プルプル
携帯電話がプルプル
マナーモードでプルプル
プルプルのゼリー
ゼリーの中に子ども
子どもは内側から食べる
だからますます
ゼリーは大きくなり
携帯電話は擦り切れ
....
とけるまでかさねた
はなびらは
がらすでできているから
ぬるいおとがする
の
あしをおろす
きずをほしがって
あしをおろす
ね
こえがきこえる?
....
今夜はブギウギ踊ろうぜぃ
ノリノリのリズム♪
ノイシュバンシュタイン
広間で大舞踏会
ヒールをカーペットに
こすり付け穴を開ける。
ボーイに注意される。
腹癒せにワインをこぼす
....
豪雨の中で
身を寄せるこの樹に
百年降り注いだ雨がどれほどか
俺にはまったく想像できないが
すればいいのだ
想像しろ
たとえば
いや例えるな
けれども
いや逃げるな
まっすぐに見 ....
マルコヴィッチの穴に入ったメルヘェン
おいてきぼりにされた楽譜がみつかった
こんなにもかわってしまったわたしに
地球にとけたピアノは
はりたおしたいからだと云っている。
今夜も張り切って
ゆこう
今晩も徹マン
スモークされる
起きろ!寝るな!
お前は馬鹿ホンしかやらないな。
いい加減にナクのはやめろ。
盲パイしてチャンスをつかむ
勉強なんてする ....
私が手紙に張り付く前の
素晴らしき体験
私は美しき少女に舐められ
そのとき私は愛しい恋に目覚めた
私は愛しき人に直ぐ様
接吻を返そうとしたが
すでに遅く
すぐに旅立ちを迎えねばな ....
むかし住んでた
田舎の家を
ブラリ訪ねてみたら
知らない人が住んでた
わけを話すと
快く歓待してくれた
晩御飯はカレーだった
給仕をしてた奥さん
突然ブラジャーごと
セーターをた ....
きょうも会話しても
1分も続かないというか
30秒×4くらいのセットしか
なかったので
だめっぽい
かいわがつづかないので
だめなかんじがする
ふくとか
ほめたり
したりとか
....
秋の夕空は切ないね
全てを真っ赤に染めて
あんなに五月蝿かった喧騒も
やがて静かになり
完全な静寂がやってくる
私の人生の最期も
このようでありたいと思う
荘厳な夕日は
明日の夜明 ....
君の機嫌が良いとき
靴下を買ってきたとき
仕事帰り
今日も駅の中の靴下屋で、カラフルな靴下を、一万円分買ってきた
押入れの中には、君の靴下がいっぱい詰まった箱が2箱ある
「わたし ....
いやなの
不安な雨
戻れない時間
みえない明日
全部なくせば
不安はまた生まれる
別の場所から
思い通り
ならないのは生まれたときから
ヒトの意思なんて
地球には関係ないか ....
うそついてもいいぜ
その代わり
オレが安心出来るよう
上手にうそをついてくれ
奥深い森のなか
大蛇のような泥の河を下り
僕が猿の真似をする
ヤノマミがそれを見て笑う
彼らはよく知っている
人間がそのむかし猿の王者であったということを
僕は踊る。覚えた ....
あるのか
ないのか
わからない
ドーナツの穴を越えて
オートバイは走っていく
いつか
行き着くかも
しれない
あるのか
ないのか
わから ....
あなたはわたしに「ななし」と名付けた
それ以来わたしは薄い皮膜を漂っている小さな虫。
光らない星、開かない窓、結ばれない紐、濡れない傘、
ない。ない。ない。ということでしか ....
風邪を引き発熱
いつもの常用薬を取りにいけない
本人でなくては
許可がでない薬
1日目なんとか
パキシルを残して
抗ウツ剤1錠で乗り切る
2日目 パキシル1錠のみ服用
風邪 ....
失ったものが一つある
失ったものが一つだけ
春でした
たとえようもなく春でした
どこの世界でも
一人で生きていました
それはほんとうは勘違いで
僕はたとえようもなく惨めでした
....
海岸沿いに見えた風景の中を
走り抜けて行く ネズミ色のトラックや
何も無い 瓦礫の街の壁を
背景に 街を彩ろうとする
青い海の観光地が 見えている
思い思いに 空の中へと どこま ....
このまま 静かに眠らせて
肉体は灰になり この切なき魂は
愛しい貴方の元へ 届くから
空の上に
飛行機雲が走っていた
その向こうに
月が浮かんでいた
月は三日月が好きだった
どうしても 靴を脱ぐことができない 月が
空を 東から西 ....
わたしは
夜のトイレの
においが好きだ
扉をあける前の
懐かしいにおいと
便座にすわるときにする
芳香剤のにおい
背後には
紅白歌合戦の
賑やかな音声と
家族の ....
ひでおさんを
プロモーションするために
ビデオがつくられた
けれども
できあがったビデオは
暗闇の映像と
水の中にいるような
音が聞こえるだけだった
誰もが失敗を確 ....
青を背景にまっすぐな道路が
斜面を登っていくのだけれど
いずれ天に触れそうなところで
消えてしまうとわかる
長い橋を渡りながら
巨大な甲殻類の内側で
対になる脚を数えていても
韻律は ....
ディスクユニオンを出る
暗い夜空に街灯が光る
ニュートラルな気分
家に帰ろうと歩を進める
風が頬を撫でる
その事実をただ受け止める
無機質な心地よさ
生きている/それだけしか ....
【贖罪の塔】
罪を犯すたび足許へ穴を穿ち続け
地獄にでも向かう様に
地の底へと深く…深く堕ちてゆく
されど僅かな望みを求めて
....
覆い尽くそうとするビルに負けず
ただ泰然と空はあった
眩しい交差点を抜けると再び
空は切り取られてしまうけれど
工場の音さえ微笑ましく
あるいは無表情に
空はそこにあるだけだっ ....
不可視の波動を遠くへ飛ばす
(波動は見えると彼は云ふ)
石に触れると暖かい
(無機物にこそ宿ると云ふ)
電車は今日も軋んでいる
(ヒトには向かぬと彼は云ふ)
頭上を無尽に飛び交 ....
今日を時給に換算して生産性を上げるために空洞だらけの脳内の
途切れ途切れのシナプスをスティックノリとホチキスで応急処置して
電源入れても乾電池がとっくに腐ってたなんてよくある話でもう笑えない
....
断崖から波をのぞくと
悪童のおののき
かもめの群れ
シャチにかこまれる氷上のこども
黄色いバスの後部座席で
届かぬ祈り
胸の奥の井戸に映る月
断頭台の彫刻の施されたドアー
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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