渇望しているのだ


体の中の空っぽを満たしたくて

満たされたくて、空白をうめたくて


それで鳴いているのだ

慟哭しているのだ



そして私はそんな鳴き声に ....
まるで海だ

自由とみせかけて
私は波に飲み込まれてゆく
結局、行き着く先は波の運ぶままなのか

いや、それは違う
私はまだ泳いでいないだけなのだ
ただ浮かんでいるだけだからいけな ....
あんたぁ ちょっとぉ みかけに よらない 日本一のくるくるぱぁー

ってなぁ

あほぉいうたひとがあほぉなんですぅ、あほぉ
 とぎすまされたナイフのように
 口元にはいつも
 ふっきれたような不敵な笑み
 藤木くんはそういうひとだ

二十歳すぎ
鼻と耳にピアス、眉毛なく黄金色の長髪をふりみだす姿はライオンのよう ....
{引用=
おぉ
黒い服に身を包み
大げさな声でぺちゃくちゃとしゃべり
鳥の血よりも鳥の
モモ肉を好み
トウガラシの種を庭に植えては
庭の土を更新
し続ける者よ
お前たちのあざ笑った
 ....
この想いグセ
なおらない

まるで
外科手術で切り取った
カラダの一部が
ないのに
まるであるかのような痛みを
見させているようだ

うずくのだ
しくしくと

ひとりでいると ....
心細い夜は、

送信してみたり。
受信してみたり。

笑いかけてみたり。
冷たくしてみたり。

つきつめれば、全てがくだらなくて。

だから決して君に(或は、私に)辿り着いてはいけ ....
降り積もる雪の重みに
夜が
耐えきれず落ちていく
そうして彼女らは埋もれていくのだ

ひるがえった真夏の
影を踏んだあなたと
鳴くこともなく
死んでいった虫たち

 ....
猫猫しい彼女
罪悪感のほとりで
レースの黒と踊る

隙もない
目を離すことができない
成す術もない
空白は皿の上に在る
私はパンを籠から取り
ナイフで割る
そして
硬く焼きあがった皮を千切り
ワインを飲む

空白はやはり空白のままで
給仕が皿を下げ
新しい皿を私の前に据えた

 ....
良い詩が書けないから自殺がしたい



















 ....
忘れられず脳の底に溜る

 の声
 の指
 の頬
 の髪
 の癖
 の仕草
 の香り
 の夢

無意識に象った

 が消えずに

何時までも 何時までも

忘れられず ....

女に頼る男ほど不甲斐ないものはない。
女に甘える女ほど不細工なものはない。


暖房の効きすぎた車内に長居することは
濃厚なガトーショコラをワンホール食べることに似ている。
もたれ ....
無防備な網膜を焼き尽くすように
太陽が全力で燃え盛るなら
私は夏の夜になろう

草いきれの温もりと一番星の子守歌
小さな背中をくすぐる風で
零れた涙を何度でも拭こう

私の祈りは雲にな ....
 
 
本の索引をめくる
たくさんの指紋がついている
たどって行くと
エスカレーターがある
エスカレーターに乗って
植物の茎を昇っていく
やがて一枚の葉が終点となる
葉の先端には小さ ....
 マヨルカ島にふきよせる地中海の青い風をすくいとる
 ピアニストの手のひらは白い
 葉叢を束ねる小鳥のさえずりに頬ずりをして
 月光にきらめく細い爪をみつめていた

 風の家にあ ....
日曜の朝早く 
研修に出かける君が 
遅刻しないか心配になり 

僕も6時にセットした 
目覚まし時計の鳴る音に 
寝ぼけ{ルビ眼=まなこ}で身を起こし 

モーニングコール代わりの  ....
今日はいつになく忙しい日で 
不器用な自分にもくたびれ果て 
痩せた野良犬の姿になって 
帰りの夜道をふらついていたが 

「おはよう」と「おやすみ」の 
メールを毎日のように交わす 
 ....
アルペジオ踏んで
流れる海を見る
果てしない水平線
船が出る。

ノウゼンカズラ
蝉の声
子供の声
もう今はない

君はデイゴの花を
髪に飾り笑っていた
野良猫が笑っていた
 ....
ボールペン貸して
手ぬぐい借りて
お金返して
時間を共有する

情報を流し
情報を受け
情報を変え
情報を産む

情報を楽しみ
情報を糧にして
情報を整理する
情報を決定する ....
今日も元気に
いってみよう!
楽しく可笑しく
美しくカッコ良く

高く低く斜めに
本は高く
ベットは低く
音は斜めに

歌麿
彦麻呂
英麿
まろは幸せでごじゃる!
「あ」

貴方が最初に発した音が
悲鳴だったか
歓声だったか
知らないが

「あ」

貴方が最初に発した音は
今頃ちょうど
さそりのしんぞうに
突き刺さる



… ....
仕事帰りの道で雨に降られ 
ずぶ濡れで家に帰ると 
台所に立つ初老の母はふりかえり 

「 谷川先生のご紹介で 
  原稿依頼の電話があったわよ 」 

と、不思議そうに言った。 

 ....
ビートルズの未発表音源の中でも、
1966年のいわゆる「フーダニット・セッション」の媚惑的な輝きに、
迫るものがあるとしても、
ジミヘンドリックスがエレクトリックベースで弾き語る「君が代 ....
やがて晩秋というのに夜中のしじま
身を寄せ合う恋人達の姿もない
灰色のロミオは塀の上
ソネットをひとくさり
オウ、ムォウ、マオ、アオー
猫が、まるで狼族の遠吠えのよう


{引用=出て ....
見えないものを交わしていた

きおん20度

しつど50%

そんな粒子につつまれていた


愛の数だけ矛盾はあるけれど


見えないものを交わしていた

きおん20度
 ....
せつなくて

やらしい気持ちにならなければ



遠いこころはつかまえにゆけない


もうなにに触っても

なにを見つめていても



アイツいがいで勃つことはない
 ....
もうすぐ4時だ

バニラビーンズのようなあごになっている

営業担当エリアの空に

輪郭のない太陽がかがやいている

からだには塵芥がつまっている

こころには水滴がおちている
 ....
ストレスと
前立腺肥大のため
頻尿になっていた
一時間に5回は
トイレに行きたかった

冬に桜の咲いたある日
地下街を歩いていると
いつもの尿意を感じ
感じるとともに
すでに我慢で ....
この橋の下 工事中
柳の根もと 猫の死体
あなたの足に釘を打つ
銀鼠の雨 おちょこ傘

真っ暗がりが落ちてくる
重機の沈黙 橋の下
ねんねこねんね 濡れ鼠
たんたとたんた 雨の音

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蝉時雨やぶさめ110/10/27 1:46
自由の海010/10/27 1:44
あほぉ殿上 童12*10/10/27 1:00
ライオンの爪あと乾 加津也8*10/10/27 0:44
おぉ私の瞳を赦し給え真島正人5*10/10/27 0:36
月をとってとせがんだあたしは森の猫6*10/10/27 0:01
私の(或は、君の)ミケ4*10/10/26 23:57
Gyuko610/10/26 23:43
シロとクロ瀬崎 虎彦310/10/26 23:32
空白 Ⅰ曲がり屋レオ...510/10/26 23:29
死とエカテリーナのためにTAT3+*10/10/26 23:17
思人徘徊メガネ410/10/26 23:09
女とチョコと秋の空さつき2*10/10/26 22:53
眠るひまわり5*10/10/26 22:46
索引たもつ510/10/26 22:30
ショパンの手石川敬大1810/10/26 22:18
君に贈るテレパシー 服部 剛210/10/26 21:31
炎のひと 110/10/26 21:24
海岸沿いの木の下でペポパンプ4*10/10/26 21:17
take&give3*10/10/26 21:17
コーヒー2*10/10/26 21:16
亜樹210/10/26 21:07
歓びの花 服部 剛110/10/26 21:00
The Beatles/Why not me?はだいろ210/10/26 20:41
Calling ❤ Julietsalco6*10/10/26 20:26
20度50%吉岡ペペロ010/10/26 19:21
Gの歌210/10/26 19:19
フェルメールの恍惚010/10/26 19:18
マーキング イエローハイドパーク4*10/10/26 19:02
橋の下、工事中テシノ010/10/26 18:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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