いとしあの娘のおそい夕食

いとしのタラコスパゲッティ

すこしのびすぎたのは

洗い物がたまってたせい

タラコがこまかくからんでる

海苔も醤油もオリーブオイルも

カルピ ....
潮風に吹かれながら

手をつないで歩く

少し寒いけど 「温かい」と言葉を交わしながら

月夜に浮かぶあなたの顔は

言いようも無く 笑ってる

僕の人生ではあらわせない笑顔

 ....
生きなければならない
しかしそれは義務ではない
1が限りなく並ぶ世界で
0に限りなく近い私は
生きていなければならない
それは誰のためでもない

生きていくことに意味があるとしたら
そ ....
 あんなにも忙しくぼくの脚はうごいていたのに
 それいじょうに
 踏みしめていたものの方が素早いなんて
 なので、いつまで此処にいられるか
 ぼくはじっさい
 心もとない気分です
 ....
絡み合う2匹の軟体動物さながら愛し合う
舌と舌とが唾液を攪拌しながら弾かせる
無声子音の破裂音
こうやってお前を吸い込み食べちゃいたいよと
賞味し合う前菜じみた聖餐の
静かな咀嚼音

そ ....
週末に会いに行く

海辺でおしゃべりする

夜になる

顔が見えなくなって

月明かりの下

今までより君が見えるようになる

言葉が消えていく。
たんぼにたって
まっている

めをとじながら
まっている

いなほをざわめかせて
やってくる

かぜの
れっしゃを
空白にワインを注ぐと
それは好い音がする
高価なものでなくてもかまわない
ワインであることが重要なのだ

瓶の口が空白に触れ
香りが立つと
耳を澄ます
ゆるゆると空白の肌を滑り落ちる
 ....
天空の城からは何でも見えると言う

善行も悪行も
喜びも哀しみも
愛も憎悪も

でも天空の城は何もしない
ただ『目』なのだ

だから
僕が生きようが
僕が死のうが

ただじっ ....
 泉の下にわたしの心があって
 水を通して わたしは息づく世界を感じていた
 風が起こり 日が陰ろうとも
 何年もの間
 いつも涙目のわたし
 ほんとのことなど 知らないままだった

  ....
始めた理由は
もう忘れた
だけど今は
無いと困る

人間ってね
なんか風船みたい
空気の変わりに
不幸せ溜め込んでる

そりゃね
幸せだってある
だけど幸せは
いくら食べても ....
たかはしは
みょうじである

ひとの
みょうじである

べつに
いぬでもかまわない

もしかしたら
なまこだって
部屋の片隅で彼女が孤独を食んでいるとき
彼は地球に自転の方向について考えていた。
男はいつも遠くのほうばかり見ているし、
女はいつも手の届く範囲のことで忙しい。

部屋の片隅で彼女は孤独を食 ....
巻き髪から星がこぼれ落ちた

すれ違い、振り返り、立ち止まる人

路上に触れては跳ね、また落ちる

光の粒が飛び散って舞い上がる

地と中空に

広がって、広がって、

広がる ....
逃避行の末
広い海は
青く深く
私を包む
孤独を守る

世界の終わり
沈黙の空間
そんな日が来ても
忘れられて
私は死ねない

寂しいの

抱いて欲しい
人間が欲しい
 ....
「箱」

部屋の中で降る雨
窓はもはや絵画
三角錐の頂上はそれほど高くはなく
そこはとても四角だった

誰かしらの手がきっかけで
箱は隙間を許し
本棚は本棚に
テレビは音を放ち
 ....
いつかアーケードで
カツアゲされた
ひとりで映画を見に行くところだった

ぼくはぴょんぴょん飛び跳ねると
どうしてもポケットで
なんかの欠片がカチリと鳴いた


きっとさびしい生い立 ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか

下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな

女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
家族といっても母とふたり

小さな箱のような部屋を
小さく切り取ったテーブルに
向かい合うことは少ない

たとえば小さい頃は鍵っ子で
学校から帰っても一人
母は生きるために働くことに懸 ....
雨上がりはなつかしい果物の匂いがする。ポケットからひとつ取り出してみる
小さな白い球体は瞬く間に羽ばたきながら何処かに飛んでいった 。

君の胸はまったく空っぽで、 手垢だらけのハンカチ ....
俺の足はでかい
29.5cm
甲高 幅広 5E
アメリカンならぬ
ジャップの身としては
ほとんど
フリーキーなレベル

反面
あそこはとても小さい
最大勃起時でも
7cmしかない ....
暗闇から
じっと見つめる
二つの赤い光

凶人の目か
野獣の目か

心を見透かす光
僕はもう丸裸さ

好きにするがいい
僕には爪も牙もない
逃げ出す翼もない

優しさのひと ....
 消失に見えて 絶えず繰り返しているもの
 見えなくなったと見せかけて
 心には根深く残っている
 が 全く其処になかった……或いはないものとして
 処理されているもの
 そう処理され続けて ....
 君は僕の手のなかで息づき育ち
 あどけない眼差しを世界へ……僕へと向けていた

 余りにもそれが無防備で いたいけで
 愛おしく 慈しんで
 叶うことなら 僕は君を盲目的に
 手のなかに ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある

あーちゃん

息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった

今度はきっと
女の子だ

そう決め ....
くちびると舌でつよく吸った

おまえからの写メを見つめてる

あかい地球につながってゆく

漂ってあかい地球に浮かんでる


かるく閉じたおまえの目

くちびるが

ちいさな ....
みんなから信頼されなくてもいい
正しい行いが出来なくてもいい
本当の真実が分からなくてもいい


神様
おれを暗闇に
一人置いていかないでください


おれの心の中を
乾 ....
あの夏の終わり
それぞれの心に鍵をかけて
僕らは別れた
積み重ねた思い出は
壊すことも
ましてや忘れることもできなかったから
鍵をかけて封じ込めるしかなかった

ふたりで泣いて
さよ ....
  .
きみの瞳の奥にはぼくがいる
ひざを抱えた小さな男の子がいる
裸で寒さに震える細い肩きみの深い
瞳の底にはまだ誰も行ったことがない
  .
きみの瞳の奥には男の子がいる
入ってはい ....
黄色い目で
君は何を
群青色の瞳で
赤紫の紙きれで
君の瞼は
何を物語るのか
教授する瞬間
受注する瞬間
承る瞬間に
私に夕暮れ
子供に生唾が
唾液のように垂れる
氷山の氷が
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いとしのタラコスパゲッティ吉岡ペペロ410/11/23 1:11
夜のさんぽ短角牛410/11/23 1:03
生きる木屋 亞万2*10/11/23 0:54
きせつにサヨウナラをして石川敬大22*10/11/23 0:44
《楽典》 粘膜上皮salco8*10/11/23 0:29
でぇと短角牛510/11/23 0:25
風の駅小川 葉510/11/23 0:02
空白 Ⅱ曲がり屋レオ...210/11/23 0:01
天空の城うずら豆3*10/11/22 23:49
恋の脅威きりえしふみ410/11/22 23:43
人間ゴッコ逆鱗社長010/11/22 23:02
高橋小川 葉1*10/11/22 22:45
明日はこない亜樹110/11/22 22:36
スターライトガール三田九郎110/11/22 22:21
逃避行少女A110/11/22 21:54
Ten days of blue 1/4瑠王410/11/22 21:28
カツアゲはだいろ110/11/22 20:37
愛するひと恋月 ぴの31+*10/11/22 20:36
家族の時間ベンジャミン9*10/11/22 18:38
ボルカ氏のポケットアラガイs3*10/11/22 18:22
ギソク 三日月の章ハイドパーク4*10/11/22 16:23
赤い夜うずら豆3*10/11/22 15:16
さようならの横顔きりえしふみ4*10/11/22 14:42
神の似姿2*10/11/22 14:35
あーちゃん森の猫14*10/11/22 13:19
あかい地球吉岡ペペロ6+*10/11/22 11:31
異常乾燥寒雪110/11/22 10:27
もう一度ミスフライハ...6*10/11/22 4:29
晩夏Giton1*10/11/22 3:08
何か荒れ果てた番田 2*10/11/22 2:51

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