ぱたり すとんと
死者、生者
落ちる 昇る
交わる
分かれ 離れ
すとん ぱたりと
雨降りの日に
少学校まで迎えに来た
母親、置き去りに
おまえはびしょ濡れ
....
混沌と矛盾の蒼い山並み
格子模様の双曲線
詰め込まれた円と正方形
火のなか踊る子供たち
燃えながら躍る子供達
火のなか踊る子供たち
氷柱が束になり押し寄せ
理解を超えた遥 ....
頁をひらくと
耳鳴りがするので
そこに並んでいる言葉たちは
音を失くしてしまう
不定形の窓から
私がこぼれる
こぼれたのは
まだ私である
もう私ではない
ゆらめき ....
○「悪い夢」
仕事をやめてから十年もたつのに
今だに仕事で苦労している夢をみる
一番みるのは
文書などの提出に追われている夢である
現役中はそうとうなストレスにさらされていた
と改めて思う ....
冷たすぎない 水の入った硝子の花びん
丸くしぼんで頭を垂れた
二本のガーベラが生けられる
それは夏の日、
駐輪場の傍道に
ビニール包装されたまま
三百円の値札を付けた 落 ....
そこに落ちているその鍵を
拾っていいんだろうか
拾ってどうするんだろうか
持ち主はきっと見つからない
交番に届けたら
返って面倒くさくないだろうか
このオモチャみたいな鍵を
....
高いビルの角っこを見た
空と角っこの境目
とたんに僕は空高くにいってしまった
すごくいい
空はどんな空でもいい
零れ落ちるように
溢れ零れるように
うつくしい
おぼろ月の
天空に輝く
この夜陰、
今日の努め 顧みて
要らない言葉と要る言葉
選り分け 心平静に保ち
我 在り ....
どんな
みにくい夢だって。
どんな
つめたい愛だって。
それを
すべて
受け入れるわ。
生きても、生きても、
たぶん、生きてるだけだから。
生き残って ....
みちくさ図鑑みたいなものを見ていたら
ハコベのページに興味を覚えた
農家さんが嫌がる雑草ではあるが
春の七草のひとつにも数えられている
丸い葉に二裂した五枚の花弁を持つ ....
返してほしいと 思わない
色は移るもの
傾いて立てば
月は ひかりを増すだろう
誰もいない水色の駅
からっぽな身体で
囀るピアノ
微睡むマリンバ
貰われた車輪 ....
旅みたいなばしょだった
あの時のどうにもならなさったらなかったな
いつ死んでも全然おかしくなかったし
いつ生まれなくても小さな怠惰にすぎなかった
うねうねとうねる波止場で
わたしは貝類を惨殺 ....
きらきらしているね
草花が葉群れが赤が緑が
陽のひかり浴び辺り一面
微細に照り輝きそれぞれに
揺らぎきらきら光と色たち
草花が葉群れが緑が赤が
生きているんだね
絶えず死と入 ....
○「洗濯物干し」
ワイフは洗濯が大好きだ
正確にいうと洗濯機を回すのが大好きだ
1日2回も3回も回しているときがある
僕が寝ている時間にも回しているときがある
しかし干すのは苦手である
....
あなたが理解できないことは他の誰にも理解できない
伝えることをあきらめた時点でその場所から動くことができないことと同じ、だから
どこまでもおくへ石を投げれますように
出会った頃の事を覚えてい ....
なんだか気持ちが落ち着かなくって
足がむずむずするというか
目蓋が落ちそうなくらい眠たい癖に
心の中のどこかがヒリヒリしているような
喉の奥のうほうが痛痒いっていうのとは
ちょっと違う気がす ....
あゝこの夜陰、
なんて白々
あかるい満月、
天に貼り付き
向かいの家の
橙灯りも点り
なぜか懐かしい心持ち
くるくる廻る氷音が
グラスに響き
微かに蠢きながら
遠 ....
小雨に降られても
傘なんてささないで
ハンドポケットで歩いてゆく
でも
逃げず
前はちゃんとみすえて
歩いてゆく
いんわいで にぎやかな 夜 ....
今宵、
この肉体
時に
悲鳴上げ
対角線、交差し
粉砕される幾何学模様
内と外、逆転し
外は内 内は外
私 世界に注ぎ込まれる。
行きたい場所
会いたい人
そのふたつが
夜空で交わる時に
星が見える
どんな距離でも
飛べる光を
瞳の中で踊らせて
旅をする
探し物ばかりで
ちゃんと
歩けない日も
....
その
メロディラインに
沿って
はっきり
きっぱり
目覚めていく
記憶の奥底
過去のことは
個人の・歴史の
罪荷を背負い
ただたましいだけに
降りしきる
雨に濡れ
あつく ....
春はゆううつにね
外はうつくしいんだけどね
空は
空の外をしらないね
僕はいつか
僕の外を知ることになるね
たぶんそうなれば
春も空もなくなって
僕も僕の ....
○「かかりつけ隣人」
かかりつけ医が必要なように
かかりつけ隣人も必要である
ふだんからあいさつを交わすなどして
仲良くしておくことである
困った時だけ助けてくれ!といわれても
難しい
....
寂しい色の
ベニを塗り
できることなら
心臓を
休めてあげたい
満月が
狂ったみたいに
きいろくて
月に心があるのなら
きっと孤りで泣いている
なに ....
窪みや 暇イトマは 軽率に
、郷愁をはらみ
ワンピースをとおして
レール上をとびまわる
恵みの雨
暗夜の光と
もてはやすように
わがままざかりのキミに似ている
なにか知った ....
まるで異界の響き聴くように
進む時間、縦割りにし
その瞬間 切断面、
あらわになる
夜、
意志の未知の意味
ふと 炙り出され
浮き上がる、
ピカソがボウイ*が次々と
....
気づくのがいつも遅い
薄紅色の花弁は
すでに開いていて
陽光に照らされ
暖かな空気を誘って
それはつまり
もうすでに
終わりを意味していたのに
気づかないふりをして
見ることを拒み
....
表札が「木戸」とある
ここで きみはご飯をもらっていて
今日も玄関先で眠っている
この間は玄関ドアの傍に並んだ鉢植えに身を寄せて
うずくまり日なたぼっこ
きみの瞳が小路へ向い ....
お腹が空いてきた夕刻、終点である当駅に到着した列車が停車位置を誤り、そのまま停車フェンスを突き破り、歩行者通路を横切り、駅コンコースの中央にまでなだれ込む事故がありました。
しかし幸いなことに、前駅 ....
朝の歩道沿いの桜並木、
垂れ伸びた枝の此処彼処
赤らみ膨らむ無数の芽、
じわりじんわり時を待つ
老婆が立ち止まりそれを見ている
ぶつぶつ宙に言葉放ち
じっと動かず凝視して
この六 ....
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