弾けもしないキーボードに指を添え
弾けもしないはずなのにコードを押さえ
弾きもしないはずなのにコードを鳴らす

知りもしない唄を思い浮かべ
知りもしないはずなのに唄を口ずさみ
知りも ....
一輪の白い花を手折る時にもらした溜息は
蒼空へ昇った
ふしめがちなほほえみは
みすごされてしまった

光に透ける花びらを
みつめるひとみは澄んでいて
か細くなった息をする
私を映してい ....
ももたろうが
かめにのる

きびだんごを
ぜんぶあげたから

かめはすこし
とまどいながら

りゅうぐうじょうへ
しんろをかえた
魚が釣れた
私は食べる
火で 焼いて
魚を 食べる
私の口で
魚の 体を


皿の上に並べられた魚を
ごはんと一緒に食べるとき
魚の目は どこを見ているのだろう
乾いた体に  ....
必死に現実逃避
 
君の噛んだ指が
 
赤黒い蜜を垂らして
 
愛を染めてゆく
 
一途な創造など
 
望んだのが間違いでもいいや
 
必死に現実逃避
 
君の噛んだ指が
 ....
きみがいなくなったら
わたしは
おかしくなるとおもう
けど
わたしがいなくなっても
きみは
だいじょうぶだと
おもうんだ


つまらない女だから
わたし
{引用=靄は掻き消え
青空覗き
風神は不安の
帯を解く。
── J.W.v.Goethe: Glueckliche Fahrt}
  .
きみを幾重にも縛りつけている
その帯を解いて行く ....
多めのホットミルク
溶け合う粉ココア

世間に遅れて…


おはよう


スプーンについた粉のカタマリ
舌で転がしながら
揺らす ロッキングチェア
差し込む 昼下がり 傾きだし ....
只、僕は涙を堪えなければならない程、君を愛して居て、生温い君の歌声がこの心を春の樹皮にさえしてしまう。僕は君から受け取ったプレゼントで心を落ち着かせて居るし、心を混ぜこぜにされても居る。両瞼を閉じれば .... 販売機の釣り銭受けから硬貨が転がり落ちた。女は拾う素振りも見せずに
歩道脇の排水溝に吸い込まれるのを見届けるだけだった。
そしてマンホールの下の下水道には、音楽家たちが便器に流した楽譜が、
浮か ....
涙がにじむ
指がふるえる
ココロが痛い

まるで
あたしの一部が
切り取られた
みたいだ

もう
あたしは
部外者かもしれない

だけど

いちどは
関わった

そ ....
思わず産毛が逆立ってしまう真夜中の二時。これから一人で生きていけるかどうか怖い。だから背筋に悪寒が走ったんだ。君は死んでしまったから僕の事は忘れてしまっただろうけど、僕はBUMP OF CHICKEN .... 舐め取ってしまいたかった


肌に忍び込もうとする熱を
流れる川に見える反射を
足元に伸びる影の創造主を


(つまり、光を)


一見しなやかに見えるそれらの正体は
水あめみ ....
 夢の中で女に会う。古ぼけたカフェ。窓には青空と田園。流行りのマキシ丈のスカート。腰から足元にかけて伸びるドレープの薄い影。肩よりも長い髪。チャコールグレーの瞳は、湖の底に沈められた文字盤の無い時計の .... どんなに待ち望んでいたことか
この瞬間を
そして
この喜びを

あと一歩で夢が待っている

やっとここまでたどり着いた

ここに来るまでの道程はとてつもなく長く険しいものとな ....
「見つけると幸せになれるのよ」
近所の女の子がいう
四つに分かれた青緑の草を数本持っている
これでわたしは大丈夫だわと
少女の眼は語る
ひとつわけてほしいが
胸の前でしっかりと葉を持つ少女 ....
緩慢な意識の繭に
囚われたまま一日が過ぎた
薄曇りの
湿気た生温い温度のせいか
それとも
もっとなにか他の
避けがたい要因のせいなのか
朦朧とした正気で
オレは一日を綴 ....
ビニール傘がぶら下がっていた。

レンガ模様の歩道は車道より一段高くなっていて、
車道に面した側に、等間隔に木が植えられている。
そしてその木々を支えるように柵が各々に作られており、
そのう ....
午後2時43分の光
とろけた白い蝋 
傷だらけのソファー 肘掛の隙間に詰まった 
粉っぽい埃に染み込んでゆく


強姦されたんだ ぼくは自分に
犯されたんだ 俺はぼくに
やり終えた奴 ....
私の世界は曖昧だ。



紫色の朝焼けに家を出る時、
青い夜と赤い朝の暗い光に照らされる。

同じ顔と同じ服の人の中
灰色の箱で機械をいじり
大量生産の一翼を担う。
同じ表情と同じ ....
日本が何だって?
満身そこひの野良犬が
その薄ぎたねえ馬鹿ヅラPCに突っ込んで
正体不明の偉物ぶってガタガタ抜かすのは
楽でいいよなチンカス野郎
国民が何だって?
ヌカスてめえの神経が大し ....
……。

…おい。

ちょっと。

痛いってば。

風邪ひくから腹にかけろよ。

いや、そうじゃなくて。

だから足のっけるなってば。

ああこら、足で挟むなよ。

そ ....
元気ですか?
わたしといたときに見せてくれてた
ニヒルな笑い顔
それから
細い眼

意地悪そうな声

今では誰に聞かせているの?


数年前にしたメールのやりとり
それだけ ....
やすりをかけ 
ちりちりと落とした窪みに

たたずめば 格子が黒く
白い障子が ざわざわと打ち寄せる

張り紙に のびた犬歯
月の輝きが あぶりだす獲物

小鳥は眠り 
 ....
ずっと

一緒にいたいと
思っています。

おしゃべりしてると
ずっと。

眺めてると
もっと。

ははっ・・・。

なんだかな、
なんだかね。

こういうのは
危険 ....
{引用=



きみに逢うために

朝の砂浜にすわり
雲と水平線がまばゆい


陽に光り 宙を駆ける
少年の日の思い出
時間はゆっくりと過ぎてゆく

打ち寄せる
やさしい ....
村田さんと 大谷さん(17歳〜27歳の女子2人組)

『 ヒーローインタビュー 』
 

* : * : * : * : *



村:もし男に生まれてたら 何になりたい?

大 ....
チョコレートつけて
どこ行くの
はしゃいでいる君
回転木馬に乗って

ダーリン、フォーリン
ポニーテールして
十字架付けて
悪魔を祓う

「清く、
 正しく、
 慎ましく」
 ....
雨のように止まらない衝動が
打ち砕くことばに
寄り添うのは自虐の情

人はいつも、
何かを忘れている、

組織でしか求めない行為というものは
何ものでもない怠慢の極み、

人は、
 ....
発明家になりたかった

べんりなものをつくりたかった

ランドセルから空気がでて空を飛ぶ

肩掛けをひっぱって空気を調整する

ほんとは靴でそうしたかった

でもちいさすぎるし
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
コード 1……とある蛙9*10/11/15 10:19
一輪の眩暈こしごえ3*10/11/15 7:14
手違い小川 葉410/11/15 2:41
あの子のこと番田 110/11/15 2:36
イチゴシロップ徘徊メガネ310/11/15 2:16
もしこころゆくま...310/11/15 1:49
Glueckliche Fahrt 〔旅立つ君に〕Giton010/11/15 1:42
遅く起きた 朝110/11/15 1:18
to YUI 2010.10.12 23:07時間が蕩ける...010/11/15 1:04
何と言っているかよくわからないプテラノドン110/11/15 1:02
生きて森の猫2*10/11/15 0:54
天体観測時間が蕩ける...3*10/11/15 0:43
甘い光あ。11*10/11/14 23:55
夢(仮題)佐倉 潮110/11/14 23:27
夢の舞台とわ0*10/11/14 23:21
花言葉殿岡秀秋510/11/14 22:18
ワン・ショットホロウ・シカ...1*10/11/14 22:05
独りぼっちのビニール傘さつき310/11/14 21:40
残照 / ****'98 '01改編小野 一縷4*10/11/14 21:39
境界線さつき310/11/14 21:37
直喩詩; そこのジジイsalco4*10/11/14 21:37
気持ち その1さつき010/11/14 21:35
願うよはるこ210/11/14 21:31
くさり火砂木7+*10/11/14 21:27
迷惑なヤツよーかん310/11/14 21:11
夢の装置[group]まどろむ海月2*10/11/14 20:51
ヒーローインタビュー (村田さんと大谷さん)北大路京介12*10/11/14 20:50
ジェットコースターに乗ってペポパンプ2*10/11/14 20:47
『予測』あおい満月210/11/14 20:17
そのこころ吉岡ペペロ310/11/14 19:09

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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