カメラが曇る

あぶらで曇る

ぼんやり朽ちていた

春にあぶられている


印象派たちが

表面積を想像した

輪郭を考えた


カメラが曇る

あぶらで曇る
 ....
体の大切な部分から
どんどん小さくなる
チャーリーは今、
暖色系の床の隙間に
私には見えない
1ミクロンの狭間に
残されていた最後の
チャールズが
落ちていくのを
眺めていました。
 ....
絶対的な正義ってあると思う?

場合ごとに
適か不適か
相対的な正義はあっても

絶対的な正義ってあると思う?

もしあるならば
民主主義は、なくていいはず

生まれながらに
 ....
教室の窓から
校庭の隅をぼんやりと眺めている

机の上には
2時間前に閉じた教科書

前方の黒板の文字は粉となり
後方のカーテンは柔らかく揺れている

屋上へ続く扉を
針金で開けよ ....
乾いた大地に
夏の厳しい日差し
しおれてしまった花に
水をひとしずく下さい

*

空っぽになった部屋で
なくした希望を探す
仕方がないと言いながら
耳障りなため息を吐く

* ....
色鮮やかに陽光の筆が
街並みを描いていく
様々な悲しみや苦しみが
色づいて人々にのしかかることを
受け入れるのだと気付きながら
それでも力を緩めることもなく
すべてを受容する覚悟を ....
僕は低身長で力もない度胸もない/それでもいいたいことは我慢できない
お前だよお前/そうそこのお前/アホみてえな面してるお前だよ

その後ろだけ伸ばす髪型/だっせーって知らねぇのかマジ馬鹿
とり ....
9cmのピンヒールはいて 成田からスペインへ
マンダリンホテルの予約はとれてる?
もちろんノーパソで 仕事関係 ぬかりなく
出来る女って アタシのこと


友達はほとんど 生殖活動 ....
時がすぎる
ひらり 舞い踊るように
いくつもの掌から巧みにのがれて
はやすぎる
スピードで通りすぎていく


再び口を開いて何事かを囁く
すぎさったはずの君の傷
ゆっくりと
おそす ....
産まれてからこれまで出会ってきた人の数と
同じように 別れてきた人の数が
いつか 等号で結ばれる

その時は誰にとっても等しく訪れる
(始まりの日が等しく訪れてくれたように)

私たちの ....
なんというげんかくな
しよくたくだったのだろう

ははなどは
あんなにきのつよい
おんなだったのに

よくうらぐちからでていって
ないてかえってきたっけ

そのことをは ....
「俺の前世は十字軍戦士だったんだよ」
ろれつの回らないボビーはアスファルトに倒れ込むが
その目は始発に向かう群れをまだ狙っている
“Are you OK,Bobby?”
“Don't sa ....
柔らかな
君の輪郭に
そっと 手を添え
抱き寄せる

君は 両手を
空中に 投げ出し
僕では
ない 何かに
身を委ねる

乾いた 埃っぽい
アスファルトに
二つの影が
しっ ....
からっぽの心にトクトクいれる
もっといれなきゃ優しくなれない
からからからの心のままじゃ
とげとげしすぎて痛くなる

甘くてあたたかなまるで愛のよな
飲み物いれる自分にも
あなたに届けら ....
トントントントン
包丁の音がする
君は手際よくテーブルの上に出来あがった料理を並べていく


 いめぇじの世界で
 ダンスを踊る人たちが
 手を繋いでは千切れて


あら、忘 ....
たとえば今
こうして
文字を売ったり
しているうちに

カラオケにいったり
たべほうだいしている
そうだから
きっと
てにはいらない

あと
きもちわるいと
いわれる

 ....
結婚は人生の墓所でありますが、時々墓場から出てくる人がいます
彼らの活動内容には個体差がありますが、多くは異性の肉体を求めます
活動時間にも個体差がありますが、週に数回から長くて一日数時間程度です ....
 
 
紙に押した自分の指紋で
迷路をしなければならない
広い会場のような所にわたし
そして試験監督みたいな格好をした人
二人だけで向かい合って着席している
何度やっても
わたしの指紋 ....
夜明け。夜明け前。真夜中。
真っ暗な夜。エンジンが切られる。

歩道橋の上、電灯はぼやけている。
でも光っている。霧雨。雨が細切れにされて、漂っている。

飛んでいる矢は止まっている。
 ....
まだ春が来ない山
夜が明けた静かな土を霜が押し上げる
傍らで小鳥が動き始め
冬枯れの落ち葉をひっくり返す

左手は日の光に溢れ
右手は陰に沈み黙す
私はその中の尾根を行く
 ....
のびをしたら
雲に手が触れたので
そのまま引きちぎってみた

それはいつかのきみの
涙が蒸発したものだって
知ってた

でなきゃ
あんなに高い雲に
のびをしたくらいで
この小さな ....
さいしょにたべたのだれ?
さいごにたべたのなに?
ぼくをぼくあつかいする、ひとびとはてなれてる。
すとろべりーはすきじゃないといったらおこられる。うそはよくないと。
だからぼくはおれん ....
刃をもって地図を刻んでみる
道を失った時はいつもこうする
するとそこに印しは現れ
私はようやく安心する
悩みなどない
刻まれて山となった老廃物のベッドで眠る
それは悩みではなく
  夢
 ....
ヒト

今日も朝目が覚めたら ちゃんと僕は僕だった
素敵な夢を見た気がするけど すっかり全部忘れた
僕に何の関係もない 悲しい事件をニュースが伝える
少し嫌な気分にはなったけど 寝ぼけた顔で ....
ガラパゴス諸島に行かなくてはならない。
彼が生きている間に。


彼はきっと、清潔なゲージの中でキャベツを食べている。
その眼が私を映してくれる間に、私は彼に会いに行かねばならない。
聞か ....
さびついた さびしい夕暮れの街並み
今日の仕事に疲れきって
しびれたこの胸の奥の
音色に重なり合う

そっと心を開いて 家路を辿る
「おかえり」の顔に会えるなら
悪くはないね
 ....
罪もなく幸せを奪われる者たち
いったい誰を憎めばいい?
終わらない争いを生むくらいなら
神なんて一人もいないほうがいい

何度も刻み込んだはずの傷跡も
癒えれば忘れてしまうのか
 ....
木枯らしが吹いている
僕の身体は冷え切っている
ため息は明日の存在にかき消され
落ち葉の下 日常は{ルビ埋=うず}もれてゆく

誰よりも ぬくもりを求めている冬
だけれどそれは最も ....
ふたりを妖しげなライトが
包むこのベッドルームに
今夜も素晴らしい
快楽が訪れるだろう
君のアソコはヌラリと輝き
興奮した僕は
おもいっきり
むしゃぶりつく

絶頂を迎えて
くすぐ ....
言葉足らずの季節がやってきて
降り注ぐ涙も白い息を吐く

部屋の暖炉で暖まっていたのは
自分一人だけ

棚に飾ってある詩集が
染みで黄ばんでいくのにも気がつかず

突然起きた表層 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春のあぶら、れ吉岡ペペロ011/3/3 13:48
チャーリーズー2*11/3/3 13:04
きほん眠り羊011/3/3 10:39
さかあがり村上 和211/3/3 10:25
悲しみ[group]未有花23*11/3/3 9:52
太陽が見ている寒雪111/3/3 9:01
Fuck DQN (ラップ詩です)SEKAI ...011/3/3 4:40
『ヒトリミ』座一3*11/3/3 3:29
すぎる傷口3*11/3/3 2:12
等号佐倉 潮411/3/3 1:51
厳格な食卓小川 葉011/3/3 1:09
Crusader's lonelinessいとう1*11/3/2 23:56
花形新次111/3/2 22:09
乾杯朧月511/3/2 21:51
じゃあ相田 九龍711/3/2 21:48
低橋名人6011/3/2 21:25
近年におけるゾンビの特色と傾向只野亜峰211/3/2 21:14
空咳たもつ411/3/2 21:10
今日、歩道橋と、かつて…ブライアン111/3/2 21:08
尾根歩き蒲生万寿1*11/3/2 21:07
きみの雲小原あき4*11/3/2 20:45
さいしょでさいごの晩餐でゆうと111/3/2 20:33
カムフラージュ瑠王711/3/2 20:29
ヒトitukam...011/3/2 20:05
ガラパゴス諸島に行かなくてはならない亜樹511/3/2 20:04
ペンギンが飛び立つ日洋輔1*11/3/2 19:54
You may hate me0*11/3/2 19:45
0*11/3/2 19:39
君の蜜までも[group]花形新次4*11/3/2 18:07
待つ乱太郎1811/3/2 17:52

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