女の子を予約しても、
当日キャンセルということが、
これもふしぎなもので、
続くときは、続く。
やっぱり、この世や、
人生というものは、
目に見えていたり、
科学や統計でわかったような気 ....
劇団員をやっているとかいう
ことがあって
それは
生きる力が
強力なので
自分には
手に負えないから
あきらめるとしたら
それは
劇団員をやっているとかいう
ことがあって
そ ....
私のいのちが重い
あまりにも重いから 心臓から墜ちてしまいそうだ
声が 聞こえなくなった
目が 見えなくなった
街は クリスマスに彩られて
みんながプレゼントを買った
どうして い ....
京都は夕暮
伊勢丹に在り
妻の選ぶスカート・ワンピース
京の女はこまごまし
京の男は柔らかし
蕎麦を食らいて腹は満ち
疲れては柱による
入浴香料・携帯ボトル
などいろいろ買い入れ
街 ....
望遠郷の果て、山、川、光
乗り回す男の姿は、橋を越えたならなくなってしまう。
写真つきの、身分証の、提示を、強要された橋の下
認め損ねたのは魚。飛ぶ、鳴く。
後部座席、男は身を深く椅子に沈めて ....
2人きりの夜に
それなりのムードで
あの言葉を
あなたが
言ってくれた
『好きなバラードを口ずさんでいると
君の事をいつも思い浮かべるんだ』
すごく響いたよ
すごく伝わったしキ ....
鈴の音と言われると
何だか
呼ばれているような気分になっちゃって
少し くすぐったいような
はずかしいような
恥じらいの乙女時代を追想するような
不思議な角度に
心が かくん と ふ ....
お菓子が詰まったクリスマスブーツ
今年も大型スーパーに並んだ
特大ブーツは2千円して
チョコレートにキャンディー ラムネなどが入ってる
孫が可愛いくて爺婆が
買ってしまうのかな その ....
僕は、死を待つ訳ではないから 宿題をしようと思った。
ただ、ありがとう…
伝えたくて…
君に会うまでの
僕は…
まるでゴミだった…
ただ生きているだけ…
ただ呼吸してるだけ…
ただ、それだけだった
そのくせ
人に優しくしろ!
....
白鳥の首が股間から突き出た
志村けんほど
清しいものはない
はじめて出会ったのは35年前です
ためらいがちに
荒井注の代わりに
加入した途端
あっという間に
人気者になり
加藤茶が
....
雨が降っている
憂鬱を洗い流してくれるなら
もっともっと雨よ降れ
幸せの芽を育んでくれるなら
もっともっと雨よ降れ
世界中を巡る雨
僕も広い世界に連れていっておくれ
流れ ....
日本製の電化製品?
別にいらないよ
電化製品なら
ウチでいくらでも作れる
日本製の車?
別にいらないよ
車ぐらいなら
ウチでいくらでも作れる
日本製のファッション?
別にいら ....
カゲがひとつ減った
またひとつ減ってこれでは
カゲの家族が家族ではなくなってしまう
カゲの家族の個々のカゲすらなくしてしまう
とつぜんの惨劇ではなく
しのびよって ....
無に還る水中
無から形成される骨
そこから何を産み出せるだろう
光も闇も私をひとりにさせる
遠い遠い遠回り
迷っても終わりが見えなくても
遠回りしていつか
君に辿り着 ....
生まれたばかりの魂は天高く
地に還るのを只管に待っているだけ
君はどのくらいの高度を征くのだろう
死にかけの魂が空を指さして笑っている
大地の重力に押し潰されながら
天国の近くで笑うのが ....
お祭り騒ぎは終わった
路上のツリーたちの つぶやき
澄んだ夜気が 満ちてくる頃
薄雲の切れ間から 星々の視線を感じて
今夜 本当の儀式が始まる
司祭は、浅い路肩の溝の中 ....
手の平に抱え上げた
慣れない風景に落ち着かず
表情を揺らす
一すくいの水
水面に映るぼくの顔が
広がったり狭まったり
本当のぼくになかなか近づかないのは
物理的なもののせいだけで ....
ぼくが入院してから半年が経った。
11月が終わる頃には、
小児病棟にもスノーマンやら、サンタクロースの人形が置かれたり、
クリスマスツリーやリースが飾り付けられた。
24日、クリスマスイヴ ....
青い空でした
どこまでも澄んでいました
こちらの方が戸惑うくらいに
名前がありませんでした
形がありませんでした
ありがとう、も
言うことができませんでした
ごめんなさい、と ....
帰国した彼女に
ぼくは理屈と感情でふられるだろう
だから梯子を急にはずされても
大丈夫なように
ぼくはあらゆる準備をじぶんに教育している
彼女はいもうとに会いに
....
たくさん失ったな
得たりもしたっけか
沢山のかけらたち
大切なモノ
大切な人
手に入れ
失って
出会って
別れて
また失って
僕の軌跡は
かけらたちが繋がったパズ ....
物憂げなまま空は逝く
少し濁ったように雲がかかった夜の空
ベランダにいる私の吐息は白く
素足はどんどん冷えていく
云いたいことは山ほどあるけれど
どれも言葉にはならなかった
思うこ ....
あらしが
まちにきている
いつになく
つめたいあめをふらせ
いつになく
きびしいいなずまを
とどろかせている
ふと
わたしはきがづいた
これは
ちちなのだと
....
少年は長年蛹になり
いつしか蝶々にふ化した。
それは綺麗な羽だった。
大空を羽ばたいた
雨の日も
雪の日も
嵐の日も
飛び続けた
少年はいつしか
自分の羽をむしり取っていた。 ....
ある朝モーニンググローリーを
見に散歩に出た
いつものフェンスに
青紫色をして咲いていた。
空は高く
地は低く
天は無限
人は有限
人望は努力して
得られるもの
どれだけ相 ....
あなたの幸せを祈りながら。
わたしの不幸を呪い。
誰にも言わず。
誰にも言えず。
こんなカタチで吐き出して。
サンタ、神様でも、彦星、流れ星、何でも良いや。
皆 ....
現在の場所で絶えず自分の感情を押し殺してまで働くということはあってはならない。それは心の中だけで全て本来の自由であるべき自分の本当の姿を破壊してしまうから。いつも、生きること自体が瞬く間に自分の中 ....
喜ばしいことが起こった
上司と喜んだ
手を取って喜んだ
苦しんだ末の出来事だった。
お客さんが気を使ってくれた
Long live!と願った。
達成感、充実感、安堵感。
不安感。
....
心を持って
(それは綺麗な透明のビンに入って)
歩いていた
(どこにでもある街角を)
たっぷり浸したはちみつの色した
(おいしいと思うきっと)
だれにも渡してはいけないと言われて育 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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