少年はなにも背負っていなかった

浅黒い肌はつるんとして冷たかった

寝癖でととのえられた黒髪は

賢そうな額を斜めにふちどりしていた

ぷっくりした頬と唇の端の境目には

えくぼ ....
さしせまって、みかた、きみの、みかた、ひとつで、さんせい!雨。

わたしが生きているだけで濁る空気。

プチプチ。

チリ鉱山落盤事故救出作戦で活躍プチプチ、つぶされるだけじゃなかったなんてエアパ ....
猫になったらあいつんとこへいくんだ 秋晴れのデイタイム
頭上のグランブルー
ガスの炎みたい
目に沁みて
じりじりする

薄く流れてく雲達
なんか煙たくて
しょぼしょぼする

野原を埋めるコスモス
雑草にしか見えない ....
少し屈んで、水平の方向を向くと
君のえりあしがあった
こくん、とうなずいて、イエスを表現する
ことばとはちがう
君の表現なのかな

手を繋ぐことは
ことさら嫌がったので、そのまま
行き ....
言葉のなる木が微塵に砕けて
ちっちゃなミジンコ
恒河沙生まれた

単眼複眼
お花の目をして
ぴこぴこなのぴこ泳いでる

君たちの
ひとつひとつを色にして
どんな絵だったら描けるだろ ....
あなたはもう忘れたかしら
赤いトランクスするする下ろして
あなたの桃色パンティーもするする下ろして
「一緒にいこうね」って、言ったのに
いつも私が、いかされた
余った皮には歯形がついて
小 ....
最近アドバルーンを見なくなったね
そう君に言われるまで
アドバルーンと言うものの存在は
すっかり忘れていた

子供のころは百貨店や
ショッピングセンターの屋上
たまのイベントなどでしばし ....
あの娘のかわいいマシュマロ一号
カーブミラーにピンクのルージュ
こごえる北のみずうみへ走る
あの娘のかわいい妖精に会うために
きれいな羽はないけど
ハンドルにリボンをまきつけて
向かい ....
ちょっとタバコくれないかな
ライターも貸して
今日つけ麺食いにいかない?
その後カラオケに行こう!

楽しくない歌なんて
歌じゃない。
気持ちよく心を込めて
歌うんだ。

ピアスし ....
{引用=
創造妊娠   よもやま野原

病院の二階の窓は三つとも開いていて、そこへ飛び込めばはらいたは治るかもしれなかったし痛い思いをさせるたくさんの穴を塞いでくれるかもしれなかった。息をするた ....
病人の鼻糞をほじる姿がいやだ 。
憐れみの目減りで見られる涎掛けも いやだ 。

むかしどこかで母の悪口を言ってたら、隣に座っていた水商売風な中年の女性に「わたしは介護で母の面倒をみてる ....
知らない街。見たことのない風景。求めるもの。人は何を探しに旅をするのでしょうか。
手真似為ています。
刺激的な一日 。
うしろを振り返れば 文字を失い おやおや 自慰なんかしても  ....
快晴とは程遠い 灰色の空
本日 あなたはついに最愛の人の隣で永遠の眠りにつく

見守りにいけなくてごめんなさい
あなたの娘とその夫が
私の分も あなたが永遠に眠りにつく姿を見ています

 ....
わびしさのつもる夜だった

「もの」には「み」のあるものと
       「み」のないものがある が
「かげ」のない「もの」はない

「かげ」がないとすれば
    それは「もの」ではな ....
闇に浮かぶ朧ろの月は
僕の心を開いてくれる。
それはどこまでも優しく。

陸一つ見えない大海原に浮かぶ船からの眺めは
僕の心を不安にさせる。
それはとてつもなく恐ろしい。

僕はどこに ....
名前もつけずに飼っている
その存在は大切すぎて
呼べないのに抱きしめている
離れるのがこわい

いつかいなくなる
短い命のあたたかさを
忘れるぐらい冷たい雨に
ずっと濡れていた

 ....
日出ずる国から
新しい太陽が打ち上げられる
球形状に落ちてくる
光のドームを合図に
地中から飛び出す
過去を捨てた子供たち


顔を洗って洗面台に向き直る
その間にも子供たち ....
未明からカラス達が鳴き騒ぐ
燃えるごみの日
電力を享楽する都会 まして貪欲な鳥達に
夜盲は無縁なのだろう
ゥアー ゥアー
アー アー
グオッグオッ オッオッ
アガ アガ グァー
多彩な ....
肉体を失われた

魂だけの灰色の世界

この灰は藁か 炭か…

己の灰かもしれない


やわらかな 温かい 灰の中より

生まれ変わる 不死鳥よ


魂が肉体と ....
悲しくも切なくも 一人では寂しすぎるから

獣の私は人になりたいと…

それこそ 人という幻影を追うのです
異国の風が運んできた
ふわりふわふわ ゆらりゆらゆら 風船球

月に照らされ 陽を浴びて 雨にそぼ降る 風船球

暑い陽射しを木漏れ日に 冷たい雨を心地好く

自在に自由に 七 ....
■1


 こころを見られるのが
 恥ずかしくなった
 だからなんとか隠そうとして
 まわりに壁を作っていたら
 こころのやつ
 どんどん どんどん
 膨らんでいって
 壁は
 ....
美しい 庭

自分を見つめ直すための 庭

幾千枚の 緑の葉
針刺す布
手から 落ちて

ただ そこにある庭を 眺めている

季節は めまぐるしく動き

今 また
再生の春が ....
自分の事しか見ていないようで
相手の事も
見てるんだよね ちゃんと

きみは高嶺の花だ、なんて
冗談でも
言ってほしくなかったよ

身を削るようにして
生きてきたから

私の
 ....
なんかとどきたくて

メールをしてしまった

たのしかったことを

ことばにするのはためらわれた

だからさびしくなって

ぼくはとどきたくなったんだ
峡谷を越えると
静かな瓦屋根の風景だった
懐かしい味噌汁の匂いがした
ああ、そうか
もう冬になるんだ
木が無口だ
迷路のような路地裏を抜けると
君の家がある
赤い屋根の洋館で
君はピ ....
今日はもうまじに肋骨が全部内側に折れまがり突き刺さった状態で
そのまま一生生きていく
みたいなパニックのなかにあって
たすけを
ミクシーにもとめてみたり
バックヤードですごい泣いて ....
人を脅したり騙したり物を盗んだりして
ゼロハリバートンのアタッシュケースに現ナマを詰め込んで
北に向かう夜行列車に乗るイメージを抱いている
関東を抜けて東北を越えてもっと遠くへ
トンネルを抜け ....
彼と別れて



丁度10日がたった






やっぱり心は晴れなくて






何一つ変わらない毎日






わたしだけ



 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
少年の歌吉岡ペペロ310/10/17 21:29
:-)mixi日記にインスパイアされ詩阿ト理恵210/10/17 21:26
_十二支蝶310/10/17 20:56
オータムスカイハイドパーク3*10/10/17 20:53
横たわるものがたりかんな2*10/10/17 20:24
木っ端ミジンコ海里210/10/17 20:21
噛んだ皮[group]花形新次010/10/17 19:37
脱走アドバルーン明楽6*10/10/17 19:32
ラブソング・バイ・パウダースノウアヅサ1+*10/10/17 18:49
パープーリンペポパンプ2*10/10/17 16:24
創造妊娠佐藤真夏5*10/10/17 16:05
白い病室アラガイs4*10/10/17 15:02
そろそろ旅4*10/10/17 14:33
49緋月 衣瑠香9*10/10/17 14:25
血のわめき(七)信天翁110/10/17 13:04
困惑ヒヤシンス1*10/10/17 11:08
生命朧月210/10/17 9:40
足掻き寒雪110/10/17 9:22
燃えるごみの日salco7+*10/10/17 7:11
灰 〜改訂2〜まだまだポー010/10/17 5:51
人となれ1*10/10/17 5:14
風よ どこへ吹く010/10/17 5:03
こころ、三題佐倉 潮410/10/17 2:51
Akari ...2*10/10/17 2:45
HB0*10/10/17 2:33
とどきたくて吉岡ペペロ110/10/17 2:05
蠍座の町真山義一郎1310/10/17 1:36
リピートモリマサ公210/10/17 1:01
真冬の夜行列車に乗って虹村 凌3*10/10/17 0:54
消えないくゆら110/10/17 0:40

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