闇に浸されて
心地よい暗さ
眼はまだかろうじて
くすんだ視界をとらえられるのに
あえて眼をふさぐ

明晰すぎるものを
見なくてよいように
見えるものだけに
とらえられないように
 ....
一つ 良いことがあって
そのまま更けると思っていた

夜更けに

一つ 哀しみが
ポタリ 落ちる

夜は 全てを
見詰めて居る

近くで
遠くで

距離は 此れ程までに
 ....
かわいげのない子供でした
大人のずるさを知ったのが3つの頃で
愛想笑いを覚えたのが5つの頃でした


かわいげのない子供でした
こっちへ行けば ばあさんにそっくりだと拒絶され
あっちへ行 ....
床一面にれもんを敷き詰めて
その上に氷砂糖を一個ずつ並べた


夜を越えて朝が来て
カーテンを開けて
日の光でキラキラと輝く

朝露の夢

きれいね

透明なしずく

おは ....
私の心を、
揺さぶる、
君からの、
愛してる、
は迷惑な、
メールだ、

なんてね。
膝を抱いて眠る
呼吸するたびにこぽこぽと音をたてる

とろりと変化した水に抱かれて
ゆっくりとまわると
視界がくるくるかわり

色んなものが
体のすきまに入りこむから

くすぐった ....
求めてはいけない
何も求めてはいけないんだ

蔦に絡まれた僕の心
息を潜めて隠れているぞ
だからその心は誰も見ることが出来ないのだ

泉の周りで一晩中踊ろう

round and r ....
うたいたいような夜だ

あいはよくわからないので

林檎を持ってきて下さいと言う

小箱の中は蒸しているのに

嫌に胸の辺りが冷える

こいとかかげてみたいので

赤い林檎にし ....
微かな
君のあえぎが心地よく
ぼくは天国に昇ってゆくのです

あまやかな舌がぼくの薄い肌を這う
極上なベルベットのように
なめらかに
密かに
静かに沈んでゆく

紅い花が咲いた
 ....
その門を開けたなら
君はどちらを選ぶのか

覚悟はできているか
覚悟はよいか!

誰もがくぐらなければいけない門がある
真っ白い光の門
恐ろしくも優しい
光の門

君の胸の中にど ....
きみの手首
まっしろ
幾重にも
塞ぐ
鬱ぐ
つめたい
さみしさ
目を握り

手をつむる

足をかしげ

首をまえに進ます

でたらめな直進性が

ぼくを日常に導いてくれている

ぼくはカノジョにダイブする


家電屋からでんわ

 ....
うちが一度は惚れたあんたや

男やったら一生守ってみせて

彼女は、うちのダチやから
 「骨音」

 その森の中のまぶたは
 たいへんうつくしい

 背骨を失った世界よりずっと

 まぶたに広がる昼下がり
 湖のほとりで
 老人は 骨を拾う

 露の輝く草を分け
 ....
冬*

  パチパチパチと雪が降って
  コーラの缶を蹴ったら 少し上ではしけて
  犬も猫も焼き鳥も みんな掘りごたつの中
  人々のささめきだけが
  しんと石ころになって 沈んだ
 ....
私の大好きな古い窓に
あのカラスはキズをつけた
羽虫の薄さで
夕日を水のおはじきにして

木苺の赤い信号が
車を待っているあいだ
硬い色の空を背に
セスナ機ほどの小さな傷で
浮かん ....
 さて、どうやら人々はひどく急いでいるようである。こんな瓶の中でいったい何を急ぐ必要があるのだろうか。誰も立ち止まる気配を見せない。ともかく、誰もがせかせかと動き回っているので、なんと ....  ようやく着いたかと安心していたが、よくよく見れば全く別の場所にいるようなのである。四階建ての白い建物が横一列に四棟並んでいる、というところは同じなのだが、果たしてこんなにツヤ .... 多くのスクウェアな図柄に囲まれて
負債を踏み倒しに行く
老獪な白熊一頭
笑顔には愛嬌
獲物を貪り喰らう凶暴さは健在

整った図柄の中央に
消えつつあるアルファベット
 三 ....
目を覚ますと、部屋の中に嗅いだことのある匂いが充満していた。どうやらドアの隙間から流れてきているようで、いつからしていたのかは分からなかった。目が痛くなるような甘い .... とりあえず何かしようにも
体に力が入らなくて
窓の外に映る景色を
ただじっと眺めてた

体がだるいよ だるだる
なんだか眠いや ねむねむ
お外は寒いか さむさむ
おいのりしようぜ なむ ....
世界が光でできているのを発見したのは

ヨーロッパの画家たちだったが

世界がブルーでできているのを発見したのは

ぼくの彼女だった


彼女は歩けばなにかを発見した

ぼくがよ ....
どこからか 変幻自在 似非喋り

*

近くに何ちゃら弁を話す者有れば
行って良く良く聞きながら真似
遠くに何ちゃら弁を話す者有れば
行けずとも良く良く真似ながら喋る

*

赤 ....
大嫌いな夜を抜けて
やっと出会えた朝
ひんやり冷たいだなんて
優しくないね
と思ったら
雨上がりが届けた甘い香り
ありがとう
金木犀が私を包む
優しく
レースのカーテン越し
うっすらレモン色の光が滑り込む
この横浜の匂いのする応接間に優しく奏でられるドビュッシーの調べ

朝の透き通った空間にピアノの一音一音が踊り、新しい一日の始まりを祝福する ....
カサカサ いわせながら
足裏に 季節を
感じる時
秋の音が
聞こえる
砕けた落ち葉の
紅葉の破片が
ばらばらになった譜面の
ひとフレーズのよう
こんなときは
ミケランジェリの
ド ....
冷し中華に
マヨネーズがかかってなかった
だから
ぼくは自殺しようと思う


理由なんてどうだっていい
ぼくが自殺したいのだから
それに
世の中には
ぼくの同類項がたくさん
 ....
桃色パンツはいてたギャル系女の子
いい爺さん(といっても60ちょい過ぎ)につれられて
いっちゃった

横浜の埠頭にある古びた倉庫へ
いい爺さんから3万円渡されて
ついていっちゃった

 ....
一本の線がなんか表現してさ
その突き詰め行き止まりも隠してさ
水も滴るいい男 水も滴るいい女ってさ

沢山卓さん見ちゃってさ
その一本意味調べてさ
見つかった見つかるわけ無いのに

震 ....
背中にくっついてるこれは

飾りなんかじゃないんだぜ



おっきくなってカモメになって

空飛び回って 世界一周旅行。



人間の間はたぶんいけそうにないなぁ

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あえて眼をシホ.N110/10/11 0:24
金銀木星藤鈴呼1*10/10/11 0:15
修繕作業涙(ルイ)110/10/11 0:04
おはよう暗闇れもん210/10/11 0:04
迷惑メール。そらの とこ210/10/10 23:53
しあわせ暗闇れもん3+10/10/10 23:52
蔦の中からうずら豆2*10/10/10 23:50
ミゼット2*10/10/10 23:39
紅椿紅糸010/10/10 22:01
トッカータとフーガ010/10/10 20:48
雪白110/10/10 20:35
ぼくはカノジョにダイブする吉岡ペペロ2+10/10/10 19:31
守ってみせて殿上 童9*10/10/10 19:21
骨音 他二篇豊島ケイトウ16*10/10/10 17:59
そうだよそらの とこ6*10/10/10 17:39
きいちごしべ310/10/10 16:50
ナルシス・ナルシス・リンネ210/10/10 15:20
●●●●の回帰210/10/10 14:54
小さな正義……とある蛙8*10/10/10 14:40
リンネ210/10/10 14:15
ふむふむSEKAI ...2+*10/10/10 13:41
水色と光の天使たち吉岡ペペロ510/10/10 13:19
ハスキー藤鈴呼1*10/10/10 12:54
金木犀朧月510/10/10 11:40
朝の詩ヒヤシンス1*10/10/10 11:38
秋の音フクスケ1+10/10/10 9:11
わけ寒雪010/10/10 9:02
桃色パンツ[group]花形新次2*10/10/10 6:05
だってさクロイソラ010/10/10 5:09
カモメになりたい女子の言い分サワメ110/10/10 4:55

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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