祭りの中を絶望しながら歩いてる
まことに不謹慎で迷惑ながら
祭りの中を絶望しながら歩いてる
こんなはずじゃなかった
絶望してるから一人でとぼとぼ歩きたかったのに
まさかの祭りに巻き込まれて
 ....
風が無い季節に
病葉(わくらば)が落ちる

眼に見えない時間が
自分の掌から零(こぼ)れ落ちて行く

突然訪れた季節に」
黄色の銀杏並木は
幹まで落葉で覆われ

道行く者の足を ....
現実から逃げてしまう。
自分よりも空虚な空間を見つけることに
フォーカスしていて
 
無いものねだりばかりで
最近、自分を見失ってる気がする 
いつからか自分で得なくなった?

 ....
ぞんざいに揉まれ
熱湯で煮出した
雑味だらけの茶の味に
ツタの剥がれた哀れな球場を思い出す
共に朽ちたかったのだろうに と
勝手な想像で
乳白色した壁を哀れむ
茶は雑味だらけで
熱さは ....
日々の暮らしが
水周りについた白い水垢みたいで
代わり映えのしない時に
苛立ったり
戸惑ったりしながら
それでも自分の意思を押し流す
圧倒的な時の流砂に
窒息してしまいそうになる ....
チェリーボーイ
抑えきれない性欲を
解放してShakin'in the night
夜のワンダーランド
初めてのアクロバティックな泡踊り
ナット・キング・コールの優しい
クリスマスソングに ....
こどもが殺されたりした親は
なんで犯人を殺さないのだろう
こどものころ不思議だった
なに悠長に裁判なんかやってるんだ
犯人なんか八つ裂きにしたらいいのに


でもそれは
僕が勝手に空想 ....
枕元に外した
眼鏡の瞼をそっと
降ろしてやり

寝る時も髪を
七三に分けておく

空を飛ぶ夢を
四十過ぎた
今も
見る
天に向けた指の先が真白の点に触れる、その冷たさ
私は指先から凍りついて言葉をどんどん失っていく、
貴方の去り際に際して何もひとつも思えない

透明の、重く地上に突き刺さった球体が
地 ....
地に飢えた哀しみより街に住む孤独の苦しさ

古い映画を観ればすぐに涙ぐむ癖に
アフリカの子供たちから顔を背けるわたしたち

土地を追われた哀しみはすでに絵空事で
ひもじい辛さも ....
あなたがわたしのようにできていないように
わたしもあなたのようにはできていない

ひとは、物事は、それがあるべきではないようにはできていない

押しつけあおう、殺しあおう、壊しあい、奪 ....
「じゃあね。いってくるから、いい子にしてるんだよ」

そう言ってあなたは僕の手を取ると

どこかへ行ってしまった。

だから僕はお留守番。

部屋でじっとしてるのが「いい子」


 ....
からだブン投げて
青柿割り

咲いた

咲いた

青柿
咲いた

婆さん
咲いた

生きてた婆さんの名前 何だった

私を愛して
咲いたか
咲いたか

あの夜
 ....
今日もタクシーに乗りながら夜の寂しい通りを流れていく時
私の側にはステキな女性がたたずんでいた様な気がする
そんなものは ただの寂しい願いのようなものだったけれど
ガラス越しの星だけが ぼん ....
高校生のころお気に入りの詩集があった
人に優しく、という詩集だった
わたしはその詩集をずっと持っていたかったけれど
あいにく制服のポケットにはその詩集ははいらなかった
わたしにはあんまり優しく ....
声帯の下から胃の入り口まで癌が拡がっていると
入院して一週間目の兄が一本目の点滴を受けながら
病室で静かに語る

声帯が大丈夫だったことに安堵した様子で
芸大の声楽科に入って声楽家として
 ....
手荒れの季節
指がぱっくり
縦にも横にも口をひらく
べぇ〜っと
舌を出すように出血する


お湯も水も洗剤も
ゴム手袋の摩擦も
ハンドクリームも

痛い


美容室でアシス ....
過去など何処にもありはしない
ちょうど幼い私が失禁して
呆然と佇んだ道端の
あの豆腐屋が
とうに消えて無くなっていたように

私はいつ、大人になり
いつから老い始めたのだろう
私はいつ ....
埼玉から都内の西に越して
一部屋減った

3LDKの都民住宅

なにも家具が入ってない
下見のときは
とても とても
広く見えた

が!!!

おとな5人と成猫2匹には
狭い ....
おそろしい緊張を保ちつつも
みすぎよすぎをしていく
自信がないといって
錠剤を買いに行ったら間違いで
気にしないのがまとも

おそろしい緊張を保ちつつも
みすぎよすぎをしていく
自信が ....
 
 
夕暮れの校庭で
少年が一人
逆上がりの練習をしている
息はすでに上がり
手のマメは破れているけれど
何度も地面を蹴り続けている
成功したところで
得られるものも
失うものも ....
――しゅるり。

白いシャツが微かに鳴いて

仄かに上気した首筋
淡い名残の花

貴方は未だ気づかぬ儚い枷


――とくり。

夜気に熱を奪われて

冷えたシャツ越しに
 ....
あり合わせの野菜と特売の豚ばら肉で作った野菜炒め
ちょっと辛めなのは彼の好みで
できたての熱々をふたりのお皿に取り分ける

彼はと言えば相変わらずのパソコンに熱中していて

彼のお皿にはお ....
自転車通勤がしたいと思い
16万円の高級自転車を買ったが
わたしには通勤先がない
などと今まではそういうパターンで
俺はずっとやってきたわけだが
2011年からはもう少し工夫をして
魔獣や ....
朝から晩まで年がら年中
心の病院に通い続けてる
お前はいつも楽しそうに
次々に薬を飲みこんでは
パンプキンケーキを必ず
帰り道に食ってくるよね
ティーカッププードルや
太宰やロックフェス ....
風邪を治すためなんだから
これは風邪を治すためなんだからと
周囲の人々に大声でそう弁明しながら
肛門に葱を挿入したまま往来を行くプレー
 自宅の風呂である。いつから浸かっているのか、まるで思い出せない。ひだ状に醜くふやけた指を見れば、どうやら相当の間ここにいたということが分かるが、それにもかかわらず、私は、一向に風呂から出ようという気 .... はぐるま

いつからずれたのか

まきもどしもできぬ

りせっともできぬ


からだにアルコールを流し込んでも

美味しくないマルボロを吸っても

何もかわらない

 ....
クリスマスが嫌いだ










精肉コーナーの銀皿に山積みされた固有名詞の無い丸鶏が嫌いだ








 ....
水の上の
白と黒の火
水に映らず
流れてゆく


森の奥を
森が動く
双つに分かれ
遠去かる


枝が描く枝
重なりのむこう
途切れた道のむこうに
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
たこ焼きと絶望新守山ダダマ810/11/30 13:12
晩秋……とある蛙810/11/30 12:16
惰性carax2*10/11/30 10:34
感情移入相差 遠波2*10/11/30 10:27
Go Ahead寒雪010/11/30 10:26
ソープランド・ボーイ[group]花形新次110/11/30 9:44
親ごころ吉岡ペペロ010/11/30 9:13
入眠ryou310/11/30 8:25
氷結する球体としての孤独北街かな310/11/30 6:51
‥メッセージアラガイs6*10/11/30 6:29
そういうふうにはできていないはるな110/11/30 5:56
おるすばん010/11/30 5:51
アオ柿しべ110/11/30 5:45
ヒースロー空港の乗り継ぎで番田 210/11/30 3:41
ポケットニュートン、...410/11/30 2:26
明治製菓のアポロチョコレート板谷みきょう5*10/11/30 2:12
手荒れからの回想こころゆくま...510/11/30 1:57
 今日salco7*10/11/30 1:02
リビング森の猫20*10/11/30 0:22
みすぎよすぎa110/11/29 21:22
ソーダ水たもつ410/11/29 20:46
instinct —花蘇芳—涼深410/11/29 20:46
取り分けるひと恋月 ぴの34+*10/11/29 19:59
将来設計セガール、ご...810/11/29 19:28
後楽園110/11/29 19:28
新境地210/11/29 19:27
林檎のある浴室リンネ110/11/29 18:48
hgrm.ラムネ010/11/29 17:23
ジャスコに寄らなくていいようにTAT3+*10/11/29 17:13
午後の辺木立 悟310/11/29 17:01

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