母の声も
父の声も 私自身の声でさえ
今の私に必要ないと
そう判断した私のからだ
冬の風の中
地面にしがみつく雑草と
同じように首をすくめて立っています
認めるって
すでにある ....
弄り過ぎて
崩れ落ちる
頬紅が似合わなくなる顔
孤島のような寂しさに
耐えられずダウジングしていたのだけれど
誰にも示し合わせていなかったから
今日も明日も見つめるだけで終わってしまう
....
泣いてる少女の頭上に灯る
青色発光ダイオード
泣いてる少女は轢かれる少女
赤色発光ダイオード
わらう少女は哲学わずらい
大事なことまで四捨五入
わらう少女はおかしな少女
死んでといっ ....
I am an ウンチ臭い人
I am an アナリスト
欲しいモノをどこに入れるかは人それぞれだぜ
オイラはホモでもなんでもないけれど
アナル愛好家であることは確かなのさ
そうさアナリスト ....
何も手の平に
つかむことが出来ずに
毎日の生活を
走り回っていると
写真の中で自分の姿が
小さくなっていく
それに気付くと
自分の存在がちっぽけに思えて
正しさとか強さ ....
あたしの上等な蜜を用意してあげるから。
貴女は家で待ってなさい。
ほら、
貴女の指を蜜壷に
入れて
掬って
取り出して
舐めて。
さぁ、召し上がれ。
101218
茶葉が
ポットの中で
踊っている
朝と
昼と
夜と
晩
これ以上、蒸らさないで
反復する細胞の分裂する音のほか
何も聞こえない無音の午後に瞼を閉じる
記憶の中で歳をとらないあなたの
豊齢線をなぞれば甦る
太陽と煙草の乾いた薫りが
こころの奥に降る雨に混じり溶けてゆく ....
それはアイデンティティですか?
いいえ、ただのアイパッドです。
それはアイアンメイデンですか?
いいえ、ただのアイパッドです。
それは愛工名電ですか?
いいえ、ただのアイパッドです。 ....
なんでもない窓辺
縦長いシルエットの
木がカーテンの隙間から覗き
黒い鳥が音もなく羽ばたいている
低刺激な窓辺
つまらない
そんなものいらない
雪を寒天で固めて作られた
壁に背 ....
金曜日の夜
窓をそっとあけてタオルを干しました 。
墨色の空を見上げ
ねむれないのは星と僕だけだと、 知りました 。
遠く離れたあなたの淋しさを思うとき
冷たいコップの ....
さびしんぼの
あたしに
なつかしい人から
メッセージが
届いた
突然だった
うれしかった
あったかかった
元気にしているのだろうか
忙しいのだろうか
今はもう
わ ....
ドライヤーで髪がさらさらになった
ボタンがあって押すとイオンがでるやつだ
見えないイオン
温風だって見えるわけではない
でも現象としては
髪はさらさらに乾いている
....
嫌われたって 別に かまわないさ
私は 睨まれていた わからないけれど
肌に ひんやりした空気だけを 感じていた
私は ベネトンなんてものは まったく好きではなかった
いつもの ....
あの頃の約束を守れてているだろうか
あの頃君に誓った生き方を僕は出来ているだろうか
もう君は会えないから
今きみに確かめてもらうことはできないけど
これからも僕は約束を守り続けようと思う
「さびしいとつぶやいたってきえませぬ」
ひとりぼっちの夜中にホットケーキを焼いていた。脂っこいカップラーメンひとつじゃあ、この欲張りなお腹は満足してくれなかったから。甘い匂いが漂って鼻の奥はひく ....
(三日月
貧乏だな
詩人って
(満月)しょうがないね
詩人だから
月 でも
食おうよ
幻に/眠るから
(夢
月
半分)
....
吐く息の白さと
鳴り止まないアラーム
泳ぎ疲れた夢の中
出ない声で出るモーニングコール
堕落へつながっていると
知っていても手を伸ばす
ジャングルジムの攻防戦は
まだ続いているよ ....
断片を消す
一つひとつ
断片を消す
右から順番に
必要だとか
不必要だとか
考えることなく
消す
なにせ
断片なのだから
これ一つ欠けたとしても
不自由はない
断片 ....
転がると死にます
死がこわいなら転がりません立ちます
座るのでもよいでしょう
はいそこの彼は転がったので死です
死んだら転がります
つまり大体転がりました
鮭の切り身をむしゃむしゃやり ....
寝ると明日になって
古文書を読まされるので
寝ないことによって
明日がこないようにできる
バルキントンが
くりきんとんと
にている
それで、どういうのが面白いと思っているかとい ....
抽象画家が描いた
うつくしくはりめぐらされた運河
本流が支流になって
クモの巣状の千の川になる
―― そこに
ジェルマン
という街がある
静電気をおびた ....
俺は今
とても辛いんだ。
でも、どこか幸せで
どこか切なくて
君が好き
君が好き
君が好き
君が好き
短歌じゃないのに君が好きで
君と一緒?
君と同じ?
はてな ....
通りの中で
立ち竦んだ
何もわからないし
何も言えない
僕が僕を否定し
そんな僕を僕が否定する
そして、肯定する
AとZが
その他全てを脅かす
その方が楽だから。
極端な夢は
....
お寒うございますね。
それも 急に ですから ずいぶん
慌ててしまひました。
夏物は もう 役には立たないのでございますから
箪笥の入れ替へも 急がないと 冬は、
駆け足で近づいております。 ....
コーヒーを飲んだら
窓の無いラブホテルに行って
セックスをしてから
朝を迎えよう
何て言えば
笑うかな
吉祥寺の街に突っ立って
あの頃の日々を過ごしていた時は
その暗い海を死ぬ ....
赤子のように泣いて
呼んでいるのはだれ
アカの子のように
眉をひそめて嘆いているのはだれ
わからないワカラナイと
耳を澄まして困っているのはだれ
いない いない どこにもいないと
途方に ....
小さい方から数えて100番目の不思議の前で
両足を揃えて立ち止まる
ずいぶん背が伸びたなあと、自分の後ろにできた影を見て思う
1番目の不思議は、どうしてごはんを食べなきゃいけないんだろうって ....
黴臭い屋根裏部屋の壁に残るいくつもの傷は昔、幼い兄がもっと幼い妹を数百回刺して殺した跡…妹は、痛いと言えなかった、それが兄との約束だったから、大好きな兄との約束だったから(いいかい、これから僕 ....
間違いない
これは事実
人工的では無い事実
必然的な自然の末の
人工的では無い事実
視覚と聴覚
やがて陶酔しました
目なんか塩水で保護されています
過保護な ....
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