ノイズ
ゆびさきが触れるすべてのものから
ノイズ(遠くから)
愛のようなものを
ノイズ(破裂)
すいあげる
ノイズ(低め)
骨と血管によって
ノイズ(低め)
あた ....
:イタリアの児童文学
:社会風刺小説
:「幸せに暮らしましたとさ」
幸せに暮らしましたとさ
幸せとは何なのだろう。
人間になることが幸せなのだろうか。
人はそんなに素晴らし ....
ちょっとしたきっかけで
人の気持ちは萎えるもの
あんなに昂ぶっていたのに
絶頂間近だったのに
愛していたのに
君に罪はない
僕にも悪気はない
もちろん
他の誰かは関係ない
ただタ ....
伝えたいことが
沢山ありすぎて
どうでもいい事ばかりが
出てきてしまう
いつか偶然に
会うことがあったなら
もっと気楽に話せると
思っていたのに
冬の終わりを待つこともなく
....
雲のおなかが黒かった
端へゆくほどひかって 綺麗で
清らかな線になっていった
含ませた雪とそれ以外のなにかを
雲ももっているのだろう
そのまま生きているのだろう
見上げる私の
ぽ ....
拍手の束、の様な雨音
あめのおとはすきよ、結核で死んだ祖母はそう言っていたらしい
灰にやられ、目をつぶる
山が噴火したのだ
自然はいつでも私を泣かせる
傘をさして歩く
無目 ....
愛しいひとが
痛んでいるのを
目にすることが
いちばん
自分が 傷つくのだと
思い知った
たとえ
文字の上だとしても
胸は
キリキリと痛む
たまらなく
声が聴きたくな ....
中央ユニバーシティ
動物園を追い越し
山に向かって行けば
都心より
最低気温が5℃は下がる
中央ユニバーシティ
南に見える帝京大学
東は明星大学
位置関係は
ちょっと適当よ
ど ....
海にとける この感覚が素敵ね
優しい波音が聴こえてくる
潮風を連れてきたのでしょう
遥かな古代に想いを馳せて
小波に揺られてくのでしょう
何時から知ってた? ....
絹をまとった…
肩たちは… そこから… どこまでも 旅に出た
天秤にのせられたかなしみは
脂を抜かれた豚の頭のようだ
穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴穴 ....
あついあつい
とりでの中から出てみたら
あついあつい 燃えて死ぬよ ばか
急に ねずみうた おもいだした
クッキー齧って うそのしあわせ ちゅーちゅう 雄ネズミ
あついあつい 焼けて焦げるよ ....
1月31日
今から20年前に
母は泣きながら私を産みました
3600gの大きな私は
母を苦しめたそうです
父が家に帰った瞬間に
私は生まれたので
父は立ち会えなかったそう ....
冬枯れた庭に 緑を残すオリーブの銀葉がそよぎ
その枝にはまだ 黒く縮んだ実がしがみついている
シクラメンの強い赤が 庭が生きていることを教えている
私たちは ここで 同じ ....
かのエドワード・ニューゲートが一個だけの命を張って戦う最期の最期の戦場で彼の背中を死守する海峡のジンベエ
親っさんは後ろ方向に ....
白いヒーローは気まぐれ
ふらふらと
何処かへ出かけたと思うと
いつの間にか帰ってきている
白いヒーローはわがまま
もぐもぐと
ご飯をお腹いっぱい食べたかと思うと
「おかわ ....
そうやってまた
同じことを繰り返して
小さく笑う癖がキリキリ痛むよ
滑り台の楽しさは
天辺から降りないと分からないのに
がんじがらめの身体が
求めているそれに
どうして君 ....
雨は世界が流す涙なのだと
誰かが言った
あらゆる痛みが雫となって
ひとしく僕らの真上から
降りてくるのだと言っていた
それが本当か嘘なのかなんて
どうだっていい
季節が冬のせ ....
バッハ 無伴奏チェロ組曲
第一番 プレリュード
緑陰の螺旋上昇 光 反射と拡散 空
素敵なことです、春の一日をこうして
貴方と無伴奏チェロを聴きながら
寝そべっているというのは、人生 ....
ふきのとうが売られている
そこにある春は
私の居場所からは遠い春
外は寒くて
天気予報のゆきだるまに
驚かなくなって二月
桜の蕾が目につくものの
すくめた首のせいでよく見えない
....
叫び声を聞くと私は涙が出てしまう。どうしたって。怒鳴り声が自室まで響いて、開かれた場所なのにずっと立ち止まっている。私を気に留めないで、一緒に住まないで、見たこともない汚い顔で ....
むりだむりだといわず
うばうことをかんがえたとして
まず
うりやばてしば
ほうしきがあって
うりやを
前線におくりだしたら
しぬから
ばてしばが
てにはいる
みたいなかんじで
や ....
用事で呼び出されて実家に行くと
車を外に出して 車庫に雪を入れている
雪の階段を五段 降りて玄関に入る
家の前のパイプとトタンでできた車庫は
軒下の雪を登って 屋根に登れる
家の ....
まるで嫌いなものすべてにとりかこまれているような気分だ
欲しいものなどなにもないただここから逃げだしたい
俺にこわせるものすべてをこわしてしまいたい
けだるい青いけむりに包まれてそうさけ ....
(1)
コートにくるまって 君と何を 見上げてるの
旧世紀の憧憬(ゆめ)飾っていた摩天楼に降る雪の中で
手に触れるカケラを 街は知らないふり だけど
灯りを消せないひとの計画(ゆめ)が 今夜は ....
穴が開いている俺の心には
絶え間なくおしよせる波が
少しずつ削っていくようだ
君のためだけに生きてみたいけど
俺の中にうごめく残酷さが
こわくて何もできないんだ
俺のこのよ ....
どこへ行ってどこへ帰るのか
俺らの居場所はどこにもありはしない
今生きているのかあるいは死んでいるのか
それさえも俺は知ることができない
まるで黒い海にのみこまれてしまいそうに ....
そんな色合いのトレンチコートを
君はどこで手に入れたというんだ
そんな風合いのトレンチコートを
君はいつどこで買ったというんだ
まるで寝間着みたいじゃないか
まるでバスローブみたいじゃないか ....
クレープソールに陰毛を巻き込んで
お前はとても快活に原宿を行くんだ
まるでウォーリーを探せの
ウォーリーみたいな感じだねって
世界中で17億人くらいが言われてる
あいまいな褒め言葉に気を良く ....
借金が10万円あるけど生きてるぜ
俺の余命は4世紀だなめんじゃねえぞ
歯茎から臭い血が出て止まらないのも
なにもかも全部そうさお前のせいさ
あるいはもしかしたら政府のせいかもね
お前はいつだ ....
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