たびたびおとずれる
手をのばさずにはいられない衝動と
どこかで燃えつきるはずの悠久の紳士が
消えずに残るわたしの瞼をゆきすぎていく
それはまるで
ひびきを吸いとる
木綿をまとった異国の旅人 ....
このあふれる
愛しさを配りたい

3人の子を産み
必死で守り育てた

その愛しさで

君に
あなたに

さみしさを知っている
みんなに



不思議と
あたしのまわり ....
 
あいしてる なんて言葉は
飾りだと思っていた
 
言葉の意味さえ分からずに
恋愛ごっこを繰り返してきた過去
 
どの あいしてる も嘘だった
薄っぺらい中身のない言葉
君に愛され ....
時計の針が逆向きに
動き出す
こぼしたスープが
皿の中に戻る

記憶が戻る
創造性が戻る
集中力が戻る
体力が戻る

失われていた時間が
元に戻る
少年は夢中に勉強した
人は ....
沈む太陽は真っ赤に染まり
朝に真っ白になって蘇る

雲はこのドラマチックな再生を
反射させて演出する

空はこの死と再生の間を
透き通る蒼で見守っている

鳥はそれを知っているから
 ....
心に映る景色 鮮やかに胸躍る
何ものも寄せつけない
強く鮮やかな光

ふわふわとした淡い空間の中で
変わっていけるように
いつかなれる?

自然のように癒される空気の中で
広い空のよ ....
あの日母が
私を見つめていた瞳が
なにを想っていたかが
ふいに想像できた

歪んだ方向しか
見ようとしなかったあの頃の私には
真意なんてどうでもよかった

気をつけていきや
そう言 ....
新宿駅の地下連絡通路に連なり通行人をガイドする
柱の鏡で彼女は念入りな化粧の最中だった
思春期の門口に立つ少女のようにあどけなく熱心に
出勤前のホステスのように身を乗り出し一心不乱に
何千とい ....
(前回までのあらすじ)
金八先生を金髪先生に?
なに手垢にまみれたこと言ってんだ、ボケ!
3年ごろしも、トイレット博士だろうが!
同じパロディやるにしても、もちっとマシなもん考えろよ!

 ....
失速していく雲を見ながら、
今日は失踪日和だな、と呟く。
プラスチックのストローの端を囓ると
孤独の味がした。

久し振りに読む小説の
栞の紐が色褪せた橙で
苛立たしいような
物寂しい ....
カピパラシュートがせなかにおりてきて

ふ(や)けた頭

よふけの裏庭に飾ったら

つみとられた朝

ただのみちを

ひとつ

抱く
喉の奥になにか黒いかたまりがあるのを感じる

それは影よりも黒いのを感じる
焼け付くように黒いのを感じる


私は心疾患のある患者ように
必死で左胸を抑える
私は口が聞けぬ子供のよ ....
「そっちへすすんで」
「なぜ」
「見せたいものがあるんだ」
「何を」
「見ればわかるよ。嫌なら見なくてもいいけど」
「わかったよ。左だね」
「そう。門を背にして左」
「あの ....
「こうなって あういてう」 指差す君
「こうなって あういてうぅ」 何回も
「へんな ロボットぉ」 僕に訴える
こうなって・・・
25年前の君の声が
僕がうなずくまでずっと



小 ....
つい昨日まで 真夏だった気がしていたのに
つい昨日まで アイスキャンディーがだらだら垂れて大変だったのに
知らないうちに秋が夏を誘いにきて
わたしの20代最後の夏を奪っていった
まだまだ汗だく ....
栗をむきました
それだけで
私の友達のもみじの木が
さらさらと笑いました
私は今、手に抱えきれない程の
難題を抱えているというのに
栗をむくのに必死だったのです


ねえ、君と私
 ....
なんて綺麗なんだろう
銀杏は黄土と薄緑が混ざりあい
その葉が落とす影の模様
どこまでも澄んだ青空を
斜めに上る飛行機は窓さえ見え
その向こう遥か先には
半月より少し大きな白い月
僕との距 ....
この雄大な大地に拮抗しうる音楽は

中島みゆきでもモーツァルトでもなく

チャイコフスキーの交響曲第五番だけだった

そんなかっこいいコピーがあった

今朝これをガンガンにかけた車か ....
頭の中が暗闇で
街灯もなく
右を向いたり
左に走ったり
右往左往がユーモラス


黒く染まった時の中
大声で叫んだら
話を聞いてくれるかい


無視する人もいるけど
 ....
 いっぱしのおとなになりてえ
と泣きながらうそぶく四十男を
わたしは胸の中に招き入れる
 いっぱしのおとなはつまらないわ
と慰めてあげることも
 いっぱしのおとななんかくそくらえ!
といっ ....
空と
毎日の
事を欠かない食事


眠り
ぷらす
飽きない質のセックス


そして
幻に映る
ガラス玉があればいい


きみは何も言うな


僕はそ ....
 
 
かおりのいえの
あかりが
まだついている

あいかぎで
かおりの
いえにはいる

くることを
しっていたのか
りょうりを
つくっている

ゆめかも
しれなかった ....
 
 
まりが
はずんでいる
えきのホームで
けいたいでんわを
いじりながら

まりが
でんしゃにのる
まんいんでんしゃに
おしつぶされそうに
なりながら

まりが
ころ ....
沼の中へとダイブしたい

白いワンピースが泥色に変わる瞬間を
この目にしっかりと焼きつけて

刻みこむんだ

服に肌に心に
生きてゆく為に必要な汚れを



泥んこになった ....
朝のまぶしさで
目が覚める

となりには
あなた

鳴り響く
目覚ましの
アラームを消す
あなたの手

 ねぇ

あたしは
あなたの胸に
手をあてる

あなたの
大 ....
垣根の緑の葉っぱは、揺れていて、
並んだ木々の間で、
手に少し触れる時は、汗が滴った。
いつも食い千切られている気がした。


私の、
目の上は、見えた、
霧の上に、雨にー
先端 ....
あなたの発するだろう声に、そこに色々な、声にすることすらできないようなものが、けれど具体化されずに、取り巻いているような気がした。とりとめも無くぼんやりとしたものが取り巻いている。私にはそれはぼんやり .... 幸せだったよ、楽しかった。あの頃は二人とも同じ気持ちだった。
何も知らない君が、なんでも知ってる僕と、
一緒に居た。

君はなんでもしてみせた。
なんでも頑張ってみせた。
僕に褒められるた ....
{引用=


……結局

そんなものはなかったのだと

あなたはため息をついた

底冷えのする10月

炎で焼かれたような歳月が朽ち果て

それが桟橋のように見えるとき

 ....
今しがた撃たれたが対峙する雑魚を退治するのに特に支障は無い








 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
まどろみ乾 加津也7*10/10/30 0:45
愛しさを配りたい森の猫3*10/10/30 0:07
あいしてる次元☆★210/10/30 0:04
左回りペポパンプ3*10/10/29 23:14
失われた空うずら豆2*10/10/29 22:02
心に映るもの鞘(サヤ)010/10/29 21:50
省みて朧月210/10/29 21:34
かれんsalco5*10/10/29 20:50
3年ごろし金髪先生[group]花形新次1*10/10/29 20:45
失踪日和亜樹210/10/29 18:31
カピパラシュート阿ト理恵1*10/10/29 17:08
わたしの中のわたしやぶさめ010/10/29 16:48
避難(第2稿)原宿110/10/29 16:15
オレンジ色のスキー靴山人3*10/10/29 15:36
つい昨日までミスフライハ...2+*10/10/29 15:08
栗をむきましたナカツカユウ...11*10/10/29 14:58
美しい時間プル式5*10/10/29 10:41
交響曲第五番吉岡ペペロ410/10/29 9:20
歌う寒雪110/10/29 9:10
情事豊島ケイトウ9*10/10/29 9:07
悟るまえにアラガイs4*10/10/29 8:04
かおり小川 葉610/10/29 4:59
310/10/29 4:16
“凛”三奈810/10/29 2:44
ハグ森の猫5*10/10/29 2:42
12月、雨番田 2+10/10/29 2:27
建築物と3*10/10/29 2:27
精一杯のおままごと紙喰虫210/10/29 1:40
あなたが求めたモノクロームの断絶真島正人4*10/10/29 0:58
木星には何時に着くんだ?TAT3*10/10/29 0:56

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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