パリに夢を買いに行ったけど
留守だったので
インディアナポリスを訪ねた
私の夢の中の都市は
私が思い描くままの姿で
そこにあったり
なかったりした
都市ばかりではない
....
夕暮れに雑踏の影が行き交う
ビルの窓に
バスの車窓に
黄昏れの輝きが溢れだす
すれ違う人の視界にも
夕暮れの雑踏の影に紛れて
何だか行く先を忘れてしまったよ
そっと見上げていたら
....
手作りな
あなたのライヴで歌ったよ
いっしょにね
おおきな声をゾンブンに
イッショ懸命
とどくように
起きたらアタシ
おんなの子になっていた
あたし
オンナの子になっていた
....
れんちゃん、お眼目がとろとろ
おひるねの時間
ママはお出かけ
ぼくはギターのれんしゅう
外はさむいから畑しごとはおやすみしてしっかりれんしゅう
きらきら星と
メリーさんのひつじ
ター ....
カーテンごしに
季節の光りが
まだ眠い瞼をひらかせる
毛布にくるまりながら
仄めく始まりに
今朝の最初の深呼吸をする
窓をあけると
冬の空気に空は澄んでいる
日 ....
新鮮な魚はウロコをむかれて
真っ赤っかに 血に染まりながら
大きな目をぎょろりとさせていた
それを真っ二つに
切って 切って 切って
太い骨なんかごりごりいわせて
海で泳いでいたん ....
いたい 痛い イタイ 遺体
莫迦みたいに強がる
自分の存在意義とは?
私の中の自分が 私に嘲笑う
お前は無価値だと
生きて居ても無意味だと
だから**べきだと
....
大人気ない大人ばかりの席で
僕は誰からも話しかけられず
ぽつねんとしていました
それから帰りの電車を降りた後で
さっき別れた人から電話があって
今日はなんか疲れたね 飲みなおそうといわれ ....
嘘は自分を守る為に吐く物
裏切りは誰かを貶める為にする物
絶望は信じて居た人から裏切られた時に感じる物
だから人なんて信じ無い方が自分の為
だって結局は皆嘘吐きだから
....
汚染される超次元ステージ
醜くなった雛をみて
みえないふりをした
溢れた水銀が光をおびて核になる
ガンジス川では今日も
ピラニアが草食系
計画などないけれど
....
あたたかそうにみえて
寒いだなんてずるいね
春はずるいね
期待したひかりは
確かにあるのだけど
受け入れないと風がふく
すべてのものと
一列に並んで
おはらいを受けるように首を ....
目と目を合わせた
その瞬間
強く強く抱きしめられたい
周りに人がいようと
お構い無しに
お前が欲しくて
おかしくなりそうだ、と
耳元で
ささやくように
言われたい
....
ヒトデ
君の涙に 空いっぱいの星屑が映り込んで
一滴ずつ 大地へこぼれ落ちた
いつだって 悲しみに立ち向かうのは
ひとりぼっちなのさ その度に傷付くけど
勇気が足りないなら 僕の分も ....
看板ばかりが大きな
古ぼけたシェブロン
停留所のサインも なにもないそこに
長距離バスがやってくる
テール・ランプの冷たい光りの帯
夜の街は、行き場を失った静けさに満たされ
月の光さ ....
寝床に光が差し込んで、
私の一日が始まる
顔洗い、歯を磨き、
いつもの朝ご飯を用意する
じゃがいもの味噌汁、目玉焼き
カリカリのベーコン、梅干し
それと、炊きたてのお米
....
縮みあがる去年の私を
今年の私はお疲れさまと抱き締める
すると去年の私は涙を流して消えていった
今年の私はさらにまた
いじめようとする世間を見据える
怖かったら話かければいい
本能で怖かっ ....
くだらない
日記みたいな詩だけは書きたくなかった
ほんとうのことなんて興味がなかった
詩の体裁のものまねもしたくはなかった
ぜんぶくだらなかった
舞台に立ちつくした
....
10日まえ月は満月で
それは午前6時21分のことだった
今日から4日ごの節分
新月つまり月は姿形も輪郭すらない
きょう話していて
なにひとつ楽しいことなんかなかった
....
ふとした言葉で胸が痛むのは何故だろう
好奇な視線を受けれるのは何故だろう
切なさや寂しさや人恋しさを表現したら
たったそれくらいの事でとなるのは何故かな
私にとっては素直な言葉な ....
わたしの手紙はビンの中
海原浮いて届きます
わたしの手紙は風船に
雨雲さけて届きます
わたしの手紙はあてもなく
流れて流れて流れます
あるとき誰かが拾うでしょう
誰かが初めて読むでしょう
黒猫を追いかけろ
目の前を通り過ぎようとする
猫を
まだ小さな
毛先の乱れた黒い猫
この目の前を横切らせてやるものか
追いかけたら逃げていく
追いかけるから逃げていく
笑ってい ....
気にしなくて良い
気にするときりが無い
楽しく喜んで笑って
三拍子、
決して短調はいけません。
信じた道を歩むだけ
たとえ苦しくても
正面を見て
逃げてはいけない。
天は自ら ....
押し寄せる声に
紺青の声に
おののく 震える海をおびやかす
流れがある
流れへ
流れてゆく 快楽としてあるならば
いく筋もの道のりがあり
いくつもの ....
私の考えが
いつも 見えた
そこで見えた
あれは一体何だったのだろう
ぼやけた彩りの中で
それは見えた
いつも 手の中に
私は それを手にしていた
公園の中で
逃 ....
男は さみしかった
女は 愛されたかった
男は 母を求め
女は 父に重ねた
いつからか ふたりの
利害は交差しはじめ
出会い
確認した
互いの
欠損を…
好きに ....
天才は漂っている。
天才は寝ない。
天才は努力してもなれない。
愚者は他者と比べる
愚者は争う。
愚者は人に流される
平凡が良い、
平凡が良い。
特殊になる必要は無い。
それは暴力だった
俺は暴力をふるっていたのだ
その事実が俺を黙らせた
宇宙は戦争のなかにいた
風が吹いていた
嵐の風だった
旗だ
蟻んこみたいなひとの群れだ
....
君を幸せにできるのは
僕しかいない。
ハチャメチャな思考に
着いて行けるのは
僕しかいない。
戻っておいで
運命を受け入れるんだ。
最高の男に、
最高の女だ。
私に一枚賭けて ....
指先は弾く、のではなく、なぞると気付いた時。
あらかたを空に投げてしまったあとで
積み残したことばかりだと気が付いた
目覚まし時計は止まらない
明日の朝には、起きなければならない
....
この二つの塊を
天使の羽と勝手に名づけている
壁一面に沢山の羽を虫ピンで止めておく
壁一面に赤黒く
次第に崩れ落ちていく
干からびていく
かさかさした砂煙になって
いずれ姿を ....
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