ふたりで見つけた

ビルのあいだに

駐車場のうえに

ベッドの窓辺に

きみのからだに

月の青い影を手で

ふたり探している

ビルのあいだに

駐車場のうえに
 ....
    .
あなたは出題する
あなたが謎であるかのように
あなたは謎ではなく
あなたが謎をかけているだけなのに
    .
だからぼくはあなたの出題を読む
ふりをして あなたを盗み見てい ....
太陽のような笑顔…

私も向日葵の笑顔になる

月のような微笑み…

私も十六夜の微笑み


貴方が小船で漂うとき

私はオールを漕ぎ

岸へ向かう

 ....
    .
あなたが好きだから
この世界は耐えられる
あなたが好きと言わないから
この世界のつじつまを合わせている
    .
飛躍が無いのは知っている世界
飛翔は一度きり だからあなた ....
庭のむくげが猛暑で負けた
 腐った水密桃のようになって
庭の隅がわくらばで参った
 燃えるごみの置き場所のようになって

「風」がうなだれている
  「光」は怒鳴り散らしている
「時」も ....
あの人に近づきたくて


自分の描いた絵を渡した



少し体を後ろに引いて
ビックリした様子で


目はきょとんとしていた


「絵描いてるんで貰ってください!」
 ....
 最近は体の調子も悪く、今も風邪薬を飲んで寝込んでいたが、たいへんつらい毎日になっている。コメントがつかないのでこの○○○○○○はもう続ける意味がないと思う。誰も見ていないのでだめだとおもった。

 ....
月が私の心を
真っ直ぐに射るから
嘘がとけてしまったみたい
瞳 熱いよ

雲は負けずに覆うけど
月はそのままで
照らすよまるでなにも
なかったみたいに

何度目のまんまるなんて
 ....
どこ

外の風も
とおり抜けていくんだ
かすめとっていく世界を

  どこ

見えない空を
盲目で描く絵の具はまっしろで
飛んでいく京都のアパート


    ここ。
ぼくはもう
誰とも会わなくていい
君に逢えたから

からくりは
すべてクリアーされた
君に逢えたから

ひとりのときには
君を思うよ
一緒にいないときには

もしもひと恋しくな ....
高速道路のうえに月が照っている

喫茶店なんかもうやってないだろう

コンビニでホットを買って

クルマんなかでじぶんを愛してみよう


光があたっているだけなのに

光のかたち ....
 
 
パンを一口かじる
柔らかくて美味しいので
生きた心地がしない

少年が救急車の真似をして
変電所の方へと走っていく
その距離と速度の先に
助けなければならない人がいるのだ
 ....
 テンポ、

   テンポがわるいんだよ、ねぇ、あんた、聞いてる?


  あんたが書いた詩 ちょっと声に出してよんでみなよ

 いらいらすんだわ

    淀んでる
   ....
溢れ出る言葉
消えていく言葉

伝えたかった想いは
半分も伝えられなくて

言葉は木の葉に当たる雨粒
弾けて細かい粒となり
散り散りに飛散する

きっと一滴の涙の方が
よほど饒舌 ....
久々に実家に帰省したのだった
父は朝と晩にサプリメントを大量に噛んでいた
母は髪が抜けて
いよいよレディースアートネイチャーが必要なのかもしれなかった

「おめ、売れでんのか」

父が言 ....
誰かを踏み台にするなんてこと
あの頃の俺は考えもしなかった
「誰にも縛られないし
 誰も縛らない。」
尻の青いロックンローラーの常套句を
恥ずかしげもなく仲間に話したっけ

時は流れ
 ....
 ある科学者は、そこで対になる点などセカイの怠慢の極みだという。
 ある考古学者は、われわれが日常で行っていることはすべてその向き合う点のバランスだという。
 ある文芸評論家は、点は一つの空間に一 ....
当たるはずのない
宝くじ当たったら何をするかって

決まってんじゃん

書き貯めた詩を丸めてゴミ箱にポイさ

そして街へ飛び出し
ラジオ体操 イチに サンし

向かい風か ....
遠くで落雷の音

目を閉じて何も見えず

目を開いて見えるのは

殺伐とした現実

運命を前にして

感じるのは自分の無力

神よ天恵をもたらしたまえ

頭上の天と足の下の ....
愛してる
口に出せば
きみに言えば
そのフレーズがインフレを起こす


そんな気がして
きみに言えなくなっていく
 
 
四十九日
冷たい雨が降っている

きっと
わたしが帰らないからだ

どれだけ
待っていたことだろう
わたしの帰りを
孫と一緒に暮らしたかった
日々を

待たずに父は ....
セミの崩れかけた抜け殻にすり変えられてしまっても、
私の思考の中でそれは微妙に、変化していくのかもしれない。
たぶん君には眠り続けていくことは、できるのかもしれないね、
もうすでに私は、成功につ ....
 
 
声を置く
場所がある

かつて
あなたの声が
聞こえていた
時に

声がなくても
時は
流れている

その琉心に
時々あらわれて消える
記憶の岸辺から
泳いで ....
額にうっすら汗をかき
小走りで丘を上った17時半


乱れた呼吸を整えると
空と海の間に太陽が落ちて
辺りは瞬間 紺色に染まった

凪いでいた風が
急に冷たい空気を運んでくる
 ....
別の道を選んだ僕は今 何処を歩いている?

僕達が交わる
終わりまでの距離を

心の何処かで測っている
 
シャッターを切れば
視える景色 君は居ない
心臓が唄を忘れた朝に
僕は自分の首を絞めて
昏睡という逃避に浸る

太陽は眩しいから
生きたくなくなる
綺麗過ぎて痛いから
死にたくなる
 ....
僕は家を建てた
母の、妹の、姉の骨を使い
寝る間も惜しんで
骨の尖と尖を
僅かに遺った肉と
精液を溶かしながら
丁寧に繋ぎ、白い家を建てた

これでもう寂しくないよね?
ずっと、ずっ ....
九月のグライド

青過ぎる空と

落とされたアラベスク

耳を塞ぎ

瞼、閉ざして

聴いていたのは


それだけ
きゅっ きゅっ きゅ〜 ひとは
寂しいふりと、狂ったふりが上手です
全員ではないけれど
大半は、そんな気がします


彼女は論文を書きます
自分が、自分に出した課題で
原稿用紙を何枚も埋めるこ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
月の青い影吉岡ペペロ310/9/23 22:20
出題Giton7*10/9/23 21:48
涙 こらえてポー010/9/23 21:30
紙飛行機Giton1*10/9/23 21:21
天海のわめき信天翁110/9/23 21:14
バ モ ク タ ト コくゆら210/9/23 20:59
ヌメナツ、ホチーフフ、トリクカナキヒ・オワa010/9/23 20:55
まんまる月朧月210/9/23 20:41
レイス斎藤旧3*10/9/23 20:13
胸の窓辺海里210/9/23 19:36
月の愛され吉岡ペペロ510/9/23 19:25
歯形たもつ1010/9/23 19:09
すべて君のせいかとうゆえ110/9/23 17:09
通り雨うずら豆610/9/23 15:39
あぐら錯春410/9/23 13:08
てきりいーじー花形新次5*10/9/23 11:25
ボクが夢で見た楕円またはその中の二つの点について豊島ケイトウ5*10/9/23 10:13
くじアラガイs1+*10/9/23 7:28
夜明けの雨ジム・プリマ...1*10/9/23 6:38
インフレ寒雪210/9/23 6:24
四十九日小川 葉510/9/23 3:55
ベッドの隣で起きてみる番田 1*10/9/23 3:28
声の置場小川 葉2*10/9/23 3:10
秋色パレットかとうゆえ210/9/23 2:40
交差点徘徊メガネ410/9/23 2:08
Blinder泡沫1*10/9/23 1:57
白い家1*10/9/23 1:50
glide.1*10/9/23 1:47
三連打秋也0+10/9/23 1:32
人々の日山中 烏流9*10/9/23 1:30

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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