眠れないのかい
そうかそれならば、そばにいて、少しだけ先々の話をしようか
いつかね
君は誰かを裏切る
すると口の中が深く深くざらざらしていって
乾いていくんだ
その人の歪む ....
ともだちの 定義ってなんだろう?
自分がともだち と
おもっていたら
ともだち?
双方のおもいが
かさならなければ
ともだち と
いえないの?
微妙にすれ違う
キモチとキ ....
自由になろうとして
人を傷つけたから
償いとして
もっと自由に
なりたいと思う
男の心は
今の僕には
理解できない
理解とは時には
状況なんだ
自由になりたくて
歌うこと ....
とても遠い丘で
横たわったわたしは
したばらに針を刺し
水を抜いていきます
草原の羊たちの
やわらかい角は
生まれたての
うつくしいままでしょう
まだ生まれていないあなたのために
月 ....
光など差していない 過去の白い日に
また 君が そこで何かを眺めている
この 遠い 世界の中で
この 顔に 風を当てた
人としてひとり
何となく 景色に立っている
立ちつくす 一人 ....
檻のような
陰気臭いベッドに掛けられた
その堅く白いシーツはかつて
私の母が人生の最期の十数日間を
生きていた場所だった
あれから何十回と洗濯され消毒され
何人もの患者を載せ
或いはとう ....
ひととひとのきょりがある
わたしたちは
こどくであるために
そのきょりをちぢめたり
とおざけたりして
こどくをいじしてきた
てんたいをふくむ
しぜんげんしょうとして
こ ....
町の公民館に移動映画館が来た
視聴覚室の小さなスクリーンと
パイプ椅子で上映された
打算的な男と女の物語だった
適当なところで事件が発生し
男も女もよく舌打ちをした
飽きてし ....
さびしい気持ちなんてものはない
なにかが気持ちをそうさせているだけだ
なにかがあるから
そうなる気持ちなんだとしたら
なにかがなければ
気持ちなんてものはなくなるはずだ
....
忙しすぎた日
やっと自分にかえる
おかえり よりも
ただいま って言いたいな
はやく君に帰ろう
ただいま 君が言ってドアがあいた
同時だね
君が私が笑った
あっ ....
うわああああああ!
直ちに俺が保護します!
誰にも傷つけさせません!
一緒に晩ご飯つくります!
一緒の布団で寝ます!
朝は早起きな彼女に起こされます!
ブラジャ ....
からだちぎれるように
いたいのはこころで
この季節は教壇に立つ身には
余りにも辛いことが多い
さて人生は思うようにいかぬ
その大海に放たれる君たちを
信用していないわけではないのに
....
一日、心から出なかった声を
全て集めて並べてみたとして
どれだけの意味が成るのだろう
パソコンに資料を打ち込みながら
屋上で煙草を咥えながら
昼飯を買いにいく道すがら
咳に咽んで泣きな ....
生きろと考えるから難しいんであって
死ぬなという事ならこれはいけそうだ
....
自分
を
意識しはじめた頃から
気が付いた
名も知らない
道端
コンクリートの隙間に
咲く
小さい花をもつ
雑草たちに足を止める
ちっちゃくて
かわいくて
ちぎって ....
川沿いの堤防を散歩していたらけいたいが鳴り出した
ポケットから出したらけいたいは石だった
石は鳴り止まずうるさいので川に放り投げた
とたんに石は鳥になり上空へ羽ばたいていった
空高く羽ばたいた ....
防波堤を下りて
砂に絵をかいた
サインのかわりに
小石でsosをそえて
イヤフォンを外した
子供たちの声
気温が落ちてきたのに
助走して海に飛びこんでいく
歩いて帰ろうか? ....
三角の窓
ブラウン管が眩しい
薄黒い木の梁
人の温もり
鱒の甘露煮
沢山の山菜
熱い味噌汁
楽しい一時
涙は七色
電動の舟
私達生きている
早寝早起き
ジョナサンの光のなかで
ドリンクバーでリズムをつくった
客たちの喧騒に背を向けながら
しっかりと勉強した
バターソテーをフォークでつまみながら
客の移ろいもたまにたしかめ ....
インフルエンザ打つと
調子悪い
風邪みたいにだるい。
苦しい。
体が熱くなる。
パンを買い食いする。
「お疲れ様」と人は
帰ってしまう。
風呂には入れない
洗面所で頭髪を洗う ....
スギャオー!
オールライト!
雄叫び上げて
頑張るぞー!
空中分解するまで
働くぞ
空中分解するまで
遊ぶぞ
ケジメをつけて
ジカンを決めて
メリハリつけて
呼吸をしてい ....
だいじ、大事だよ、ちいさなこと全部、響くよ、心になくならない傷が増えて、増えてね、似通っていく、将来のきみ、ぼくの行く末。
文字を食べる世界に生まれた私は
文字を食べない世界を知らない
赤ちゃんが最初に食べるのは
お母さんが丁寧に書いた愛の言葉
結婚式の引き出物の定番は
お偉い書道家が書いた半 ....
僕らは川のほとりに住んでいて
いつも水の匂いをかいでいた
時に異臭もはなつ水たちは
うす汚れたコンクリートの壁の下
木陰にくらい公園の横をくぐりぬけ
存在感なき音をたてながら
流れつづけた ....
翼をもぐ手は青緑
マフラー代わりの黒い髪
虚無への階段を昇天
しもやけた足の小指
「消え失せろ」の言葉にこみ上げる
笑顔は砂漠に否認され
欠陥者の烙印プレゼント
was sent
wh ....
狂うのです
わたしは狂うのです
わかりません
あなたのいっていることがわかりません
つめたいのはコンクリートも土も同じです
さむさにしんでいく小鳥も
わたしとおなじなのです
こおりつ ....
(
)そいつは音もなく現れたと思ったら
いつのまにか消えていた
まあるく誰も認識などしない存在
今日もまた
限定数を破るトイレットペーパーを僕は使い込んだ
すると目の前に ....
喜びの朝よ
光の朝よ
冬の朝の沈黙する瞬間
あなたがとても冷たくなって
その肌はますます透明に近づいて
服を着ていなければあなたの
肌を通して屈折する光が
投げかける光が
踊り、光が
....
街を照らすネオンの灯
怠惰と虚飾の象徴
聖なるものは灰と化し
全ての人に降り注ぐ
掌に残されたのは崩れた希望だけ
街のネオンが浮かび上がらせる
俺という存在を
誰が助けてくれ ....
それはアンタさ
立ち上がる女
右手に剣を
左手にペンを
攻めるが勝ちとジイジに教わった
岸辺に男
盾を背負い
インクを持って
女を守れとバアバに教わった
....
3093 3094 3095 3096 3097 3098 3099 3100 3101 3102 3103 3104 3105 3106 3107 3108 3109 3110 3111 3112 3113 3114 3115 3116 3117 3118 3119 3120 3121 3122 3123 3124 3125 3126 3127 3128 3129 3130 3131 3132 3133
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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