よだれの涙が流れ出された
何も知らなかった 私は
醜く たぶん 何も理解できない
寂しさをひとりで理解した
私は 一体 何なんだろう
私は たぶん 何も知らない
理解しているも ....
こんやはなにもないのかな
と、きみはひとりごとをいった
ぜんぶあるよ
いましかないものが
こんやがこたえた
すうせんねんまえ
おなじしつもんをした
かいわのつづき ....
あの日の俺やお前みたいな童貞達がくり返している以前の光景と
あの日の君や彼女みたいな処女達がくり返している以前の光景が
面倒臭そうなカーブを描いて駅前で渦巻いている
そんな目で見るなよ
俺が何 ....
夜 眠る前に
街中でそっと
花火を打ち上げることにした
それは
音のない花火
暗闇の中に
現れては広がる
色とりどりの
懐かしいひかりだ
目を奪われるのも
....
暗
闇
の
中
を
降
り
て
く
る
糸のような雨は天国から地上に降ろされた蜘蛛の糸
かもしれない。白く刷毛ですりおろしたような雨た
ちは地面を捉えようとするのか、地の底の底 ....
告白は私から。
惚れたのも私から。
初誕生日プレゼントも私から。
日にちの問題という発言は受け付けません。
一緒に歩くときのカロリー消費量も私が上。
俺の速度に合わせて歩けという態度 ....
牡丹雪ふわり
君が舞う
見とれているうちに
悴んだ僕の手
のそりと進む冬の雲
微苦笑にはじまり
ひとりの陸橋では熱情も凍えた
たったひとつの決断に足元を掬われたまま
わたしの喉は脱落者たちの手であふれかえった
狂おしい
開放に訣別する自由を気取りはじめ ....
モーツァルトのレクイエムはモーツァルトっぽくない
湧きあがる足跡がきえてゆく
最初からあった宇宙を突然さしだす
そんなモーツァルトっぽさが
レクイエムでは
モーツァルトの ....
それはそれとしたばあい
どれをどうするのか
といったような
対応を
考えることで
10円が当たる
1時間につき
いかのないぞうを
はっこうさせて
調味料に
することで
醤油に ....
線路沿いの桜並木は君の町へと続くから、いつだって居心地が悪いんだ
ティッシュの山に埋もれた初恋を掘り返しては苦笑い
背の低い僕より背の低い君のことを誰より愛おしく思ってた
大好きな人にも必要とさ ....
それでも
改札口で契約締結の申込みをして,
契約書を債務者の管理権の入口に通し,
相手の債務履行に揺られて,
その履行が完了した先で,労務提供の履行に励む。
時間に合わせて生活圏 ....
おととしが、前厄で、
去年が、本厄で、
今年が、後厄なのだけれど、
そのおととしから、
先月までで、
のべ、
102人の、女と遊んだ。
みんな風俗だけど。
いや、
セクキャバの女 ....
近 々 戦 地 へ 発 つ と 聞 き 及 び ま し た
渡 し た い も の が あ っ た の で す が
間 に 合 い そ う に あ り ....
ATの仮免に落ちる
友達は受かる
ATの仮免に落ちる
S字の縁石に乗り上げる
ATの仮免に落ちた
みんな受かったのに
ATの仮免に落ちる自分は
荒涼とした大地に芽吹く
寒空の下に頬 ....
君と歩いた今日の日を
お母さんは忘れません
この次いつまた君が私と一緒にこの梅林を
訪れてくれるのかは
わかりません
来年も行ってくれるのかも知れないし、
もう嫌だと言われるかも知れません ....
桜の季節が近づくと
守れなかった約束に胸が痛む
一緒に見るはずだったのに
花咲く前に散った命
一人で見る桜には
儚さと憂いしか感じられず
ただ涙溢れるだけだった
あれから一年が過 ....
にょうさん
にょうさん
尿酸値が異常に高いのよ
そうよ
父さんも同じもの食べているから
高いのよ
にょうさん
にょうさん
何が好きなの
そうねえ
各種肉でしょ
あっ、モツが大 ....
棒のような
脚の少女が
ベージュのトレンカーの
足首だけ外して
モコモコのダウンで
着ぶくれて
私鉄電車のすみに
もたれている
春とは名ばかりで
今夜の風は冷たく
....
あなたのことを
許せない
許せない
許せないと私は泣いた
肩を震わせるあなたと私は
どこが違うの
なぜ という言葉の答えを
見つけられずに泣くふたりの
影はヒトという形にみえた ....
いのちの綱を両手で握り、彼は崖を登る。
時に静かな装いで彼は足場に佇む。ふいに
見下ろす下界の村はもう、{ルビ生=なま}の地図になっ
ていた(少年の日「夢」という文字を刻ん
だ丸石が背後の ....
世界は落ちると 勘違いしている人がいる
日を吹く電気の中を砂利に映る食べ物へと
浮かぶめも ひっぱるくころの子も ここを
血の汗のある眺めに
愛のある無に
なみかぜ え そう
外れうく ....
犬はもう誰にも
愛されないの
自由を求める
詩人には猫好きが多いから
ところが私は
一見すると
セントバーナードに
そっくりな
典型的な犬顔だから
今はもう誰にも
愛されないの
....
カーボン紙に
まるめた銀色を
叩きつけたような
激しい空の下で
ぼくたちは
15回めの
約束のしかたを確認した
あれは
冬の日だった
たしか
冬の
寒い夜おそくだった ....
今日は母の誕生日。
夫がチューリップをかってきてくれて
写真のまえにかざってくれた
赤、黄色、紫、ピンクと
カラフルな春の花たちは
花瓶に入れた時はまだ蕾だったのに
室内のあたたかい温 ....
{引用=捨て猫だった
やせっぽっちで
瞳ばかりが大きいだけの
頬ずりしたくても顔が小さすぎて
両手のひらにおさまってしまうくらいの
けれどあたたかな体温をもっていて
まるで熱のかたまりみた ....
もう少し
視野を広く持ちたくて
川の土手で写生していた
目の前を一頭の牛が通り過ぎて行く
あれを描けばよかったのに
川の土手で都会の高層ビルを描いていた
そこで暮らす自分の姿を ....
空を自由に飛べる鳥をうらやましさで見つめる
羽ばたいても人の腕はむなしく空を切るだけ
風をつかめる羽根がこの手にもあったなら
自転車を両手放しで疾走する、コートの袖ははためいている
天を仰いで ....
はたちのころすっていた
くうきをおもいだした
そらやきのにおいがした
きみのにおいも
おいかけるために
ひつようだったのだ
すんだくうきを
おいこして
まってい ....
なくしてから気付く大切な物
薄々分かってるのに
なくすまで気付かない振りしてた
後悔する事分かってるのに
それまで何も出来ないでいた
そんなに自分を責めたら可愛そう
何もしてない事 ....
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