ミシシッピーの船着き場よりも
遠くへ
出せなかった手紙の宛先よりも
遠くへ
イチローの安打よりも
遠くへ
国境線の結び目よりも
遠くへ
....
うねるうずまき
僕らのかたつむり管
しわくちゃになった紙くず
僕らの髪のなか
ちがうちがう
僕らの眼に血がうかび
死さえ語れば
治外法権なので僕らは
ちがうちがう!
と叫ぶのだ
....
1、どうにかこうにか先手を取る。
2、目とルールをつぶって一気に三発引き金を引く
3、相 ....
ぜったい
やめたほうがいい
いきとか
あしたもいきるから
ねるとか
めがさめるから
あと
いろいろ
やめた
ほうが
いいのに
やるから
やめたら
くうかんに
ばを
....
赤い電車
扉が開いて外に出ると
冬の空気が澄んでいて
海を越えたはずなのに
向こうの香りがした
誰かの手品、まる
大切なもの
失ってから気付く現実
これも誰 ....
口を開けてテレビを見ている時に
突然のお知らせ
わたしに家族が増えました
わたしに家族が増えました
大事なことだから、2度言いました
ヨン様がこちらを見つめて微笑んで
「家族の ....
カシオペアってどれだろう
懐かしい北斗七星は何処だろう
オリオンの一角も捉え得ぬ眼球は
地面に転がって冷えている
でも、宇宙はもっと寒いんだよ
?昭和の音?という玩具がある
夕景のフィ ....
たとえば飲み会の幹事をしたとして
のぞまれないのに
やたらと
むのうさを
おしだす
下司が
あって
それは
しぬべき
かも
直言はしない
きらわれていて
きらわれている ....
土のにおいの月がいくつか
夜から朝へと転がってゆく
鏡を造る鏡
暗い水と溝の道
星と星のあいだのむらさき
へだたりと境の腕
羽と羽のあいだに起ち
剣のように
....
目覚めたとき
わたしは窓に凭れていた
結露したガラス
冷えた頬に熱が伝った跡がある
手紙を送り 送られて大分経った
冷えた四肢を抱え込み
胎児のように丸く眠る
ああそうか ....
日々の感情の起伏を
記す
文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代
一瞬で ....
琥珀色のサウンドトラックが、
頭蓋骨の内側を濡らしていく
すっかり皺が減り、ツルンとした私の大脳皮質
鼓膜までねじこむイヤホンや
タイムラインを流れる電子文字で
刻まれたものが薄れ、 ....
諸国の民(オタクびと)は
都(秋葉原)の光の中を歩き
オタクびとの王(作り手)たちは
自らの栄光(作品)を携えて都に還りきたる
都の門は一日中決して閉ざされない
そこには夜(言論弾圧)が ....
馬鹿野郎
愛を知らない、
訳がない。
私は私の愛の形を、
発信し続けているのだが、
誰か一人くらい気づいてもいいのではないかな。
二人の愛から私は生まれた。
....
音をはずした
指先が曲がり
おこがましい
眠気へと倒れ
込んでしまう
彼女は私に嘘を吐きました。その嘘はあまりにもたくみでありましたから、私はその嘘を見破ることなど、したくなかった。した ....
ふっと
水気を含んだ本の両脇
不穏がととのい
遡上がはじまる
奥の詩から女がたちのぼる
ひるがえり
紙面にむんずと顔を押しつけ
ことばのインクの溜め池は
頭頂に浮かぶ
巌流島から ....
ねこ(in rain drop)
我輩は捨て猫である 段ボール箱を住み処とし
人の流れを ここから見ている
名前はもう無い 昔はあったんだけど
ミケだかタマだか もっと凝った名前だったか
....
死を想う時
生があることに気づき
死は
詩を誘う
命は
だれから授かった?
両親のその先は
また命
かんがえろ
眠っているすべての
からだの
わたしのなかを起こせ
....
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
* ちょこなんと おめでたい場に 小豆粥
小正月の朝、食卓に昇るとは
知らなかった
調べてみると 文字通り
....
責めて
責めて
自分を責めて
カラッカラになるまで
罵倒して
罵倒して
自分を罵倒して
キリッキリとするまで
何にもならないその行為が
習慣のように 当然のごとく
繰り返さ ....
日常で化粧をしなくなったのは
心に化粧をするようになったから
泣きそうな心の形をキレイに誤魔化して
ムスっとした素顔で
あなたの言葉を待っている
もうくれなくなった言葉を待っている
黒の夜が消えて
白い朝が届いてる
私の窓辺にはいつも
だれかの贈り物がある
太陽がまぶしい
冷えた空気はだれの心も
同じよに入れ替える
悲しみさえも
希望かもしれない
星をわ ....
雪だ
雪だ
窓いっぱいに
あふれるように
こなゆきは舞う
一心不乱だ
目的もなく
それが
私の恋だったのに
誰かのことばを気にしている
失う事実に揺らいでいる
雪だ
....
首を絞めあって さきに死んだほうが勝ち というゲームをやって 恋人を殺しつづける夢をみて 窒息するなら深海がいいとおもった 部屋も 窓の外も煙も おまえの首も 真っ青だった 深海魚の眼球が退化せずに残 ....
また少しの酔いで/兎多多眠をしていた 。
(深)))なのか
鼻腔から冷やかさに気が付いて、目が覚めたら静かさに時計だけが反転していて
よくよくみるとまだその日の夜で
ずいぶんと尿意を ....
最後の砦が落ちていく
あなたを森に逃がした
床から剣を拾い上げて
包帯を巻きつける
暑い夜、居酒屋で
僕たちに起こった出来事を話す
そうだ僕たちは
つねに正しくはなかった
明日からも
会おうと思えば会えるけど
もう、少しずつ離れてゆく
そんなのは、はじめから分か ....
悲しい旋律が好きなんだ。希望じゃ救われないんだ。
絶望の淵に立っているのも希望と呼べるだろうか。
流星が沼に落っこちた。後追いはしなかった。
スケートリンクの下で今日も一戦交える。
見 ....
誰一人いない
落とされた 世界で
私は私の感じさせられた自分だ
ああ きっと この 思いのどこかで
過去を見た
人の流れる渦で
それを きっと 知った
私の頭の思いのどこかで ....
旅の荷を置き
コートを脱ぐ
ジョン・レノンのフォト
ゲルニカのポスターが
あたしを迎えてくれた
あっ・・・
トクンと胸が鳴る
それだけで
緊張がほぐれた
あた ....
3100 3101 3102 3103 3104 3105 3106 3107 3108 3109 3110 3111 3112 3113 3114 3115 3116 3117 3118 3119 3120 3121 3122 3123 3124 3125 3126 3127 3128 3129 3130 3131 3132 3133 3134 3135 3136 3137 3138 3139 3140
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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