人差指の腹を噛む

ある痛みを他の痛みに置き換えるのは
人が持つ特技なのかもしれない

レモンをかじる

酸っぱくて涙がこぼれてくる
その涙は瞳から流れてきているのに

何となく軽 ....
初めてあいさつに行ったあの日 
「箸にも棒にも引っ掛からん奴だ!」
と言われ互いにテーブルを平手で叩いた 
嫁さんの父さんが 

同居を始めて数日後 
仕事から帰り 
下の階で勉強する僕 ....
10年前に比べりゃちったぁマシになったかと思うが
別に強くなった訳でもねぇし
弱くなくなった訳でもねぇ
セコくなってズルくなっただけ
常に逃げを打ちながら
ヘラヘラ笑いながら
命からがら逃 ....
{引用=主にフリップ殿下に捧ぐ}
玩具の電車を片手にドテドテと
今年3才の子供が走り回っている
「キングコングだど!」
世界中に宣言すると
最寄りのエムパイア・
   ステヱト・ビルヂング ....
タスケテクダサイ
水槽のイルカは言わない
こっち側の私の心の声が言った

見つめてください
演技中のイルカは確かに言った
こっち側の私は瞳でこたえる

投げた浮輪が宙を舞ってなにかをえ ....
思春期みたいに
涙がでる

そんな夜は必ず
魔女が腰掛けそうな月
霧の音を
水の音が割り
沈む虹を追う
流れない冬ばかりを
追う



ゆうるりとうすいまばたきが
冬の窓をすぎてゆく
内と外は
眠りながら見つめあう


火 ....
社会に向いてる
窓を開け
ひとりで楽しむなら
いいけれど
誰かに見られていないと
つまらない
中年にありがちな
ちょっとした
変態ごころ
「ホレ〜ホレ〜ホレ〜ネエチャ〜ン」
あなた ....
出かけようとして出かけられなかった朝に
ひとりの女性の顛末を知る

喩えようのない過去の行状
足跡の是非はともかくとして
不治の病に長らく臥していたとのこと

病棟の小窓に映す時代の移ろ ....
ピリオドを
よぞらにうっていく

ひとつ、またひとつ
つぶやきながら

せかいがこどくで
みたされていく

ごらん
あれがあまのがわだ
愛してるって言うたびにいつも怖くなる
二人にはいつか別々の旅に出る日が
きっと来てしまうから...
僕はみんなが思うほど強い男じゃないから
だけどこの偏頭痛止められるのも
おまえだけ ....
何もかもが0と1に置換されていく
ああ、言葉はまるでその体温を失い
意味だけがそこに取り残されるだろう
“何も覚えることはない”“何も忘れることはない”

僕にもシリアルナンバーがつ ....
そこに愛はあったのか
いまでも僕には分からないけど
あの群青の空に浮かぶ雲のように
僕らはすごく近くにいた、そう思う

“あなただけなの”なんて台詞が
やけに心に痛かったから
僕 ....
あなたが悪いと
そう思うことで
自分は悪くないと
思うなんて
数式みたいね

コーヒーにミルクはとける
ミルクはコーヒーに消える

なんにせよ
今日は月曜の憂鬱
瞳が心の窓なら

声は心の 色
だろうか

その大きさで
ささやきで
吐息で

微妙なトーンで
心の位置が
感じとれる

かんちがいだった

わかっていないのは
あたし ....
日差しのない日に眠りに落ちていくのは何故だろう
一体 誰なのだろう 俺は
流れていく日の中で 風の流れる
そこで 様々なことを考えている


もみ消されていくものたちの中で
俺はいっ ....
全てを形作っている
枠組を外して
何もない状態で
もう一度
生まれた時の様に
世界を眺めてみる

人間と人形
太陽と蛍光灯
動物とぬいぐるみ
鏡の前と鏡の中

誰かの意見
違 ....
丹波 余社郡(よさのこおり)管川(つつかわ)の人
瑞の江の浦の島子は
釣り上げた亀を妻にして
蓬莱山へ出かけたみたが※1
絵にも描けないいやらしさ。

魚比目之興、鸞同心之遊

タイや ....
時間がわたしを撫でたので
わたしはおとなになった
なにかをきめるたびに
時間がわたしを撫でたので

でも
なぜだろう
男の手が撫でると
すこし
子どもに戻る
ありがとうございます
と自然に頭がさがるとき
心がかしこまっています
裸でいるようです
あなたに抱きつきたいです

うれしいの最上級の言葉を
早く知りたい
大人になってもまだわかってな ....
たまにお父さんの悪口言うと
お父さんはいつも決まって冗談で

「生意気なこと言いやがって。お前は俺の精子だったんだぞ」

って言ってくる


それを言われると「オエ〜」ってなって何も言 ....
「 素人の”限定”交尾/【秘蔵】誰にもいえない自身の事情!Vol.02」というアダルトビデオでミユキちゃんと言う女の子に出会い、そして恋をした。アダルトビデオ出演した素人の女の子に惚れることはあるが、 .... おかあさんはルンペン
おとうさんもルンペン

でもぼくら生きてるで
白いごはん食べてるで
なんとかお金稼いでるで

すごいやろ
日本やからやで

今日生きてるのが当たり前が当たり前 ....
ユートの父親は画家です。
何百枚も絵を描いてきて
売れたのはたったの一枚。

たったの一枚売れた絵の
モデルになった人こそが
ユートの母親なのでした。

モデルになったのが縁で
二人 ....
自己分析って本当に難しい。
自分の事よくわかんないまんま生きてきたし、
つらい経験を語る言葉を持ち合わせてない。
それどころかつらい経験なんてした覚えがない。

つらい経験なんてした覚えがな ....
のうのなかで
そんざいしてる
いきものの
なまえ

こどものこえに
はんのうしては
とけていく
けしきのなまえ
流れる時間の速度に
自らの老いを認め
周囲からの期待に
外れてしまった現在を責めた

灰色の羽を持ち
孤立した、湖の中
仕様も無い限界を決めつけ
人生における可能性を
徐々に破壊して ....
鈍器で殴打し続けて骨に空く孔のような
錆びた鋸で引き続けて引きちぎれながら切断された腕か脚の断面のような
嘔吐されたあと風に冷え道に汚れて黒く濁る動脈の血液のような
脳味噌は日常の ....
{引用=
夜は閉じちゃった

漆黒を
塗り上げて
本当の夜はもっと
隙間だらけだったのに

閉じた夜の向こう側に
隠れちゃったお姫様
キミにはきっともう会えないからね
キミの好き ....
言葉は頼りなくて
破って捨てた小説のページより
はらはらと毀れ落ちた


空は曇り
誰かの悲しみでいっぱい
膨らむ風船を
突き刺す
針の先ばかりを
持ち合わせて
優しく壊れないよ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「レモン」ベンジャミン4*11/2/7 23:51
甘酒の味 服部 剛411/2/7 23:32
おやすみベイビー虹村 凌011/2/7 23:15
金玉あるいは男根の家政学的考察salco5*11/2/7 22:43
イルカショー朧月211/2/7 22:20
さらさらとこころゆくま...111/2/7 21:46
冬へ 夜へ木立 悟1311/2/7 21:11
見せられて[group]花形新次011/2/7 21:07
顛末のひと恋月 ぴの22+*11/2/7 20:38
よるのひとりごと小川 葉3*11/2/7 20:36
月のささやき洋輔0*11/2/7 19:57
雨と情と報い0*11/2/7 19:48
恋のGame0*11/2/7 19:37
月曜の憂鬱朧月211/2/7 18:02
森の猫8*11/2/7 16:54
マス番田 411/2/7 16:40
思い込みの枠美琴4+11/2/7 16:21
昔むかし浦島は[group]……とある蛙5*11/2/7 12:41
はるな211/2/7 11:58
ありがと朧月311/2/7 10:17
SEX SHITAI馬鹿野郎511/2/7 7:02
君の笑顔vs俺のちんこ511/2/7 6:37
おとうさんとおかあさんカチキ3*11/2/7 4:20
画家とハンバーグブルース瀬戸...4*11/2/7 3:56
曲がり道相羽 柚希1*11/2/7 2:06
FUN竜門勇気011/2/7 1:48
灰鳥冥鈴011/2/7 1:41
生まれたての詩人たちへホロウ・シカ...2*11/2/7 0:54
夜から髭が出るのを待っている真島正人311/2/7 0:49
裏切りさき211/2/7 0:01

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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