今現在のぼくと
理想のぼくと
ぼくはどっちを大切にすればいいんだろう
大きな夕陽の中に
君の背中が逆光に
振り向かない君に
僕は問いかける

人生はこんなものなのか
CTでスキャンすれば
楽しい時もあった
輝かしい時もあった
苦しい時もあった
惨めな ....
一日中 しとしとと降り続いた雨ははたと止んでいる
ガラス越しに稜線が見える
夕焼けに染まった稜線
砂漠の上をラクダがとおる
ゆっくりゆっくりラクダは右に動く
あまりに美しく あまりにも悲しす ....
秋を洗う
ダイヤモンドの花
プラチナの雨
慈愛





このオレンジの果てを
思う
果てに止まない開花があるとして
それが 想像が及ばないほどに 美しいとして  ....
 
 
この街の
いたるところにかけられた
モザイクを撤去する
工事がはじまっている

モザイクがかかっていた
懐かしい街並は
高層マンションに立て直され
その中の暮らしは
モザ ....
夜明けまえ 午前五時の街の空は 僕を女にさせる
精液を吸いつくすのだ
その滑らかな静けさに
まるで 見たこともない両性具を着けた生き物として
この世には自分一人しか生きる権利は ....
「あのね、

から物語は始まり、
彼女は電話をきったのです。
金木犀の香りの詰まった壜に、あなたの名前を書いてる、
「か・こ」

シャーレに
なつかしい-あなた
あたらしい-わた ....
茜の空

僕も染めて

白に 埋もれる前に
 
 
 
幸せな人はなぜ
不幸せな人が
見えないのだろう

生きている人はなぜ
成仏しない魂が
見えないのだろう

ほんとうは
見えているはずなのに
見ようとしないだけ

も ....
オズ

悪夢で目が覚めた朝は ここが何処だか分からなくなるね
おんなじように太陽は昇って また君の場所を照らした
昨日に何かが終わって そしてまた今日に何か始まる
止まることは許されぬまんま ....
黒い雨にうたれて

赤い涙を流す

黒い雨にうたれながら

この夜に消えてしまいたい
ひとつだけほんとうのことを入れて

あとは架空のことを書いてみる

ほんとうのことは

架空を補強するパーツになっていたり

まったく違う意味合いになっていたりする

そんなとき詩 ....
■1


 少女は握る手鏡に
 映した顔を
 正面から
 斜めから
 上目使い
 下目使い
 順ぐりに眺めまわしたあとで
 呟きました

「こんなの あたしの顔じゃない
 ....
周囲の音
ベッドに横たわる
凍結
電車の何両目か
ゲーム音楽
たしかたしか
時計の音
螺子は巻けているかい
ソレ
オメガ
ディオール
アルマーニ
パーキンソン
ぶらんどみたい ....
愛しい人の
前にいると
鼓動がトトトト、ト と
ミシンのように
動き出す

愛しさへ向かう
なかに
なにかを
縫い合わせていくのね

スカートが
できるなら ぐるりと
花を
 ....
まっしろなノートを脳内に広げ

インクの切れたペンを端に置く

そしてそうっと目を閉じた僕は

誰かが喋ってくれるのを待つの

僕の中には何人かが住んでいて

僕はオンボロのアパー ....
運転間隔調整のため、少々停車致します。

後続電車が遅れているため。
前の電車が止まっているため。

早くおいで。待ってる間に。
早くおいで。追いつかないと。

早くおいき。待ってる間 ....
珍しい駅で降りた。

どこかくたびれた地下道を歩く。

忙しないOLとすれ違う。

看板で地理を確認する。

慣れてない階段を登る。

ネオンや街灯の少ない地上が広がった。

 ....
子午線を越えて先進国に出荷してやるから穏便に死ね













イオンモールのお惣菜コーナーの酢豚の主役を張らせてやるか ....
 
 
マリアナ海溝の深さに目が覚めてしまったので
朝刊を配りに出かける僕の毎日が
あちらこちらから、それは誰の所為でもないけれど
くの字や、みの字になって寝ている家族の
まぶたが開いてそ ....
片道30分10kmのチャリ通勤を毎日
いつの間にかスリムボディに戻った
そうだ、あこがれのスキニーに挑戦しよう
お店のオススメ商品はどれ?
研究会や協議会の日は皆スーツだけど
地味なのは嫌だ ....
少年はなにも背負っていなかった

浅黒い肌はつるんとして冷たかった

寝癖でととのえられた黒髪は

賢そうな額を斜めにふちどりしていた

ぷっくりした頬と唇の端の境目には

えくぼ ....
さしせまって、みかた、きみの、みかた、ひとつで、さんせい!雨。

わたしが生きているだけで濁る空気。

プチプチ。

チリ鉱山落盤事故救出作戦で活躍プチプチ、つぶされるだけじゃなかったなんてエアパ ....
猫になったらあいつんとこへいくんだ 秋晴れのデイタイム
頭上のグランブルー
ガスの炎みたい
目に沁みて
じりじりする

薄く流れてく雲達
なんか煙たくて
しょぼしょぼする

野原を埋めるコスモス
雑草にしか見えない ....
少し屈んで、水平の方向を向くと
君のえりあしがあった
こくん、とうなずいて、イエスを表現する
ことばとはちがう
君の表現なのかな

手を繋ぐことは
ことさら嫌がったので、そのまま
行き ....
言葉のなる木が微塵に砕けて
ちっちゃなミジンコ
恒河沙生まれた

単眼複眼
お花の目をして
ぴこぴこなのぴこ泳いでる

君たちの
ひとつひとつを色にして
どんな絵だったら描けるだろ ....
あなたはもう忘れたかしら
赤いトランクスするする下ろして
あなたの桃色パンティーもするする下ろして
「一緒にいこうね」って、言ったのに
いつも私が、いかされた
余った皮には歯形がついて
小 ....
最近アドバルーンを見なくなったね
そう君に言われるまで
アドバルーンと言うものの存在は
すっかり忘れていた

子供のころは百貨店や
ショッピングセンターの屋上
たまのイベントなどでしばし ....
あの娘のかわいいマシュマロ一号
カーブミラーにピンクのルージュ
こごえる北のみずうみへ走る
あの娘のかわいい妖精に会うために
きれいな羽はないけど
ハンドルにリボンをまきつけて
向かい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ぼくとぼくの間で寒雪010/10/18 10:46
浜辺に腰掛けて夕陽を見ている……とある蛙12*10/10/18 10:04
稜線のラクダ山人2*10/10/18 9:26
「この世界」(はっとりんおめでとうリミックス)たちばなまこ...10*10/10/18 8:25
モザイク小川 葉510/10/18 6:11
宇宙のはなし ‥Ⅰアラガイs5*10/10/18 5:44
理科室/わたし桐谷隼斗410/10/18 2:26
晩秋に願う徘徊メガネ310/10/18 1:54
死なない蛸の殺し方小川 葉0*10/10/18 1:33
オズitukam...010/10/18 0:48
黒い雨にうたれていのせんと210/10/18 0:47
うその技術吉岡ペペロ410/10/18 0:25
鏡、三題佐倉 潮310/10/18 0:20
What秋也010/10/17 23:59
ソーイングAkari ...4*10/10/17 23:58
オンボロアパートの独白さつき4*10/10/17 23:35
鈍行3*10/10/17 23:25
You may know210/10/17 23:22
コック・サック・ブルース 【18禁】TAT3*10/10/17 22:31
朝刊配りたもつ310/10/17 22:26
めざせ!才色兼備西日 茜3*10/10/17 22:00
少年の歌吉岡ペペロ310/10/17 21:29
:-)mixi日記にインスパイアされ詩阿ト理恵210/10/17 21:26
_十二支蝶310/10/17 20:56
オータムスカイハイドパーク3*10/10/17 20:53
横たわるものがたりかんな2*10/10/17 20:24
木っ端ミジンコ海里210/10/17 20:21
噛んだ皮[group]花形新次010/10/17 19:37
脱走アドバルーン明楽6*10/10/17 19:32
ラブソング・バイ・パウダースノウアヅサ1+*10/10/17 18:49

Home 戻る 最新へ 次へ
3240 3241 3242 3243 3244 3245 3246 3247 3248 3249 3250 3251 3252 3253 3254 3255 3256 3257 3258 3259 3260 3261 3262 3263 3264 3265 3266 3267 3268 3269 3270 3271 3272 3273 3274 3275 3276 3277 3278 3279 3280 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
8.87sec.