月の写った

 水をすくう

 手のひらの上で ゆるゆる揺れて

 やがて消えていく

 あなたとの思い出みたいに

 暑さの足りない 砂漠みたいに

 足のない 水母み ....
なんでもない日
幸せな日
よく寝れる日
幸せな日

今日はお月見
豆大福食べて
パソコンの前
月よりダンゴ

明日は給料日
借用書の整理
偉い人に面会
昔話をしよう
 
 
酸性雨の結晶が
そこかしこに降り注ぎ
背負った荷をさらに重くする
だからいつしか私は
四足歩行を諦めてしまった
抑揚のない耳鳴りの中
規則正しく並ぶ高層建築物の群像
そのわず ....
額縁だった庭に景色が戻ってくる
寂しい程に整えられた装置は
演歌師が
おっぺけぺーを 
捻る、
舞台であった

もうすぐ演歌師がいつでも住まう
庭になる

説明のいらない
「ああ ....
妻は月に一度か二度
四、五日ずつ実家に帰る
その度に
暗い家に帰る度に
僕は何故ここに居るのかと問う
知らない土地と言葉
何をして居るのかと問う
湿気を吸い込んだ紙の様に
心が少しずつ ....
 パンにしますか?
 ご飯にしますか?
 それとも宇宙にしますか?


 コーヒーはHOTにしますか?
 アイスにしますか?
 それとも宇宙を愛すにしますか? ....
ありがとうございます
いともたやすく言う
ことに慣れていない月曜
またリセットされたのでしょう

はじめから
そうはじめからはじめる

真っ白な画面
夕べはない今日
それが月曜
 ....
人差し指と親指を差し出し
ひかりの直径にあわせる
片目をつむる
得意気な顔をして
(ほら、こんなに、小さい
(こんな狭いところで、うさぎは、ね

その指を
手を
腕を
体を
生ん ....
大学時代
教授が授業中に言った
「600万個丸を書けばそのすごさがわかる」


家に帰ってやってみた
1つ、2つ、3つ、・・・・・・・・・
700個くらいで音をあげた
その時初 ....
あったかもしれない
かこけいとしての
あしたのひるのさんじ
海底では土ぼこりがまった
まっている
まったほこり
ふかんすると
キラキラしたりもした
海流がみつかるだろう

バザーだ ....
コーヒーのミルクが
溶け合っていくようすが
宇宙の神秘みたいで好き

何も変わらない朝も
時々 好きだったりする
生まれ変わってゆくだけが
進化ってわけじゃないんだね

ああ うん  ....
メダカ、メダカ

メダカが卵を産んだ

妻が喜び声を上げる

メダカ、メダカ
 
 
あれはなんだろう
そらにうかぶ
くじらのむれのようなもの

ひかりにはんしゃして
なにもみえない
そのあたりに
みえているもの

せんねんまえまで
せんこうねん
と、 ....
煙草と僕のどっちとる?
って言ったら
君はマチガイなく煙草をとるだろう
寅さん
寅さんって
結局 僕のことかよ
浅草で寅さんでも
山谷じゃ 何さん?
南無さん? ....
昼と夜がひっくり返って今宵も私独り
寂しさ押し込めてるんです。
締め付ける胸の苦しさにもがいてるんです。
高まる拍動は早鐘
ウェディングのベルみたいに、HAPPYだったらいいのにね

昼と ....
俺は今日もひどく酔いつぶれている路上で、
ただ一つの祈りも俺にはなかった。
俺は今日も非常に疲れ果てていたが、
そこでそして何をしていたのだろう。
街は本当に冷たすぎて、
誰ひとりとしてそこ ....
鳥のはばたきに
まばたきを
する
そのときの
渇きを
おとそうと
その丘に
細い針を
刺す
みな水
ならば
乳首にも
臍にも
飲んでもらえばいい
消えうせる
突起も
穴 ....
しみずさんがハンダこてをかった。

寝ぼけていたので、しみずさん、パンダ型こてをかったのかと妄想あるき。

しみずさんがパンダこてでじゅうじゅうとかしてゆくものが、しみずさんのせいりせいとんされた机 ....
 
 
 
【眼蓋の裏側に今も残る、面影という名の残酷さ】



 馴れ合うのは好きじゃない
 最後には悲しみが残ることを知っているから。

 眩しい太陽は好きじゃない ....
 
 
白い肉饅に
口がしゃぶりついている
乳房か何かと間違えているのだろうか
ひとくちも食べようとしない
口は口でしかないので
赤子のものかもわからない
肉饅に見えるものも
形が似 ....
そしてやっぱり日々はつづき
宙返りした空が浮いたり沈んだり
それにあわせておれたちも浮いたり沈んだり

眼の覚めるような光の降る街!
けだるさや
ちょっとした絶望を明るく照らして
お ....
十時

先週口説いた某スナックの某レイカから『今起きた』とゆうメールが飛んで来てその文末でカエルがダンスしていておいおい、これがデコメってやつかっっ!! ....
三寒四温の季節に、冷たい雨の降る日です。

工場の事務員たちが忙しく出入りする、玄関の脇に、古い傘立てありました。
あちらこちら向いて、差された傘の茎がまばらに伸びて、まるで萎れた花壇のよう。
 ....
日時計から
斜めに垂れ下がっている
離断された晦渋な記憶が
記録される

不確かなものを断罪する
根拠を欠く
文明の華が
堅実さで価値を放棄した

いまでもヨーロッパの古い大学では ....
あなたの菌に冒されて

あなたの菌に癒される

あなたの菌で始まって


あなたは  




あなたは 途方もなく 広い世界

あなたは 夢に 揺られて 

 ....
  .
痛くされて泣きたいわけじゃないんだけど
また来てしまうきみのところへ
そしてまたきみの何でもない一言に傷ついて
また泣いて泣いたと言って叩かれて
   .
また泣いてもうきみには会 ....
主人とモールに行きました
EUインポートの店でいろいろ買って
はやりの膝上ブーツと
冬用のスキンケアを一揃え
お腹が空いたのでステーキを食べようと
お店の前にいったら混んでいて
人が並んで ....
廊下に立っていなさいと怒鳴られ
私と隣りの席のこんちゃんは
はっと青ざめ しーんとした教室を出た

社会の授業で地図張をひく練習中
いろんな場所を見ていた私達は
すっかり楽しくなって
あ ....
 
 
ほの暗い飲食店で
たった一人食パンを食べている
六枚切り位の厚さだろうか
食べ終わると給仕が来て
新しい食パンを置いていく
本当はご飯の方が好きなのに
運ばれてくるパンばかりを ....
 見知らぬ集合住宅の最上階である。なぜか全くの無音が続いている。どれだけ高い場所にあるのだろう。建物のまわりには、さっぱり何も見えない。目が乾燥していて、視界がかすれる。左右には一つずつドアがある。ど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
 思い出いてゆう210/10/25 19:20
なんでもない日ペポパンプ3*10/10/25 18:48
耳鳴りたもつ110/10/25 18:05
おっぺけぺー鵜飼千代子15*10/10/25 16:06
春待ち暮らしプル式5*10/10/25 14:57
アンドロメイドヨルノテガム510/10/25 13:05
月曜の宿命朧月110/10/25 9:47
衛星。あるいは四分の一。いっと110/10/25 9:39
What's "Genocide"?寒雪310/10/25 9:04
あしたのひるのさんじさわ田マヨネ310/10/25 8:12
冬の匂い葛西曹達110/10/25 7:45
生田 稔310/10/25 7:40
標識小川 葉210/10/25 4:56
病むさんアラガイs3*10/10/25 4:32
セツナイロ相羽 柚希1*10/10/25 4:18
回された言葉番田 110/10/25 4:01
ピカリンイシダユーリ210/10/24 23:51
ハンダこて阿ト理恵4*10/10/24 23:45
眼蓋の裏側に今も残る、面影という名の残酷さ綾瀬たかし010/10/24 23:38
他のもの小川 葉010/10/24 22:59
俺たちの為に鐘を鳴らそうコーリャ410/10/24 22:43
十月二十四日TAT1*10/10/24 22:40
カメラチック・ワーズ #4 - 花壇佐倉 潮010/10/24 22:40
PhD瀬崎 虎彦010/10/24 22:34
あなた八男(はちお...010/10/24 22:30
厩舎Giton1*10/10/24 22:07
暇だったので西日 茜6*10/10/24 21:08
たて と よこ砂木10+*10/10/24 20:47
給仕たもつ8+10/10/24 18:09
バベルリンネ210/10/24 16:19

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