焼酎を
ひたすらに呑む
同じ曲を繰り返し
繰り返しかけながら
お湯割りで
残ったおかずと
煮干しと
白菜の漬け物と
古びた恋の憐憫と
夜の更けるまま
ひたすらに
呑む
行者の合図
クルリと翻す風
縦笛と砂ぼこり
枝の囁き
沈黙の月
眠る黒猫
右手の挨拶
マーブルチョコレート
揺れる青葉
軋む廊下
駆けるメトローム
歪な氷
飛び交うフク ....
「木星のしま模様が今年は一本なくなりました」
ちのないガスかたまりみたいなうえ
たつこともできず
なにしてるのかとおもえば
くらいくらくら
くらがりになれたせいか耳でみることができるように ....
Love & Peace
おれの腹を満たしてくれるのか?
Love & Peace
おれに仕事をくれるのか?
Love & Peace
おれを不死身にしてくれるのか? ....
君の涙は
石を穿ち
やがて
川の流れとなり
滝の瀑布となる
僕はその涙に乗って
君の失った宝を
探しに行こう
流れの先に
きっとある
遠い昔に埋もれた
君の本当の
ある ....
惨事のあなた♪
惨事のあなた♪
あなたの惨事〜♪
今、銃を手にした警官隊が
シャッターの隙間から店内に
一斉に突入いたしました!
今、警官隊が突入いたしました!
店内か ....
冷たさを増す風に震える
荒野の先のやわらかな双丘をそのままに
奥に流れる寂寥とした音色に耳を澄ませている
何処かに隠した水瓶から溢れ出す
指先を濡らすほどのちいさな泉を大切に護って
....
きみらをやさしく見下したくなる
そんな 神様日和には
エアコンのきしみすら雨の音に似てしまう
恋について話し
家について話し
仕事やお金や殺し合いについて話し
噂も嘘もチョ ....
蒼穹も黄金の砂丘も皆寝静まって
全ては動かない
ひと棹の楽器も横たわっている
微風さえもが画布に張りついて
夢の ゆ の字
黒い少女の纏う長衣の
この世ならぬ配色は
仄かに艶めかしい ....
あめのおとを
きいている
とおもっている
わたし
ひとのこころが
みえている
とおもっている
あめ
のようなきがして
まっている
すてられた
とう ....
砂と瓦礫の上、子供たちが石のような目をしてそれを投げ合うとき
わたしはぼんやりと胃凭れ気味な朝を迎えます。
やわらかくなめらかな肌にすりつぶして、塩コショウとマヨネーズをかけてそれを食します ....
何か新人の営業マンのような態度をしている自分自身や
この遍質的な 会社側の 遠い過去からであろう
塊の疲弊した その死んだ 体質よ
一度きりだが
多分とても適当なのだと私はこの状態に理 ....
青い便箋に綴られた
君の手紙を読んでいたら
背後に置かれたラジオから
Moon River が、流れた。
君のお父さんに書いた手紙と
僕のつくった詩集に
想いを震わせた君 ....
図書館前は池になっていて池の中に鯉が住んでいる。
何年も公共施設の一部として生きてきた鯉たちは、
人の気配を感じると、一斉に池のふちに近づいてきて
ぱくぱくと口をあける。
陸の子供は何かあ ....
君がふれた場所に
指を這わせた
私が抱き締めたのは
紛れもなく君でした
今日も私消えずに
君がふれた場所を
抉ってみる
墓へ続く小道を
厳かな気持ちで進めば
先にいったひとたちの
足跡が静まる
あいだあいだに咲いてる
花は美しすぎて
手折ることはできない
みなの胸に刻まれる
永遠を夢みる
大木 ....
君へ
10歳のお誕生日おめでとう
君と歩んだこの10年
いろんな出来ごとがありました
いつも保育園の行事では
私は一人君を見るために参観し
余裕のない私に
満面の笑みで私を見る君 ....
すぼまって逝くように
夕闇が押し寄せてきて
怯えた心が微かに震え
満月を待ち焦がれてる
懐かしい古い唄を口ずさみながら
それでも寂しさを追い払えない
それは誰のせいでも無いことぐらい
....
険しい岩山を登って行く
ここであなたは亡くなりましたよ
この道を下る時、私は力尽きて死んだそうな
山頂に着いた時、人が突然泣き始める
介護の仕事先で、ここ数日熱を出していたお婆さんが亡くな ....
なんでもかんでも
うまくいかない日
耐えるしかないが
ストレスが溜まる
勉強勉強勉強、嫌になる
勉強に人生を捧げる。
苦しい
今日も仕事、最悪!
ただ前進のみ
2歩下がって
....
いい加減な奴になっちゃえ
無責任な奴になっちゃえ
人の事は考えない
自己中
人を平気で傷つける言葉
暴力を振るう
露骨な猥談を言う。
友達がいないやつ。
待てない奴
命を粗末 ....
昨夜の雨の恵みと眩い太陽の恩恵を受けて、
大地の緑が鮮やかに輝く。
涼しすぎる風がカーテン越しにこの応接間を吹き抜ける。
ベートーベンのピアノソナタが庭の緑を一層濃くする。
時代と人間に翻 ....
森の中の喫茶店で僕らはささやかな食事をする。
木々の隙間から日が差し、妻と子供の顔を照らす。
影の中から浮き出た顔は幸せに満ちている。
愛が日だまりの中へ溶けてゆく。
湖畔の小さな美術館、 ....
この3週間
あたしは
貴方から離れなかった
出張の時以外は
南の部屋で打撃を受け
北の部屋へ泣きついた
さらけ出す
情けない みっともないあたしを
ごめんなさい
....
海は広い。
果てしなく世界を結ぶ。
その波は、時に激しく荒れ狂い、時に優しくさざめく。
きっと、私の感情もそんなもんで、すごく落ち込んで泣きじゃくり、真剣に死ぬ方法を模索 ....
金物屋のひさしは低く、店の奥行が薄暗き影を曳いている。
看板に金物屋と称してはいるが、店には鍋、ボウルやらと一緒くたに
タオルにモップ、ティッシュ、それにエプロンといった日用品が
一通り並べられ ....
半年が経った。
半年後のちょうどその日は
目が回るほど忙しくて
半年が経ったことに気づいたのは
その翌日のことだった
友人の誕生日を忘れたときのような
ばつの悪さを感じながら
つ ....
春の夕暮れが町を訪れていた。
枝豆色の自転車でクロールして町を流せば
視界に映るものは全て、よく知っているようで
何も知らなかったような
だまし絵のような道のりだった。
裏路地を駅 ....
まぶしいくらいの
あついひざし
・・・・のはずが
なんとも
すきとおったそら
たいように
ちかづこうとせのびしても
のびていないせたけ
みな
あたりいちめんで
えがおを
....
誰にでも
素晴らしい時があった気がする
ただオレにとっては
その時がいったい
いつのことだったか
もう思い出せないだけ
オレはそうして
静かに目を閉じる
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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