森の中の喫茶店で僕らはささやかな食事をする。
木々の隙間から日が差し、妻と子供の顔を照らす。
影の中から浮き出た顔は幸せに満ちている。
愛が日だまりの中へ溶けてゆく。

湖畔の小さな美術館、 ....
この3週間
あたしは
貴方から離れなかった

出張の時以外は


南の部屋で打撃を受け
北の部屋へ泣きついた

さらけ出す
情けない みっともないあたしを

ごめんなさい
 ....
海は広い。


果てしなく世界を結ぶ。


その波は、時に激しく荒れ狂い、時に優しくさざめく。


きっと、私の感情もそんなもんで、すごく落ち込んで泣きじゃくり、真剣に死ぬ方法を模索 ....
金物屋のひさしは低く、店の奥行が薄暗き影を曳いている。
看板に金物屋と称してはいるが、店には鍋、ボウルやらと一緒くたに
タオルにモップ、ティッシュ、それにエプロンといった日用品が
一通り並べられ ....
半年が経った。

半年後のちょうどその日は
目が回るほど忙しくて
半年が経ったことに気づいたのは
その翌日のことだった

友人の誕生日を忘れたときのような
ばつの悪さを感じながら
つ ....
春の夕暮れが町を訪れていた。
 
枝豆色の自転車でクロールして町を流せば
視界に映るものは全て、よく知っているようで
何も知らなかったような
だまし絵のような道のりだった。

裏路地を駅 ....
まぶしいくらいの
あついひざし
・・・・のはずが
なんとも
すきとおったそら

たいように
ちかづこうとせのびしても
のびていないせたけ

みな
あたりいちめんで
えがおを
 ....
誰にでも
素晴らしい時があった気がする
ただオレにとっては
その時がいったい
いつのことだったか
もう思い出せないだけ


オレはそうして
静かに目を閉じる
持っている数枚のカードを
並べて、切って、貼って、繋ぎ合せて
羅列を乱して
新しい言の葉の羅列を作る
枚数は限られている
枚数は限られている
    *
タータンチェックのマ ....
なぜかくも私は嫌われるのか
生きてるうちに答えを出したい
ハヤシライスを食べてる時は
そんなことから頭を離して
できるだけ威張らずに
できるだけ謙虚に
どうしてなのかを究明したい

空 ....
                    101020




キュウロクと言ったら
9600型蒸気機関車
大正の初期に純国産機として生まれ
長い昭和時代を日本全国を駆け回り ....
スプレー

期待してなかったさって 言い訳みたいに唱えるのは
いざ期待が外れても 気持ちが楽で済むから
隠した悲しみの分だけ 強くなったと勘違いした
いつからか 何もかも隠すようになった
 ....
 
 
むぎわらぼうしをかぶって
うみにいったまま
かえってこない
あのなつのひのかぜ

まっくろにひやけして
かえってくるはずだったのに

ぼうしには
なまえがかいてあるので
 ....
怖い
怖くて

誰か守ってくれる人がほしくて
そんな独りよがりな私に

神様がくれるのは
いつも冷たい雨。

おばあちゃんやおじいちゃんの最期
心臓マッサージをすると
ボギッと
 ....
本当に、本当に大切なことって
口に出さなくても、わかる。
言葉は要らない、と言うとキザですが
言葉が出てこない、と言うとオシイ気がする。

あなたは、どちら派?
私は、いつもオシイ方です。 ....
いいよ。
いいね。
よかった。

いいですよ。
いいですね。
よかったです。

「いい」は、カメレオン。

すごく
とても
さすが
まさしく

いい。

別に
そん ....
{引用=


記憶は生きていない
記憶は動かない

ので

それは生命を超越し
古い古い地層に
固定されている

こことは違う時間では
時間は
固定されている

ここと ....
影の中に風景を見つめて
私は 何となくそこで 目を閉じる
夢のイメージは そこには無いのだと
そこにある日だまりに座り込み
そこにある体の疲れで
目の中のそこで 眠る


目は眠る ....
みんな

幸せを被爆して

少し口数がふえた


いつの間にか

置換された退屈が

白い部屋から溢れだしていた
記憶の破片が降る
僕の肩に、額に
瞳に
鋭い角を立て
時の欠片が容赦なく降る
夕陽を浴び
舞う
髪に散る雪のごとく
溶け
傷を残さず
僕を傷める
過去の破片が降りかかる
眼の上 ....
信仰という確信的な迷妄
その心地好い陶酔 自我に奥深く祝福される切ない悦び


エウテルペが宿した 重く病んだ遠い夢 
闇を蓄えた天空から 銀色の稲妻走る脳裏に 
白金の灰が降る それは  ....
創世記

毛の生えたチーズ 
毛の生えた石けん
毛の生えたキャンディー
毛の無い性器


手っ取り早く金持ちになる方法

花束を買って帰る
(鉢植、観葉植物は不可)


摂 ....
言葉が欲しい
労わりでも気遣いでも
何だって良かったけど
とりあえず優しさがあれば良い

時間が経過していきます
永遠に向けてゆっくりと
そこで終焉を迎えてはやがて
ある時点でそんな事 ....
すき焼き食べ過ぎちゃって動けないのよ
太田胃散ちょうだい

久しぶりだから
久しぶりだから

松茸なんかいれるから
食べ過ぎちゃったのよ

中国産だろ
韓国産だ ....
銀に回転する木霊 切り裂く稲妻は金
雷鳴 砕け散り 緋色の星群
飛来する箒星 末尾 流れ 弾け  
灼熱の 列火 連なり 街は 黒く 崩れてゆく
その様が スプーンを 真似た 冷たく 固い
 ....
 
 
プルプル
携帯電話がプルプル
マナーモードでプルプル
プルプルのゼリー
ゼリーの中に子ども
子どもは内側から食べる
だからますます
ゼリーは大きくなり
携帯電話は擦り切れ
 ....
とけるまでかさねた

はなびらは
がらすでできているから

ぬるいおとがする



あしをおろす
きずをほしがって
あしをおろす



こえがきこえる?

 ....
今夜はブギウギ踊ろうぜぃ
ノリノリのリズム♪
ノイシュバンシュタイン
広間で大舞踏会

ヒールをカーペットに
こすり付け穴を開ける。
ボーイに注意される。
腹癒せにワインをこぼす

 ....
豪雨の中で
身を寄せるこの樹に
百年降り注いだ雨がどれほどか
俺にはまったく想像できないが
すればいいのだ 
想像しろ
たとえば
いや例えるな
けれども
いや逃げるな
まっすぐに見 ....
マルコヴィッチの穴に入ったメルヘェン


おいてきぼりにされた楽譜がみつかった


こんなにもかわってしまったわたしに


地球にとけたピアノは


はりたおしたいからだと云っている。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
愛が日だまりの中へ………ヒヤシンス2*10/10/23 18:49
眠り薬森の猫5*10/10/23 18:08
大海原を渡る君よ知恵210/10/23 17:30
カメラチック・ワーズ #2 - ひさしの下佐倉 潮110/10/23 16:28
半年結城 希210/10/23 13:43
カメラチック・ワーズ #1 - 休息佐倉 潮110/10/23 13:39
Sunflower of fate板谷みきょう1*10/10/23 10:10
Green Day寒雪310/10/23 9:44
小春日和(仮)沙虹010/10/23 8:39
シャララおるふぇ210/10/23 8:21
96あおば4*10/10/23 7:46
スプレーitukam...1*10/10/23 2:50
麦藁帽子小川 葉210/10/23 2:40
カサizumi110/10/23 2:17
オイシイ人生310/10/23 2:16
いい010/10/23 2:15
記憶は生命ではないので真島正人5*10/10/23 1:53
山の向こう番田 310/10/23 1:50
未来’昏(ヤッカ)1*10/10/23 1:20
記憶の破片が曲がり屋レオ...310/10/23 1:09
コメディ / ****'04小野 一縷5*10/10/23 0:13
シュレッダーsalco2*10/10/22 23:50
一小節くらいには松本 卓也110/10/22 23:41
たまにすき焼きアラガイs4*10/10/22 23:09
夢散 / ****'04小野 一縷3*10/10/22 22:57
プルプルたもつ310/10/22 22:12
ロゥサミゼット3*10/10/22 22:11
ノイシュバンシュタインペポパンプ2*10/10/22 20:59
雨だれ夏緑林110/10/22 20:40
古い楽譜阿ト理恵5*10/10/22 18:59

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