終わりの果てだと 葉っぱのふち
緑の雲を浮かべた陽気
体を掠めて靴の先で紐をとく
小さな精密が一生懸命
育てた木は また残る
根元に散らばる慈しみと親愛が
腐りはて かさかさに乾い ....
陽が射してきた
ジメジメした心の片隅に
気色悪いカマドウマを
光の矢で刺し殺せ
奴は生きる気持ちを
食い荒らすから
陽の光
君の言葉
手の温もり
暗く湿った心の片隅
....
アルバムをひらくと
わたしがいる
みんな
わたしだとおもって
いまもどこかで
わたしだっただれかが
わたしをおもいだして
わたしをみている
奥深くで疼く痛みを別の痛みで誤摩化す
何の解決にもならないけれど今のわたしにはこれしか方法がない
ピアッシング
周りは医者でやれだのピアッサーを使えだのと五月蝿いが
わたしは針 ....
道路の
ボタンを外して
話す角度で
回転させながら 引っ張れば
すでに白い車ごと海の上を進む
いや 河口が見えないけど川なのかも・・・
疲れた液体
過去の大小の球を 浮かべたような
蛇 ....
誰だってカラフルな菓子を食べていれば 人は幸せに思える
人に私は失業者の白い目で見られながら
日本という国の寂しさを実感する
今日私が手にしたのは何色の菓子なのだろうと見ている
瀬名 ....
渇いていたい
最後まで
渇いていたい
劣ってるって
めんどくせーな
笑って なぶって
いじめてやって
殺さなきゃなんねー
もしもばれたら
怒られるぜ
優れてるって
鬱陶しーよ
殴って しゃぶらせて
追い詰め ....
死んだほうがましだ
と人に言われて
割れて変わっていく
問われることには慣れた
離れた場所の小姓たち
森羅万象
不穏な感情を鍛造する
因果を進化させる
winはとうの昔
構造の方 ....
僕がいままで忘れ去った人々と
僕がいま思い出せる人々
その数を数え終わった夜
祖父が遺した辞書を 僕は開いた
僕はひいた
《忍耐》という言葉を
僕はひいた
《永遠》という言葉を
僕 ....
夜のベランダの、家族に
ここ何ヶ月か
かに座は、人の気持ちを感じられる場所にいくと
安心する
かかわりの中でしかない、対話が
呼吸が
そういう状況に要求され、ドラマは
過酷で
ポジ ....
もうすぐ いくよ
だから もう 待たなくていい
夜 鳩は飛び立つんだ
だから もう 飛ばなくていい
もうすぐ
朝がくるから じゃなくて
朝がこないから
数えてみて
幾つ ....
夜は水
流れて堕ちて底を這いずり回る
やがて 蒸発して 上流に戻り 朝となる
眠りと目覚めの境目に
流れ止まり 流れゆく
明日は夕べに 流れつく
山の様なビルの境目に
一瞬の永遠 ....
僕が昨日から大事に
大事に蹴ってきた石を
今日は空へかえそうと思う
僕の足にいいきかせる
もう石とはさよなら
石は星になるよ
僕の涙が含まれた
昨日はいらない
....
きみの住む町を見つめている
夜も朝も昼も夕も
季節も
きみの住む町につながっている
天気いがいつながっている
こころも
記憶も
あらゆる
感情も
....
青空が恐い
とても綺麗で
大きな青空が
見てると
胸の中で
何か割れそうな気がして
怖い
....
黄土色に青ざめた手が
黄昏の先の深淵を予感する
黒き幻想の訪れに
我が胸は戦き震える
白き衣のヒポクラテスも
ナイチンゲールの囀りも
何の慰めになろうか
空疎な言葉は
ただベッドの ....
村八分の八分のうち
ひとつは婚礼で
もうひとつは用水路の利用だが
あと6つは
ときあかしがたいと
される が
ぶさいくで
おしのつよい
おんなが
いろいろしゃべって
ばをしきる ....
才能のない手合に限って方法論をぶつ
その持論は概して誰の役にも立たない
自分の役にすら立っていないものを
頭の悪い女はウザい
確かに、見方によってはご愛嬌でもあるのだろう
頭の悪い男 ....
ただ 波の音が
聴きたくて
退(アセ)た記憶の
駅を降りた
秋の海辺の
遠くに見える人影
波音と潮風に
案山子のように
吹かれている
わたしの
束の間の領土
息継ぎなんてうまくなりたくなかった。
そうしたらあなたとキスした時に
息ができなくて腕の中で死ねたのに。
君のアソコへのびる
長い一本舌は(レロレロレロ)
いつも君を興奮させた
とてもとても険しい
ジャングルランドだったけど
今君をイカせに行こう
「自分の大きくなったものを満足させればいいのさ ....
安全装置を外したら
さぁぶっ放そうぜ
四面楚歌
六道詰んで
八方塞がり
壁、壁、壁
コンプレックスだらけで眠れないくらいに
生きてる事って辛く無いか?
そんな事無いか
煙草が美味しか ....
ほんのちょっと 甘いモノが欲しいだけなのに
それが何なのかぴたりとは分からない
それはチョコレートではなく
クッキーじゃない
カスタードも 粒あんも マカロンも違う
小さな頃
ミル ....
目の見えない犬と散歩にいく
ときおり
ふんふんふんと鼻を鳴らして確認する
それでいい
それでいい
と言う
ときおり
ぐずぐずと泣いて居場所を探す私
あっちをむいて
こ ....
デイケアの送迎バスを待っている老人と毎朝すれ違う
車椅子の上で介護者と共にずっと道路のほうを見ている
わたしはその道を通りすがって
保育園の前を抜け
小学校の向かいの会社へ足を進める
自 ....
親子で罵りあいの口げんかした後は脳みそがカラのまま膨張したみたいで
このまま大見得を切って飛び出してやりたいと思うのだけれど
空を見上げれば虚しくて
大地はちっともわたしの味方をしては ....
ボクが冷たい人間だって
きちんと確かめさせて
キミのおっぱいのなかで
人間なんて
言葉一つで
どうにでも出来る
それと同じくらい
いくら言葉を足しても
理解することが出来ない
そんな
訳のわからん生き物
妻が帰ってきた。勾玉を下げて帰ってきた。
僕は今まで勾玉なんて見た事がなかったから、もう吃驚仰天! その狼狽たるやおそらくに、わかりやす過ぎ! といった工合に妻もまたわかりやすく得意気な表情で勾 ....
3180 3181 3182 3183 3184 3185 3186 3187 3188 3189 3190 3191 3192 3193 3194 3195 3196 3197 3198 3199 3200 3201 3202 3203 3204 3205 3206 3207 3208 3209 3210 3211 3212 3213 3214 3215 3216 3217 3218 3219 3220
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.44sec.