{引用=
つつがない日々の帰り道で風が止む
あのひとがいなくなったらわたし、
どんな顔して ここを歩くの
それ以外
変わりようもない流れの中で
緑のフェンスにすがろうとして ....
{引用=
話し相手が必要ですか
明日がきみにも必要ですか
呟く意味なんてないのに
誰かに聞かせたい風の音を吸う
今日もまた
さようならを言いに来て
ほんの一口、ブラック飲んだ ....
なんでも操る、みさおと読んで<みさ>
ベストを尽くすが信条の<ベっさん>(マカロニサラダいつもあげた)
歴史に名をのこす選手になる<レキ>(フォーメーション理論に興味)
修羅場をくぐりぬける<シ ....
生産力が正義だった時代が明けた今は、360°エコと低燃費のパノラマ
笑うがいいさ、燃費の悪いポンコツを
少ないエネルギーで多くの仕事
そんな合言葉に唾を吐いてやるのさ
....
男の歌うファドがながれていた
それを聴きながらヨシミの逡巡を聞いていた
胸が痛いのはヨシミもおんなじだろう
部屋が明るかった
よく効く栄養ドリンクを飲んだあとのようだった
....
雪の夜道に
て と く になって続いてる
だれかの足跡に希望を重ねる
あったらいいのにな
私の理想
あなたならいいのにな
この道の先にいるだれか
星空みあげると
望遠鏡さかさに ....
メニューに自分の名前があった
注文すると
同姓同名の別人が出てきた
別人はテーブルに金属製の皿を載せ
上手にその上に座った
目の中を大小の生物が泳ぎ
両耳から波音が漏れてく ....
あたしの好きだった世界は
こわれてしまった
あたしの好きだった歌は
こわれてしまった
あたしの好きだったあの人は
こわれてしまった
どうやっても直らないのです
それらはすべてわたしの ....
水から
あふれた水
長い
道をつたって
きみは
こぼれてきた
みずから
あふれたみず
朝は
みじかくていい
....
破線をだまして
進んでいく
なおもそれを記して
立ち止まりながら
何度も歩き直してきた歴史を反芻する
そうやって忘れてきたのだ
そうやって自らの
泥を隅に追いやっては
何もなかったよう ....
{引用=
あなたはそこに座り込んでいる
水のような
やわらかくどろっとしたものの真下に
あなたの頭の上では
戦闘機が飛行し
小さな爆弾を
投下していく
あなたの歌う歌が
万人の心 ....
師走が過ぎた
ボクの足は睦月にお邪魔した
暫くお世話になるだろう
神無月や霜月ほど迷惑はかけないよ
頭上の空がコンクリートの塊より遥か高く
赤い電車は西か ....
とにかく
兎に角
せっかく真っ新なのに
相変わらず後ろ向きだけど
お粗末な背面跳びで
何かを飛び越えていこう
とにかく
兎に角
せっかく明けたのに
相変わらず手探りだけど
....
{引用=ひとりでは淋しすぎていられない
震えて眠る私はうさぎ}
抱いて欲しいって言えたらいいのに
もわもわの毛皮をまとっていても
寒くて寒くて震えてる
{引用=耳を立て周りの音を ....
冬手前の夕方帰り道
今の時間は5時半を少しすぎたくらい
今日はいつもより暖かい空気のなかだ
当たりはもぅ薄暗くなって空には月が出ているこの緩やかな風の中に近所の夕御飯の香りがふいてく ....
とかいうテレビアニメを見ていた
アンチ巨人の家庭の子が
巨人のエースとして活躍する物語
敵を倒すには
敵の懐中に入って変革する
という意図から らしい
苦悩しながら巨人の大御所に学び
....
くじら
もうじき夜が終わるよ 君の瞳にはまだ
昨日の星空が 張り付いたままだけど
ここで 剥がれ落ちる世界の悲鳴を聞き終えたら
行かなくちゃ 空の隙間から注ぐ光の指す場所へ
君の心が ....
星とのあいだに うえを仰いで生きているから
ちを
ながれていく破れていく
われていくその中へ考えつくう
旅は疲れ きいろをもっているようだ
間違いじゃない 私は知っている知識を
風がや ....
明日は何を 話そうか
何を話すか 話そうか
ふたりだけが知る未来
明日は明日の風が吹く
風よ吹け吹け もっと吹け
くるくるまわれ 風見鶏
「頑張っている」は
人に言ってもらう言葉
「頑張れ」は
誰かにかける言葉
「頑張る」は
誰かに伝える言葉
誰かがいるから
頑張れる
誰か ....
何にもない世界で寝転がれば風が気持ち良かった
どこにいたって私はいつもそう思ってた
息を切らしながら その流れ出ていく 風の中で
いったい 私は どこに 流れていくのだろう
人は過 ....
誰とも関わらない
薄れた体で無邪気に泳ぐ
時折振りかえる君は
ひとりのドッペルゲンガー
魂だって其処には無いんだよ?
自由が全てということは
全て不自由ということで
きみの知りう ....
{引用=男は錆びて動けないし
女は感傷で傷だらけ
若者は昔から愛を知らず
皆、高熱で浮かされる}
山なんて削って高原にしてしまおう
それですべてはうまくいく
ここはどこ、わたしはだあれ ....
コスモス畑の真ん中に
宝くじ売場ができた
カンガルーたちが並んで
順番待ちをしていた
くじを受け取ると
珍しそうに数字を眺めて
皆、帰って行った
大空を飛ぶことなど
すっか ....
太陽は恋人を追いかけて行ってしまいました
それはぜったいではなかったから
それからというもの、この街には夜ばかり
代わりに私は窓辺を愛し
身近な炎の尊さを知ったのです
未来に向けて
希望を持つ。
実際に実現
可能かどうかは
関係ない。
誰もがまだ
未来の事は知らない。
そして
実現可能かどうかは
信じるか 信じないか
に よって 決まってくる ....
天井に足を埋めたい
そんで
ぶら下がりたい
ぶら下がったら
床を天井に近付けるスイッチを押したい
そんで
床に背中がくっついて
床と足が垂直になったら
....
ひきだしのおくから
あなごりょうりのみせの
チラシをみつけた
いつかちちを
つれていきたくてとっていた
チラシだった
あなごが
すきかきらいかなんて
かまわなかった ....
芸能人としての自分に限界を感じたある青年。
そこに黒尽くめの服を着た編集者を名乗る男から声がかかる。
本を出したくはないか?
作家として人生をやり直してみないか?
−−でも僕には文 ....
気持ちいいこと
優等生だって大好き
キスして欲しいところ
言わせる
単語で
お願いさせる
掛け布団のむこうで
なまえを呼ぶこえ
きれいな心みだらになる
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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