蛇口をひねると
小さな雲が出てきました
まだ水を作っている途中でした
水道管の中から
作業中の囁きが聞こえてきます
小さな雲は部屋の中を
ふわふわ移動すると
一滴の雨を降らせ ....
クリスマスが青くて涼やかになって

もうだいぶたつ

豆電球たちの赤やみどりの競演は

みかけなくなった

それがやるせないのは何故だろう


約束しなきゃ会えないふたり

 ....
とり置きの雲をてきとうにちぎって
空のすき間を埋める
余白が大きすぎて
途中からは小さくちぎってまんべんなく並べることにした
魚骨みたいになった
そんなことばかりだった

雨あがりの雲は ....
家は深く埋まるように石灰岩の石垣に囲まれている
来襲する猛烈な台風から屋敷を守るため頑丈な
けれどその石垣を越え いや崩しながら
夜な夜な犯しにやってくる 
波がある
生け贄を求める ....
ありがとう、
ありがとう。



彼を忘れてやることを
私はしないことにした。



1年、
長かったかな、
短かったかな。



彼らにとってはどうだろう、
1 ....
降り積もる雪は
誰の目にも白く
天空のイルミネーションは
誰の目にも煌めく


寒い夜には
愛する人のそばに
寒い夜には
愛する人の笑顔を


遠い夢じゃなくて
手に ....
少女は泣いている 何を見て?
少女は泣いている 何を感じて?
少女は泣いている 何を思って?

泣かないで 貴方の泣き顔は見たくないから
泣かないで 貴方には笑っていて欲しいから
泣かない ....
北風が吹き込んで
天空の冷たさで街が満たされたら
山の端が私を呼んでいるような気がする
雲が驚くほど早く流れているのは
いまが師走だからなのだ

北極の揺れている音がする
歌っているか、 ....
少しも何もない自分を眠らされた夜
夢の暗い街角に人のようなものを見た
街の暗い夜の中で足を引きずった
金目当ての待っている君に散財しては帰ってくる


少し電車は止まりかけていた
そこで ....
浮浪者ですらない日
思いとなったそこから眠りに落とされていった
そこで一体私はマトモなのだろうかと思った
暗闇は 時の中の 言葉だった


私は君に迷わされただけだ
一体 君は 恋人なの ....
何もない場所に言葉があり
血のにおいをしている


隠れていて
近づくと現われる
正しいはずのない言葉
目をあけられないほど
美しい


何も聴こえぬ光をまとい
 ....
林道の枯草を踏み鳴らし 
彼は音楽室へ歩む

灰色の壁に 
暗闇の口を開けたドアを入り 
細い通路を奥へ進む

無人の音楽室は広く 
黒板の前に置かれた 
パイプオルガンと椅子の上で ....
日のひかりをそそがれて 
開いた花を摘み 
掌にのせたら 
私の顔も、咲いてきた。 
遠くに見えるあの富士は 
名所と言われているけれど 

今・この詩を読んでいる 
さりげない姿勢のあなた自身が 
同じ地面につながった 
世界にひとりの、名所です。 

(日ノ本の全て ....
最近よく君のことを考えていてなんでだろうと思った
そうかもうすぐ命日だね
行こう行こうと思いながらいつもぐずぐずしてしまう私は
よく観たい映画を見逃したり
行きたい展覧会に間に合わなかったりす ....
外食ってサ
外国の食事って意味なの?
違うんじゃない?
外で食べるから
ガイショクって 言うんだよ、ねぇ〜

外食産業 とか
良く耳にする言葉
本当に 理解しているとは
限らない 昨 ....
女の子を予約しても、
当日キャンセルということが、
これもふしぎなもので、
続くときは、続く。
やっぱり、この世や、
人生というものは、
目に見えていたり、
科学や統計でわかったような気 ....
劇団員をやっているとかいう
ことがあって
それは
生きる力が
強力なので
自分には
手に負えないから
あきらめるとしたら
それは

劇団員をやっているとかいう
ことがあって
そ ....
私のいのちが重い

あまりにも重いから 心臓から墜ちてしまいそうだ
声が 聞こえなくなった
目が 見えなくなった

街は クリスマスに彩られて
みんながプレゼントを買った
どうして い ....
京都は夕暮
伊勢丹に在り
妻の選ぶスカート・ワンピース
京の女はこまごまし
京の男は柔らかし
蕎麦を食らいて腹は満ち
疲れては柱による
入浴香料・携帯ボトル
などいろいろ買い入れ
街 ....
望遠郷の果て、山、川、光
乗り回す男の姿は、橋を越えたならなくなってしまう。
写真つきの、身分証の、提示を、強要された橋の下
認め損ねたのは魚。飛ぶ、鳴く。
後部座席、男は身を深く椅子に沈めて ....
2人きりの夜に
それなりのムードで
あの言葉を
あなたが
言ってくれた

『好きなバラードを口ずさんでいると
君の事をいつも思い浮かべるんだ』

すごく響いたよ
すごく伝わったしキ ....
鈴の音と言われると
何だか 
呼ばれているような気分になっちゃって
少し くすぐったいような
はずかしいような
恥じらいの乙女時代を追想するような
不思議な角度に 
心が かくん と ふ ....
お菓子が詰まったクリスマスブーツ
今年も大型スーパーに並んだ

特大ブーツは2千円して
チョコレートにキャンディー ラムネなどが入ってる

孫が可愛いくて爺婆が
買ってしまうのかな その ....
僕は、死を待つ訳ではないから 宿題をしようと思った。 ただ、ありがとう…
伝えたくて…

君に会うまでの
僕は…
まるでゴミだった…
ただ生きているだけ…
ただ呼吸してるだけ…
ただ、それだけだった

そのくせ
人に優しくしろ!
 ....
白鳥の首が股間から突き出た
志村けんほど
清しいものはない
はじめて出会ったのは35年前です
ためらいがちに
荒井注の代わりに
加入した途端
あっという間に
人気者になり
加藤茶が
 ....
雨が降っている

憂鬱を洗い流してくれるなら
もっともっと雨よ降れ

幸せの芽を育んでくれるなら
もっともっと雨よ降れ

世界中を巡る雨
僕も広い世界に連れていっておくれ

流れ ....
日本製の電化製品?
別にいらないよ
電化製品なら
ウチでいくらでも作れる

日本製の車?
別にいらないよ
車ぐらいなら
ウチでいくらでも作れる

日本製のファッション?
別にいら ....
 カゲがひとつ減った
 またひとつ減ってこれでは
 カゲの家族が家族ではなくなってしまう
 カゲの家族の個々のカゲすらなくしてしまう

 とつぜんの惨劇ではなく
 しのびよって ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
童話(雲)[group]たもつ610/12/24 13:14
ブルー・クリスマス吉岡ペペロ210/12/24 13:00
雲をならべるkawa010/12/24 12:10
暁闇楽恵610/12/24 11:53
12.24 歌を遺した彼へセルフレーム010/12/24 11:20
X'mas Song寒雪010/12/24 9:24
_大十字0*10/12/24 3:18
繰り澄ます木屋 亞万2*10/12/24 1:50
キャッシュ番田 110/12/24 1:25
目眩110/12/24 1:24
夜と頸木木立 悟210/12/24 1:10
黙想の部屋 服部 剛310/12/24 1:07
花の顔210/12/24 0:25
名所について 410/12/24 0:18
それが君への私の気持ち。朽木 裕110/12/23 23:27
外食藤鈴呼1*10/12/23 23:23
キャンセルの女はだいろ110/12/23 22:49
ゾーリンゲン産の刃物a010/12/23 22:42
ほんとうのいのちが流れるクリスマスかみの子010/12/23 22:20
京都の夕暮れ生田 稔7*10/12/23 22:16
亡淵者ブライアン110/12/23 22:07
須磨で飛び込んだ私は少女くれいじー・...110/12/23 21:03
イブイブ☆藤鈴呼3*10/12/23 19:58
クリスマスブーツ北大路京介6*10/12/23 17:34
待つ山岸美香210/12/23 16:49
ただ、ありがとう…顎長三日月110/12/23 16:37
志村けんのかほり[group]花形新次2*10/12/23 16:32
巡り、そしてうずら豆3*10/12/23 16:22
中国様のお買い物yumeky...3*10/12/23 14:56
飛翔するカゲの家族石川敬大10*10/12/23 14:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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