつも
腕を組むか
両手でつり革をつかむか
本を読むことにしている


暑すぎる夏の朝だった ....
小綺麗に整頓された
博物館というのは
謎めいた怪しさがなくて
つまらない
里山のジオラマが
自然を嘘臭く見せる

小さい頃見た
博物館の陳列は
モノのそっけなさが
却って
世界を ....
昨晩よりも丸い月になります
天象航路
あふれてありふれるべきもの
月光

示準化石としてのアスファルト
示相化石としてのコンクリート
昔、日本があった場所

ストーンサークル・オルゴ ....
風に揺れるカーテンに
包まれながら

あたしひとりだけ
まるで黒点のように
体温が低かった





ずっと遠くで
白い線に沿って走るあの人は
なにに急いでいるんだろう

 ....
がたがたの地面の上で小さく微笑む。

どうしたら綺麗に私らしく笑えますか。

胸を張って笑える人になりたい、それが今の私の願い。

お腹の中に悲しいことが響いてもいいから。
こことはちがうどこかで
わたしとはちがうだれか
いまとはちがういつかに
わたしのことをおもっていた

そんな想像するたびに
生きているの退屈になる
今日すれちがった友人より
ずっと近く ....
ハレヤカな日は
ハレルヤ
アレルヤ

金も地位も無くし
しょんぼりしていた
マイダーリン

人間性同様
みるみる
ちっちゃくなった

うなだれた彼を
洗濯バサミでつまんで
 ....
目を閉じて
太陽が昇り
沈んでゆくように
視線を動かし
頭の裏側の出来事をみる

頂点はいつも気持ちがいい
沸点で水と水蒸気がとけあっているから
熱くまじりあっていて
苦しくてあぶな ....
全能の主なる美幼女神は支配者であられる
この世の領国は我らの主とその信徒の国である
そして彼女は今より永遠に統べ治め給う
諸王の王
主の主
ハレルヤ!

権力

智恵
誉れ
 ....
泣き顔が
僕の世間の片隅で
次第次第に数が増え
しかも奴らはでかい顔
僕の居場所を奪ってく

泣き顔が
僕の世間の真ん中で
どんどんどんどん数が増え
しかも奴らは湿っぽく
僕の顔も ....
一輪のバラは
永遠のものとなった。
水も栄養もいらない。
枯れる事を知らない。

金があるとろくな事をしない
車内で煉炭を炊いた
亡くなる4日前に会った。
もう助けられないと思った。
 ....
近所の学校
小学校
高いところにいく
歩いていくしかない
水泳はできる
津波が来たらおしまい
辞書にも載っている
切ると助かる、喉とか
嫌いなものを食べていくうちに
 ....
‥などと言えば
マラドーナの疑惑のゴールだったり 至高の国宝工芸を造りだす人のことを指したりするわけだが
或る人によっては何やらよからぬ癖などを想像したりもして
ニヤリとするなんてこともある ....
{画像=101015121000.jpg}


君はどこに行っていたのと
神話が問いかける
ここまで
ずいぶんと時間をかけて
きたのに
ほんのちょっとの不在で
だいなしにしたね、と
 ....
想ってるってなんだろ
あなたのためになりたい
それは空回り

待ってるってなんだろ
あなたは自由にしてて
それは嘘

叶わないってなんだろ
あなたに託した
それはあたしの勝手

 ....
水は重く、水は重く
地に深く沈みこんでいる

岩陰に臍のように窪んだ一角
降り井戸の底の暗がりに残された一匹の
赤い鎧を着た魚
地の底よりふたたび湧き出してくるものを
みつめる黒 ....
 明るい心臓の奥深くに
 私のかたちに似た木が一本
 ひっそりと佇んでいる

 その木は、
 常緑と呼ぶにはいささか
 難解で
 落葉と呼ぶにはいささか
 陽気である

 そし ....
おまえは今
高くそびえる岸壁を背に
なにかがやってくるのを
頼りなげな銃を手に待っている
そよ風がそっと
木の枝にキスする度に漏れる
葉の音に怯えて
意味も無く銃をぶっ放す

 ....
 
 
犬につながれて
紐が散歩している

紐は鳴かないけれど
犬はよく鳴くので
紐を可愛がった

どちらも
ペットショップで
買ったはずなのに
思い出せない
可愛がるべき対 ....
              101014

払暁を
黒を払いのける
オーボエの音
木曜日の音が鳴る
木曜日は木管
金曜日は金管
冗談のような和音が
静かに
豊かに
散文を認めるよ ....
        埃っぽいよね


             埃っぽいよね


      埃っぽいよね    埃っぽいよね



           埃っぽいよね

     ....
白い旗をふっている人間がいて、
黒い旗をふっている人間がいない。
白いかごをゆすっている人間がいて、
黒いかごをゆすっている人間がいない。


大きなものに、小さなものを入れて、
明るく ....
台湾うそつき兄弟へ

ちぎられふりつもるトイレットペイパアは、むこう水によわいみたいです。
雪なのにもどきだからか、扇風機がともだちです。ときどき、あまりにかるすぎていなくなるみたいですね。まっくらの ....
窓際に立ったあの子を
射抜く その視線が、
絡まり衝いた鎖が
ほどけない、ほどけない

ガンジガラメになって
日々痛々しく
真っ暗な世界に
置き去りにされた様で

うしろから
抱きすくめられ 笑み
 ....
野分も過ぎれば
盆水は枯れ
鬼灯なる火祭り朧
無月に揺れた
石蕗が送り火
窓/渋柿に染まり
偲ぶ風花
季節は移ろい
滞るままに
連おもう携帯の

いつか
あの山の ....
私は馬を買って家に帰る この長い道のりで
遠くを見ている 砂漠が夢の中であるかのように 私には思えた
幻を流れた ぼんやりと街を忘れて
様々な 何らかの物語をじっと遠くに頭で考えこんで
そ ....
男の声は人に聞こえない響きで
褐色の空気が いつもあるだけ
暮れ行く夜明け前の時の中で
ただ 流れる 女の影に群青色を見る


一つを手中にしようとする
そこにゆらめく湖に 何一つ無い
 ....
愛こそ全てだとか何だとか
よくわかりもしねー情報を耳から流し込んできたけれど
結局は世の中で一番強いのは現金じゃん
みたいな話をして
親を泣かせるのは親不孝なんだろうか
綺麗事で飯喰えるなら ....
先週のきょうを思うと

じかんがとまる

からだがとまる

こころがとまる

ふたりがいとしすぎた

あの日をおぼえている

じかんがとまる

からだがとまる

こころ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
にまいめの写メ吉岡ペペロ310/10/15 22:24
朝の乳首はだいろ2+10/10/15 21:22
科学博物館フクスケ3+10/10/15 21:02
月光ドレッシング海里1*10/10/15 20:03
グラウンド、時のとどろきみぞるる310/10/15 19:41
山岸美香3*10/10/15 19:27
いつかどこかのだれかさんカナシミルク110/10/15 18:33
マイリトルフリークスハイドパーク2*10/10/15 17:59
日曜日の光と雪さだあいか ...210/10/15 17:27
感謝一 二0+10/10/15 17:13
泣き顔……とある蛙5*10/10/15 16:06
遊びは人間をダメにするペポパンプ3*10/10/15 15:35
避難1カエル310/10/15 14:22
Godhand〜神の手アラガイs5*10/10/15 13:41
合作「星たちの邂逅」瑠王8+*10/10/15 13:40
うそほんと朧月110/10/15 12:52
井泉楽恵13*10/10/15 11:03
私のかたちに似た木豊島ケイトウ13*10/10/15 9:25
愚か者への挽歌寒雪010/10/15 8:23
虫の声小川 葉010/10/15 7:53
管楽器あおば3*10/10/15 6:48
エコひいき鵜飼千代子10*10/10/15 5:54
ロックンロールミュージッククマクマ110/10/15 5:23
台湾映画[Orzボーイズ!]のうそつき兄弟に捧げ詩阿ト理恵310/10/15 5:05
『あの子』et cet...0+10/10/15 4:39
かがり火アラガイs9*10/10/15 2:41
家路番田 2*10/10/15 2:18
海の見える家から210/10/15 2:18
馬鹿が見る虹村 凌3*10/10/15 0:42
いとしすぎた吉岡ペペロ310/10/15 0:15

Home 戻る 最新へ 次へ
3243 3244 3245 3246 3247 3248 3249 3250 3251 3252 3253 3254 3255 3256 3257 3258 3259 3260 3261 3262 3263 3264 3265 3266 3267 3268 3269 3270 3271 3272 3273 3274 3275 3276 3277 3278 3279 3280 3281 3282 3283 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.34sec.