いまにも降りだしそヲ、
    降りだしそヲ、
    降りだしそヲ、
    降りだしそヲ よ

            あの

 雲 底

  (  )
  (   ) ....
ほんの少し
ほんの少し

歩幅が違っていただけだよ

ほんの少し
ほんの少し

呼吸が違っていただけだよ


あなたが優しいこと
あの子も知っている

あなたの痛み
あの ....
非常階段に隠れる
息をひそめて隠れる

誰も来ない秘密の場所
静かな安らぎの場所

遠くで犬が吠えている
でもここでは関係ない

のんびりと煙草を燻らす
悪意の雨も関係ない

 ....
お前の髪は
月の雫に青く濡れて
俺の瞼を鼻先を、
腹を冷たく流れて行った

お前の白く滑らかな
体をなぞって行くと
掌に吸い付く曲線はさざ波を立て、
まん丸い乳房は大きく揺れて指から溢 ....
タクラマカン砂漠はどこにあるのでしょうといった
あたりさわりのない会話を通じて
電話番号を聞き出すことに成功するので
あとは メールすると
食事に行けるから
そこで
ケーキをおごったりする ....
君が笑顔でいられるように
僕も思い切り笑うよ

たとえ苦しい時でも
君の悲しい顔は見たくないから

笑おう!
空が呆れるくらい

いつでも笑って逝けるように
悔いのないように

 ....
若かったころひとりで
たいていひとりで

ひとりはひまなので
余計なことばかり気になって
寝転んで涙
耳に入ったまま起き上がって
肌がきれいな
童顔男子にひとめぼれ
それから

 ....
或るあさ、
女は目に涙をため
「わたしにできるせいいっぱいをつづけていきます」
と言った
聴衆はそれぞれ自分に都合のよい欲望を見出し
彼女に拍手喝采を送った

或るひる、
女は目に ....
自分が木螺子だと気づいたのは
空の水が全部落ちてきたような
凄まじい雷雨が通り過ぎた後だった

公園のブランコの下の水たまりに
たまたま自分の姿を映した僕は
ほんの少しだけ驚いた

で ....
あきのそらが
こきゅうしている

ここにいるよと
こきゅうしている

おちばがきづいて
くるくるあそぶ

わたしもきづいて
えりをたてる
 
+

きたかぜこ ....
光満ちる波打ち際に
子供達のふざけ合う声が跳ね返っている
紫陽花がつづく坂道を振り返れば また眩しい
海の上を白金の波が幾重にも走る

潮臭い湿った日影で 老人たちは
灰色に窪んだ眼で ....
でんわはそうわきから細い細いくだをとおって
あなたのじゅわきにとどきます
そのくだが何万本もひつようとされていて
いろいろな人たちが仲良くなるたびに
せいふくを着たおじさんが
そ ....
激しい雨が降っていた
土曜の昼下がり
娘を塾に送る車中で
便意をもよおした

「お父さんお前の塾のトイレ、借りてもいいかな。」

「絶対ダメ、却下。きもい。」

年のせいなのか
若 ....
刺青を
くっきりと
しるす
誰にもみられない場所へ
一生消えない
宝物みたいな
罰だ

いつか
すみずみまで誰かの役に立ちたい
わたしが死んだのなら
必要な人に角膜をあげてくださ ....

しょうゆ
みそ
ちゃんこ
キムチ
カレー
豆乳

水入れて昆布ひたして

カキの洗い方どうだっけ?
野菜は水から?
お魚お肉は沸騰してから?

春菊はすぐだから食べる直 ....
額を星型にくりぬいて
そういう風に生きていこうとしたのだ
垂直に突き立った時間を
半分で折り畳んだのも
注がれた水を飲まずに捨てたのも

それでも、あまり深刻になる必要はない ....
ふたつで1パックの太もも 紙コップのうすいコーヒーの温みで時間を計り からだをしめらせてうそをかくす たくさんのうそがドアーにはりついている そして地面が壊れはじめる 受け止められずに 受け流せずに  .... まず綱が切れる.物事は徐々に浮遊しはじめる.昨日はトースターの裏側からら行がごっそり見つかった.つぎに内部と外部がゆっくりと剥がれおちる.

たとえば、思うのは
そのちょうど中庸にいることは ....
辛い事なんて
なかったよ…

君と一緒に居て
辛いなぁと…
思ったことないよ…

君の悲しむ顔を
見てる時は辛くても
君の笑顔を見れば
すぐ良い思い出に
変わっていくんだ♪

 ....
賑やかな下町のポストの下で
猫がちょこんと座っている

薄汚れた野良猫だが
きっと手紙が無事届くよう
見守っているつもりかな

僕の手紙もあの娘に届け

猫は僕がポストに投函するのを ....
目をつぶれば
素敵なあなたと会えるのかな
誰にも邪魔されず
あなたのそばにいられるかな


鏡の前にいる私
………醜い!
写真の中で微笑む私
………汚い!


生まれて ....
その夜の朗読会は
かなり文学的雰囲気に
満ちていた

高名な古今東西の詩人の
名前がバンバン飛び交う

  あたしは・・・

この数年 詩集は買えど
ほとんど積読

欝は集中に ....
夜中浅い眠りのなかで
パチン》と《冷蔵庫の氷が割れた
朧気にまたひとつあたまの血管が切れたのか‥と思った 。
ひとりまた誰かが天国へ召されたのか‥
とも
思った 。

 ....
 
 
みかんはみていた
そのいちぶしじゅうを

いまでくつろぐ
かぞくたちを

だれもいない
いまであったことも

ぜんぶみていた
たべられるまでずっと
 
 
夜のトンネル徒歩徒歩 持ち物のガラスケース泥泥 走り去る言葉ちらちか
立ち止まる私 

不純物ぽたぽた ガラスケースへ
ぶつかる言葉 ちらちか フラッシュ 目の前真白
砕けるケース ばらぱら ....
眠い思いで電車に乗って
どこに帰るというのだろう 僕は
橋を渡って そして
今日も 広い 川を越えていく


詩を書こうと思ったのは10年前のこと
僕にとっての詩は何でもなかった
 ....
運命は変えられる。
宿命は変えられないという。
本当にそうなのだろうか?

宿命って何だ?
生まれながらに背負っているもの?
この体内に染み込んでいるもの?
体を切り刻み血を全て入れ替え ....
無言劇なのだと
目の前に突きつけられる
その舞踏の力は
日々の鍛錬の果実

伝わってくるのは
言葉になれずに
ザワザワと蠢く
エモーショナルな情動

要るものと要らないもの
では ....
冷えた血は黒いのだ
おれの凍結した暗がりにしがみつく、名も知らぬ男の死にざま、光のない時間の、光のない死にざま…残されたものの中におまえの真意を探した、しかし
そこにあるものはおぼ ....
死にたい、また、死んではいけない、と自分の体に傷をつけてるが、結局は死ぬ勇気がないんだ。
わかるかい?
行為的にはすぐ死ねるのに、精神的にはなかなか死ねないんだ。
その矛盾に僕は馬鹿のような悩ん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雨がくる乾 加津也16*10/11/13 0:06
Dear Friend涼深410/11/12 23:19
非常階段うずら豆10*10/11/12 23:15
無音の猟奇salco11*10/11/12 23:12
シナイ山a110/11/12 23:08
スマイリースマイルうずら豆2*10/11/12 22:58
青空ともちゃん9...8*10/11/12 22:47
れきし高梁サトル6*10/11/12 21:54
木螺子nonya22*10/11/12 21:32
秋の手紙小川 葉110/11/12 19:40
光満ちる村 / ****'04小野 一縷4*10/11/12 19:25
でんわのしくみ如仁310/11/12 19:04
マザーズダイパー・・・糞迷宮ハイドパーク5*10/11/12 18:33
心をしるすさだあいか ...310/11/12 17:06
冬にお鍋したいともちゃん9...4*10/11/12 16:37
晴れはるな210/11/12 13:07
電車、みじかいスカート310/11/12 13:07
浮遊1+10/11/12 13:06
キラキラ…顎長三日月010/11/12 10:32
手紙猫うずら豆2*10/11/12 9:16
Hug Me寒雪110/11/12 8:50
文学的時間の中で森の猫4+*10/11/12 8:43
睡魔アラガイs3*10/11/12 4:54
みかん小川 葉110/11/12 3:57
轟音部屋01010/11/12 3:36
最終電車の窓の向こうに番田 410/11/12 1:23
ヒヤシンス2*10/11/12 1:14
ダンス公演にてkauzak2*10/11/12 1:08
そんなに長い眠りじゃなくてもいいホロウ・シカ...2*10/11/12 0:50
そんなものはないヒヤシンス2*10/11/12 0:31

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