寂しいね
寂しいね
人恋しくて
寂しいね
人か好きなんだ
人を信じたいんだ
寂しいね
でも
嬉しいね
これから人と沢山出会えるってことだから
世界の崩壊する様なシアン
突然の雨にピアノは響く
雷鳴とのコンチェルト
鼓動の高鳴りとビオラの直線
空に向かって雨は斜め113°
浮かび消える水溜りの波紋
手のひらにある孤独
遠 ....
一本の波線を想うと泣けてくる
どこまで行くんだろうと言って泣きじゃくる
待ってくれと言い泣きじゃくる
ここにいながら どこまでも行ってしまう波線よ
ウッホッ ウ ....
雲が発光している様を
みて何事か起こっている気がする
あのあわいに
この足を踏み入れればきっと
やわらかいだろう
あたたかいだろう
こわくはない
まとわりつかせた雲を
すべて脱ぎ捨 ....
日曜日の散歩は ぼくの分担だ
犬のチャップを連れて散歩にでた
放任された資材置き場を歩くと 古い梯子が落ちていた
とても長い梯子で ぼくの三倍はある
梯子を起こして 角の桜の木に立てか ....
真っ暗闇の中で
なんとも暖かくて
からだの細胞がぜんぶ溶けていく
火鍋に浮かんだチーズのように
とろとろしている僕は
こんなに幸せな気持ちなのに
声をあげて泣いてい ....
白いツツジが咲いていたのです
心が浮くような甘い花です
ゆたりと喉を伝う蜜の香り
小さな手をべたべたにして
そのままスカートにしがみつこうとするから
よく貴女を困らせまし ....
太陽が地平線と出会い
辺りは薔薇が搾り出した
真紅の情熱に包まれていく
火照ったブランコに
ぼくときみは座って
目的もなくただ前後に揺られて
軋む錆びた鎖の金切り声を聞く
浮かん ....
今日も夜の眠りに落ちた
俺は 生きているのだろう
いつもそんな気がさせられた
街の中を流れている
俺は自分ですらなくなったのだ
こうして 流れる光を 見ている
俺は立ちつくして ....
なう
君が例えば悪人であれ 分かりっこないんだ
それと同時に 君が秘めてる悲しみとかもね
友達だと思うよ そんな曖昧な感じが落ち着くね
君も僕もきっと 踏み込まれたくない領域を持ってるから ....
かはかし
かばはばかし
ししはししし
ねこはこねし
いぬはぬいし
うまはまうし
くまはまくし
りすはすりし
かめはメカし
やぎはギアし
わしはしわし
くまはまくし
わにはにわし
たかはかたし
うはう ....
あの頃もケント今もケント
....
相模原から来た女の子に、
相模で最大のスターは、
ジャイアンツの原辰徳親子なのかと聞くと、
そうですということだった。
そうゆうどうでもよい会話を、
さばさばとするその子は、
ぼく ....
小指が気になる
今日この頃
なんかいいな
かわいいな
遠くでも
よく見えてたから
寂しくなります
(不思議な話)
....
ひと目星をみるために
今夜も出かけてゆくのです
雨がふってる空は濡れてはいない
窓のうちっかわには
平和があるというのに
こうして出かけるのです
まるで外にある宝物しか
受け付けない ....
もどかしい もどかしい
胸を衝くこの感情すら
言葉に出来ないなんて
信じられない 頭が回らない
不安だけが
言葉を超越して
知らない 知らない
狂ってしまいそうなほど
わからな ....
1階のショウ・ルームには巨大なマシーンが
腹這う竜さながら何台も展示されている
合衆国とドイツの工場から空輸された
これら封入封緘機は全国津々浦々に納品され
封入された郵便物が各世帯に届く仕組 ....
人は誰でも自分の話を
聞いてくれる人を
求めている。
自分の存在を
受け止めて欲しい。
相槌を打って
目を見つめ合って
あーそうなんだと
繰り返してくれる。
聞き上手
相手 ....
父親だけではないのです
自分との繋がりを
こころのどこかで疑ってしまうのは
「おかあさんのおなかから
あなたはうまれたのよ」
あたたかい腕に抱かれながらそう聞くと
母親と自分の繋がりを ....
温められた皿が食卓に置かれている
「私を彩って。そして汚して…。」と
上気した白さで語りかけてくる
アンティパストでは物足りないと言いたげな光沢で
ゆるやかなフォルムの輪郭を際立たせている
....
薄く雲を伸ばした空
遠く無垢な空
一塵の風が 木の葉を舞い上げて
それを見事に 汚した
浮力を失して 滑空する枯葉たち
その一端を 引き取る
何百何千の一端 ....
ゾウさんの鼻先あたり
あるべきものが無いというか
腰の高さでぐるっとフェンスに囲われていた
ご丁寧にも幼い好奇心を遮るシートまでかぶせてある
わざわざペットを囲いのなかへ入れて
おし ....
ぼくはいつも作業服を着ている
田舎ではみんなそうだったし 何の不自由もない
社名の入った制服 オフの日でも安全靴
それがぼくの正装だ
そんなぼくの格好を 都会の君は嫌った
ある日 一 ....
ドーナツはだれにでもあるもん
べつに朝から信じてないわけじゃない
ただのドーナツなだけだから
すこしねじれたドーナツなだけだから
あなたの忘年会にいちゃもんをつけたのは
....
アイツはこびとのいきのこりだ
おおきななりをしているけれど
アイツは正真正銘のこびとだった
こびとは可愛いことと拗ねることが仕事だ
だからアイツのことは気にしないで
アイ ....
ぼくは いつも何よりも 彼女のことが たいせつで
ぼくは 彼女を愛してた
ぼくは 彼女を愛してた
彼女の望む幸せが 叶えば良いと 叶えば良いと...
....
お前が私の頭に触れることは
玄関で靴下まで脱ぎ、放ったあとの
一つの儀式だった
おい、納豆の匂いがするぞ
八歳の妹は部屋から顔を覗かせる
お前はその頭も追うのだけれど
....
振りほどく袖をつかんで 引き寄せる
下唇のふくらみに 歯を立てて
白く滑らかな顎を 伝っていく鮮血
この乾いた舌で 舐め取りたい
柔らかく包む幸せを 剥いで
あなたを守 ....
僕は
溶けてしまおうかと思う
うすく藍色に染まりゆく空に
くっきりと影を濃くするビルの形に
電車の窓から
ほのかに浮かび上がる明かりに
我知らず笑んで
僕はまだ
人らしくあれた ....
大人は全然わかってないんだから
そんな風に思っていた
子供のころを覚えている
だから今
わが子と向き合うとき
大人になった自分と
子供のころの自分
どちらを優先させようか
ゆらゆら
....
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