青い色は青い色と
赤い色は赤い色と
同じものを集めたい
あなたとわたし同じ色して
あなたは青が好きだけど
わたしはあなたの赤が好き
それだけでよかったのに
先生は「青と赤を一緒にしなさい ....
薄闇の寝室で独り窓辺に座し
窓の外の陽日を見上げながら
暗い想念が痛みと苦しみになりて
私の心を覆い尽くせんとす

我が魂が枯れ果てようとするとき
芳しき希望が扉を開ける
甘美な恋人の薫 ....
冬の日に雪となり
 ひとつの場所に留まり続けたいと願う



白い静寂の中で
庭園の外灯に照らされ
少年たちの雪遊びを眺めながら
二人はベンチに腰を掛けている
舞い落ちていく綿雪が
 ....
昔の女などとゲスなことをいう僕
君の唇は
刺身を受け入れるため開かれて
刺身を咀嚼する際の唇の動きに
見とれている僕は

一個の変質者


一〇年ぶりにあった君は
食事の手 ....
手話言語を基本としたノンバーバルコミュニケーションの講義を
福祉医療系の専門学校でほぼ十五年間ほど続けていた。

その間に出会った生徒一人一人を
鮮明に覚えているかというと覚えきらない現実があ ....
さて
「手話を基本にした
ノンバーバルコミュニケーション」って
一体どんなんだろうと
前回思った人も居たと思いますが
二講目の今日は
テキストを使います。

手元に札幌聴力障害者協会か ....
夜の帳をチラリと開けて
陽はアポロンに擬態して
ヤァヤァ我こそはと名乗り
襲い掛かりて正義となる
信仰はロマンスがあるが
聖戦には夜明けが来ぬと
嘆いて夜の女王は墜つ
そして、また、夜が ....
青空

校庭

教室

制服

笑い声



何もかもが「点」に見えて仕方ない

不揃いで不条理でだらしない

教室では席順を決めるクジで大盛り上がりしてる

私 ....
  .
あどけない顔の長躯の青年が扉を開けた
「アルゲブリアへようこそ」
肖像画で見馴れた下町{ルビ=シテ}の不良児がそこにいた
違うのは一糸纏わぬ背に大振りの翼をふたつ
  .
つけてい ....
騒がしすぎる街角の雑踏を
見渡せる場所にあるベンチから
晴れやかな薄曇りの下を
右に左に行き交う人を見てる
たくさんの方向から浴びせられる会話
待ち合わせの時刻を気にして先を急ぐクラ ....
 
 
目が覚めるとわたしは突然
車掌さんになっていて
最後尾の車掌室にいる
夢の続きだろうか、と思い
頬っぺたをつねろうとするのに
指が見つからない
車掌さんなんてしたことなどないく ....
胎児

鰓で呼吸していました
母が引越しのための交渉している
子宮の中が狭苦しくなったので
ぼくはからだを硬くしました

誕生

はじめて空気が
喉をとおったとき
胸が裂ける痛み ....
「何か要るものある?」と訊かれて「薔薇を一輪」と答えるのは
私くらいだろう

冬の夜に花火をやろうなんて提案するのは
私くらいだろう

初めてのデートでストリップ劇場に連れて行くのは
私 ....
今日も何も手にしていない そして遠のいていく目の前の夕暮れに
ぼんやりと自分のことを思っている 誰かのことを
そして 思い浮かべる また遠のいては 私の中の人たちのことを
止むことのないこの ....
あんまりあなたを
おばさんと言うものだから
傷つけてしまったのかと思って

あんまりあなたが
おじさんと言うものだから
嫌われたのかと思って

あんまりわたしたちが
わた ....
朝靄ののぞく
窓の水滴に触れたら
一滴が硝子を撫でた
一筋の道筋を作って
いくつかの水滴を巻き込んで

流れていって下のほう
ぺちゃんと爪先が濡れた
じわりと広がる水滴が
ひんや ....
闇に明かりを灯すには
わたしは酷く弱いけれど

今日と明日をわたる頃
わたしは静かに燃え上がり
そして朝日が昇る頃
わたしの明日は確かになってゆく

弱いいのちはけれども強く
意志あ ....
寒いから
マフラーを巻いて
手袋を着けて
ホカロンを貼って
それで、
何しよう?

外は雪が降っているよ
散歩はきっと大変。
うん、
コーヒーでも飲もう。

世界中には
愛が ....
よそよそしい木の
うえに獣がいる
ななつまで数え
るあいだにふりつづく雪
は遠くへゆこうと
したはず

たとえ刃が
刺さったとしてもそのまま
にしておけば血などでない
巣にかけられ ....
波の音など 聞こえない
寄せる波は
砂浜に
シュワシュワと 吸い込まれてゆく

シュワシュワ シュワシュワ・・・

とても静かに癒されてゆく

冬なのに 青く碧の凪た内海

マカ ....
うし

そして僕ら
真剣に宇宙の話なんかする
行き着く答えは いかに僕らがちっぽけかってこと
そして僕ら
真剣に夢の話なんかする
身振り手振り 話すことに関してはうまくなった

もう ....
むかしむかし
あなたと私の
鳥の骨のような関係が
ありました

肉はもうとっくに
誰かに与えてしまって
白い骨格だけが
残っているのです

飛翔の予感を秘めて
飛翔の過去を秘めて ....
両手を
おそるおそる地におろせば
あたたかな温度に触れて
背中を走る風は柔らかな匂い

背の高い木は
いつも見上げた木
目印にしながらゆこう
白うさぎになって

さまざまな自然に
 ....
            ハーモニカの小さなキーホルダー
            
            これ 読んでみない?
            と
            「クリームレ ....
              ロリじーは
              赤ちゃん言葉を話す

              ロリじーは
              いい年をして赤ちゃんに
     ....
しあわせは
ふしあわせのはじっこに
そっと隠れている

血をはくくらしのなかで
蛍となって
水色にそっとひかるかもしれない

あしたへの夢が
きょうも
よんでいる
川のほとりの水溜りが凍ってた

綺麗なガラスみたいに凍ってる

氷に映る白い水鳥

川のほとりを歩いてる


一羽、二羽、三羽

肩寄せあって歩いてる

川の流れに向って
 ....
水仙は冬の空を貫く
凛と、静かに、美しく

瞳に白い花弁を溶かし
鼻孔を黄色く染めた
それは幾分の幸せを香らせる

桃色のスニーカーには
柔軟な葉と真っ直ぐな茎が映る
それは気分を優 ....
ここ数日来の寒波で凍てついた地下鉄の連絡通路に
場違いとも言えそうな親子連れの姿

乳母車を押し歩くお母さんの脇には小さなおんなの子
お母さんの手助けと押すのを手伝っているようにみえるけど
 ....
毎日毎日僕らは
激辛の料理ばかりでいやになっちゃうよ
ある夜僕は店のおねえちゃんに
強引に迫ってボーイに連れ出されたのさ
はじめて食らったタイキック
こんなに痛いとは思わなかった
おケツの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
『いろいろ』東雲 李葉1*11/1/18 14:17
来訪一 二311/1/18 13:16
永遠に解けない雪 (改稿)結城 森士111/1/18 12:30
理由もなく昔の女と食事して……とある蛙8*11/1/18 12:19
ゆびもじ算数板谷みきょう2*11/1/18 11:56
十五年間続け終えた講義のこと3*11/1/18 10:43
夜明けプランタン111/1/18 10:40
タビビトジェシカ211/1/18 10:21
ガロア群へようこそGiton3*11/1/18 7:57
Solitude寒雪311/1/18 7:36
車掌さんたもつ511/1/18 5:47
呼吸期殿岡秀秋811/1/18 4:21
uniqueれもん1*11/1/18 2:06
船出番田 111/1/18 1:48
ふたつ小川 葉011/1/18 1:40
ツンデレ哀歌斎藤旧4*11/1/18 1:27
「燃えるいのち」ベンジャミン3*11/1/18 0:54
愛とか、恋とかOz211/1/18 0:53
ブラウンフィンガー月見里司011/1/18 0:30
弓の浜にて森の猫4*11/1/18 0:21
うしitukam...011/1/17 23:48
鳥の骨三条麗菜7*11/1/17 23:39
兎になりたい朧月211/1/17 22:53
ストーカー鵜飼千代子13*11/1/17 22:43
ロリじー7*11/1/17 22:41
しあわせ草野大悟3*11/1/17 22:28
生きる橘祐介311/1/17 21:25
美しく、心にモリー16*11/1/17 21:12
いそぐひと恋月 ぴの35*11/1/17 20:15
がんばれタイ出向者くん[group]花形新次211/1/17 19:06

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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