足がすくんで前に出ない 声が声にならずに消えてゆく
臆病風が吹いてる
身体が微妙に震える
回避しても逃避はしちゃいけないんだ
心…
踊るような些細な不思議を見つけよう ....
私のきもちが偽物だなんて
めっそうもない
私の心を
あなたにあげたい
きえたい
きえたい
くうきになりたい
独りでいたいんじゃなくて
くうきになりたい
とうめいになりたい
だれか、
わたしを愛してくれるひとを ....
「ゆたか」の女神は
いつもそこにいて
しずかに
私たちを待っている
私たちは
本当の「ゆたか」を知らずに
にせもので嬉しがっているから
「ゆたか」の女神は ....
弾けてしまいそうな静寂の中で
ぼくに言葉を編み続けるきみの
柔らかな視線の上をぼくは踊る
心電図が奏でる脆弱な心臓の色
駅前のロータリーを何周も走る
同じ場所に留まらない ....
いいんだよ それで。
はじめて自分に
そういうことができた
ありのままでいいんだよ
自分を責める必要なんて
ないんだよ
椿は何で美しいかって?
ありのままに咲いているから
....
朝が
着替えたての空気で
おはようを言う
駆け抜ける風に
またがりながら
颯爽と
何だかうれしいね
恥ずかしがりの窓に
朝がきた
赤く染まりながら
朝に連れられ ....
枯枝は空に根を伸ばす
海辺の曇天の白の先
遠く遠くに根を伸ばす
時折太陽の欠片が見える
それはとても美しい白
何もかもを焼きつくせる
貨物列車の重たい音
耳を切る様な唸り声の風
....
インドのビンバシャラ王は王妃イダイケとの間に子がほしくてうらなってもらった。すると仙人が死んだあと子として生まれ変わるといわれる。仙人にきくと、あと三年で死ぬからそれまで待ってくれといわれる。王は三年 ....
進化、それは種の旅のことだ
過程であるのに果てであるかのように
何千万ねんをかけて旅をしている
それは木々に似ている
木々は進化のものまねをする
さきこぼれる花舞い落ちよ ....
夜の冷たさに嘘を吐いて
僕の感覚を消そうとしているんだね
君は背中を向けたままで
腕に煙を纏わせている
月の影に目を伏せて
海月のような溜息を吐いて
「どうしたいの?」
夢のままで、 ....
それは果てしなく柔らかく、気が遠くなるようなkissだった。唇をついばむように合わせたり、会話するように舌で戯れたり。数々の体と交えてきた体同士の甘い堕落に溺れる。体の何処も甘い蜜が流れていて、快楽の ....
早送りで巻き取るテープの長さで
始まりから終わりが決まってしまったのだった
つやつやとしたリボンの
上を走ったり
裏に隠れたり
滑り降りて落ちそうになって
プライベートなミュー ....
{引用=
けだものばかりではないのだ
けだものにもけだものの
規則というものがあるので
卑下することはできないが
それでも少年には疑問だった
戦争は
どこにあるのだろうか ....
すべての人はどこにもいないものだと私は思っている
素晴らしい 遠くに見える風景は 幻みたいだ
何だろう そこで あまり 素晴らしくないものは
ああ それは 私自身の姿なのかもしれない
....
駅前のデパートが閉まると聞き
短い帰省の間、立ち寄った
商品のない売り場と
間もなく解雇される店員たちの笑顔が
とても痛々しかった
逃げるようにエレベーターのボタンを押したとき
七歳の ....
騙されるのって
気持ちいいでしょう
目を閉じて
胎内にいるここちで
さあ、ごらん、言ってごらん
とっても幸せに生きていますって
溶け出したなみだにくるまれて
あたたかいね ....
遠い未来の2010年で
あのひとは手をふっている
おとなになっても
ちゃんとおぼえてるよ
みつからなかったけど
どこかにあるはずの
遠い未来の2010年に
わたしは両手を ....
気楽な女の
お一人様も 珍しくない
今日日(きょうび)
あたしはアイツに
すっぽかされて
居酒屋のカウンターに
座った
日本酒 熱燗!
刺身と焼き椎茸
椎茸を網であぶ ....
カナリアが鳴くまでは炭鉱を進め
酒量がヤバイが呑むしか道は無い
なら呑めよ
ザッツオーライ分かってる引っ込んでろ犬の糞あと勝てよ
阪神タイガース
呑める呑める ....
しののめという
停留所で
降りた
ゲームみたいに
人生みたいに
ティアドロップの降る音に包まれて
静かに空を見上げてみよう
ティアドロップの降る音に包まれて
傘から腕を伸ばしてみよう
ティアドロップの透明な殻に包まれて
大事な天使が降りてくる
ティ ....
土偶のデザインがよくないから
そこらの遺跡に
あたらしいデザインのやつをうめて
もっとよくする
デザインを
など
まいにち
おのれをたかめる
ことで
かのじょが
できる
....
雨が降る
わたしを濡らす
灰色のせかいに散らばる
にじんだブルー
雨の粒が落ちれば
葉先がゆかいに弾んで
歪んだ鏡の中でわたしは
へたくそに笑った
ふわり、頬をなでる風
....
君は
高く
美しく
儚く
飛ぶ
俺は
低く
醜く
しぶとく
歩く
冷たい光にあてられて
影さえ消えて行きそうだ
夢のかけらが漂って
沈みかけてるこの場所で
いまある意味が無駄になってる
けして無意味じゃないけれど
僕がどんな形なのかも
忘れ去っ ....
なっちはかわいいお目目さん。
不思議な穴から私を見ているよ。
じっと。
或いは
じっとニコッと。
なっちはかわいいお目目さん。
ベロデ
ベロデナメーチョ
テソエラーレ
シゴカーレ
タマキーナウラマーデ
ベロデ
ベロデナメーチョ
ヌメーレヌメーレ
ペローレペローレ
ペーロ
オーレノモーノ
ジェンブー ....
毎日違う風が吹くこの場所で
僕たちはすべてのことをやりつくそうとする
だがいつも吹く風の違いを知らないままでは
どんな努力もすべては無に帰すだろう
すべてのことを知ろうとするその態 ....
いつも部屋の明かりは全開にして
心の闇を照らそうとしていた
俺の姿を映してくれるものを好んで
例えば鏡とか特に求めていた
包まれるのが怖くて
包みこむのは好きだった
魅せられる ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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