いっそ全て壊してしまおうか
生い立ちも
感性も
脳裏に浮かぶ顔も体も
景色も
音も
この声すらも
寄りかかる事は罪であると
植え付けたの ....
この命は
何度目の命だろう
輪廻を繰り返しているのなら
干からびた海馬を
海に帰せば
思い出せるだろうか…
あなたとの出会いは
何度目かの再会かもしれない
縁と言うものに繋 ....
空などもののたとえであった
ただ一点創源こそが
彼ら<十人に一人>が得た智慧であるのにちがいなかった
再逮捕されずにいるひとも含めれば
薬物に二度と手を出さずにおれるのは< ....
ひとつ
ふたつ
みっつ
ベッドで遊ぶ
光のダンスを
みつけた
ありがとうの
拍手を贈った
風が力強く吐き出した
産声が耳に痛い冬の午後
暖房のよく利いたカフェで
木目が美しいテーブルに
所在なさげに周囲を見回す
白いコーヒーカップ
黒い水面にゆらゆら映る
瞳の輪郭にな ....
大丈夫かなあ
そうつぶやく君に
根拠なく言う 大丈夫だよ
心でつなぐ手の二人は
裸で歩いていた冬の光りの中を
反対側のホームの手前で
そっと切り離す私の
カラダから抜け出させたカ ....
おそろしくつめたいてとあしとことば。
わたしのすべてに染みるようだと思った。
あまいものばかりをたべた。なぐさめるみたいに
すぐに元気になる。
唇の色で血の味がするような泣き顔 ....
おぼえていられないのは
なぜだろうねえ
花をつみながら
そう言ったひと
なぜだろうねえ
そう言いながらも
ずっと一緒にいる
わたしはしらない
あのひとの
いまを
タイムカードに
しるされる
ときのおとも
風のない日に立ちつくしている
言葉を誰かの心で手に入れたような気になって
落ちていく彩りの 眠りに
私は誰だろうと思い浮かべる
人でも誰でもないままに
そこで 夢を見ているのかも ....
冬空の下で花の種をまく
乾燥して凍てついた大地に
ピリッとやぶいた袋の中には
同じように見えても違う一粒ずつの種が
寒さに震えるように寄り添っている
手のひらにひろげると
小さな風 ....
売られてる子をいじめる奴らをマシンガンで皆殺し
売られてる子たちが泣きついてきてマシンガンで皆殺し
あなたの声が
リフレインするようになったから
しばらく
電話はかけません
声は大事なの
カチンコが鳴ったみたいに
1シーン 1シーンが
動きだすから
思い出が
思 ....
君に呼ばれたから
きたんだ
ここにきたんだ きたんだ
君が生まれたから
きたんだ
それが理由だ 意味はないけど
錆びたステンレスの
暗い場所をなぞって
夢にまで見た
理想の世 ....
拒絶したいものが
多すぎたのです
もはや茎は弱り
棘は何をも
突き刺すことが
できないのです
それでも薔薇は咲いています
誰もその手に触れられないという
誇りの欠片を最後まで持って ....
い ろ コンベア―に運ばれて
く も 詩 隠れている ね
ふ え キスの 唇から風
さかな 海の音符
とうめい ....
ご無沙汰しております。ぺぽです。
ずっと思っていました。
これ生チョコです。なるべく早く食べて下さい。
それと詩も書きました。受け取ってください。
T先輩へ
いつもかっこいい先 ....
バスは砂の街を過ぎた。
撒き上がる砂埃に、窓の外側がざらついている。広い道路が先細って、地平線へ続くのが見える。
小さな土煉瓦の集落が、前に現れる。薄汚れた数頭の羊が、崩れ落ちた土壁に囲まれ、 ....
父と母が愛しあって
墓まで一緒なのか
私にはわからない
あいしあう、
響きだけで、どこか
あたたかな国で
糸や針を使い、あいと
しあうは繋がれて
いるのかしら
抜糸、される事はなく
....
貴方が私に向けたその可愛らしい笑顔の奥に
どれだけの諦観が潜んでいるか 私は知っている
濁りの無いその瞳の 幾重にも重ねられた群青の奥に
どれだけの凶暴が潜んでいるかも
貴方の中に匿わ ....
飯も女も喰わねぇで
生きているのは何でだ?って
....
不気味な月のすまし顔が
何とも憎らしい
汚らしく黒ずんだ空は
それが闇だなんて
都合よく解釈されたがる
ハートは煮えたぎってるわ
赤くて熱いの
ねえ早くあなたが握ってよ
少しで ....
都合のイイ人間関係を繰り返して
殺してきたのはなんだったのか
誰かが嘆きに嘆き悲しんで
声も上げずに死んでった
誰も傲慢にして臆病で
自己陶酔癖に自己嫌悪
あなたを選びとらなかった ....
書こうとしてごめんね
そのときにはもう 文字がみえていた
探そうとして疲れた
そこにあるものを
手に取れないから残そうとしたんだね
連絡船のよに返事がほしかった
届いているのか不安でし ....
相も変わらず
寂しさは私の身体を硬くし
時折に溢れる愛情は
それを許さない
狭間という地点で
一呼吸つけたらいいけれど
見つからない
まだ
僕は詩人になりたいのです
春なのに溶けるほどない雪や
夏の蒸しタオルのような暑さを
東京の君に伝えるだけの
詩人になりたいのです
谷川さんや吉野さんの詩には憧れますが
僕にはそれほどの ....
何が楽しいの 何が正しいの
そんな正義が必要なのかね
かわいそうだね 君たちは
薄っぺらい汚れた小さな世界の片隅で善人面して媚をうる
現実逃避した小さな世界の片隅で ....
通り雨に濡れたふたり今同じ
痛み疲れ感じて寄り添い歩く
とめどなく流れる人波の中に
つながりを求めた君は乾いていた
“寂しいからずっと離れないでいてね”
うつむく君の肩がそっとふ ....
いいから自分を可愛がりなさい
いいからジブンで自分をカワイがりなさい
言い訳なんていいから
理由なんて要らないから
そっと ずっと もっと
じぶんを愛してあげなさい
ゆっくり ふれて ....
整形外科で溺れた
子どもの頃から登り棒は得意だった
誰よりも早く天辺に登れる自信があった
それなのに整形外科で溺れてしまった
むしろ言葉の綾、
と言った方が正確なようにも思えるけ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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