夜に窓から忍び出て
 自販機に向かう 動悸を押さえ
 乳がゆれる 豊満な乳が
 たわわな乳 乳首 モロは無し
 ぼくらは視る なぜか視れる
 あの内腿の間に
 隠している 薔薇の花で
 ....
彼女と部屋で
帽子の中で

彼女と部屋で
もーいいかなんて言って

はじめに映画を見ていたい
長い映画を見ていたい

小さい窓の外
列車が通り過ぎる
鉄橋は途中で切れて
繰 ....
アゲハ

教室の真っ白な壁に 君は油性ペンで大きく
大好きだった ロックバンドの名前を書いた
無茶なことしたなって 僕ら笑ったんだ
次の日になって また白く塗り重ねられてたけど
 ....
木蓮は一心不乱に花を咲かせ
嘆くように朽ちていく
茶色い花弁を散らかしながら
乙女のように衰える

しかし枝には
細かな緑を隠していて
生きること
静粛な佇まいの内に主張している

 ....
まあ綺麗。
月はどうなつてゐるのでせう。

あゝ、飴利禍軍人の湯たんぽみたよな足跡がべたべた残つてゐるさ。
乗捨てて行つたゴオカアトとか旗竿とか、そんな金属玩具や芥も其儘だ。

まあ、あの ....
食べているのに
どうして可愛いなんて言えるの

捨てているのに
どうして美味しいなんて言えるの

広大な現実と非現実に
うちのめされて

笑って
泣いて
忙しいね

僕は ....
みんなでやれば
おおきなちからになれたのに

おおきくなりすぎて
すくえないいのちもあった

そのことはしんさいまえに
わたしたちはすでにしっていたはずだ

なぜできなか ....
2013年を境に世界が変わるような

そんなことを詩に書いたけど

現在、考えてみると何の確証もない

中国に来て経済的には楽になったので

日本で感じていた焦りみたいなものから

 ....
みぎの のうを しゅじゅつした あのひから、
さくらのつぼみが
ぽつぽつ
ほころびるころになると
わたしは いつも
ひとつだけ
かみさまに
ねがいごとをするようになりました
よこになっ ....
コブクロを焼いて食べたら
血の味がしたので
下処理が
うまくなかったとわかる

タニシをいためて食べたら
すごく硬かったので
ゆでるべきだった
あと中国産なので
毒かもしれない

 ....
金の光を体に帯びた 
釈迦の言葉を聴きながら 
緑の木々の下に坐る弟子達もすでに 
金の光を帯びていた 

夜の森の隅々にまで 
不思議な言葉は沁み渡り 
葉群の{ルビ詩=うた}も
森 ....
はたらきありが
よるになっても
すにかえらない

はなは
まよなかも
さいたまま

つきとほしは
たいこのむかしと
かわりなく

ゆうごはんを
つくっても
あな ....
つめたくなった
きみのてのひら
染まる体温
命を移すように
つつみながら
泣けてきた
さすりながら
きっとぜんぶ
きみのためだけじゃない
かなしみをおもって
すべての
世界は濡れ ....
磯辺の岩に立ち、風に吹かれていた。 
僕の幻が、波上に輝く道を歩いていった。 
浜辺に坐る妻はじっと、目を細めていた。 

岩の上に立つ僕と 
海の上を往く僕は  
激しい春風に揺さぶられ ....
戦争映画ってやつは

こんなことと比べると

ずいぶんと甘ずっぱい天災のように思えた

しがみついていた

地上には

その果てまでゆかなくても

幸福がある

夜道には玉 ....
  蛇口の匂いは
  夏の風にながれて


  僕は水をあつめて
  魚になった


  想像してみるんだ
  闇の中の闇を抜けて行く
  君の中の君に会いに行く


 ....
何故食い過ぎるのかを
あなたたちはいつも
問い詰める
何故運動しないのかを
あなたたちはいつも
問い詰める
「何を食ったの
よく生きて来られたね」
心は上の空
昼飯のことを考えている ....
大人になって
自由になった気がしてたのに
言えない言葉がどんどん増えた

いつの間にか
言えなくなってたことばかり

想いがあふれて
涙をとめられなくても

いつでも笑って
 ....
頭が痛かった

酒を飲んだからか

ひと駅わざとゆきすぎて

寒夜の家路をえらんだからか

たいせつな存在が嗚咽していた

ほそい声で頭が痛いと伝えていた

だからだろうか
 ....
そっか
あなたは
こんなところに居たのねって

単純に
そう思ったのが
初めだった

理由なんて
ひとつも分からない

ただ
目の前に居る
あなたに

毎日惹かれて
 ....
星の見えないこの街で
少し大人になった気がしていた
車両の行き交う音、サイレン、雀の囀り

は、聞こえない

喧騒の楽しみ方を忘れてしまったのは
最深部の傷が癒えたからなのか


 ....
走れ。
翳りの中、狭い光が照らすアスファルトの上を。
夜明けとともに訪れる、日没の予感を。
その林、海の花びら、霧を抜けて。
いつの日も
この脳髄に
浮かんでくる
パロディ
ちょっとぐらい
つまんなくても
載せちゃうよ
早いもん勝ちだもん
お天道様に
背を向けて
生きることになっても
またどこかで
一 ....
でも僕は
どちらかが欠けたら
ここに、なかったんだ


この薄暗い世界に落とされ
光と音を身に纏って
痛みと心地よさを知るの


全ての装備が揃っているから
汚いものを無視できな ....
テーブルの上に世界をひろげても
あなたの森羅万象は私の目には写らない

それでも世界をひも解こうとお考えであれば
椅子に座って陽が沈むのを待てば宜しいかと

あなたはきっと待ちきれないでし ....
新神戸駅は

駅裏の

山のみどりが

清々しくて

淡くて

ほのぼのとして

あったかくて

泣いているのはなぜ

江坂まで送った車のなかにも

まだそれが
 ....
雨よ 今は降らないで
あの子が 泣いているから
そんなふうに 冷たく 無残に しとしとと
愛しいあの子に 降らないで


今だけは 太陽よ
あの子に笑いかけてやって
きっと き ....
車窓のない列車は
「夜目」という名の駅に向かい
走行していた

乗客は皆、無口だった
そして窓外の景色でも見るかのように
ただ壁の方に視線を向けていた

車窓のない列車というものは実に ....
やっぱり寂しいんだようと言って最後の最後でわたしが泣くと
うわーーこいつ泣いたよきめえ
といつもの調子でみんな笑った
それからいつもみたいにじゃあねと言って
それぞれ走り出したばかりの市バスに ....
もうやめにしたい思いだった
それだけの心だった


私は 何かを 見ていた
全ては どこに 転がっている


タクシーを そして 拾うために
バス停に立たされた


どこに ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ぼくとえりのバラード藪木二郎011/3/25 0:38
部屋で映画を見て竜門勇気1*11/3/25 0:37
アゲハitukam...011/3/25 0:09
木蓮モリー10*11/3/24 23:45
大満月salco4*11/3/24 23:09
ジレンマ中山 マキ111/3/24 23:04
みんなでやれば、大きすぎる力に小川 葉111/3/24 22:35
中国に来てジム・プリマ...2*11/3/24 22:33
さくらのころ あのひの むこうへ草野大悟3*11/3/24 22:16
ゴギー、マゴギー6011/3/24 22:12
釈迦の夢 服部 剛211/3/24 21:59
24時間営業小川 葉311/3/24 21:56
冬傷111/3/24 21:46
夢の核心 服部 剛111/3/24 21:36
戦争と天災吉岡ペペロ211/3/24 21:19
WATER草野春心4*11/3/24 20:59
ゴム[group]花形新次1+*11/3/24 16:48
コトバ。あらいぐま0*11/3/24 15:49
割れたっていい吉岡ペペロ511/3/24 14:53
そのまま。あらいぐま011/3/24 14:28
鉄格子、外れた中原 那由多311/3/24 13:55
走れブライアン111/3/24 13:25
インスタントワード[group]花形新次3*11/3/24 12:52
意図せず繋がっている。AquAri...111/3/24 12:24
血統瑠王3*11/3/24 11:53
新神戸駅吉岡ペペロ111/3/24 11:51
『愛しいあの子が泣いている…』座一3*11/3/24 5:07
夜ノ目かいぶつ211/3/24 5:05
くそやろうたちへとんぼ3+11/3/24 2:43
冬の雨番田 111/3/24 1:26

Home 戻る 最新へ 次へ
3078 3079 3080 3081 3082 3083 3084 3085 3086 3087 3088 3089 3090 3091 3092 3093 3094 3095 3096 3097 3098 3099 3100 3101 3102 3103 3104 3105 3106 3107 3108 3109 3110 3111 3112 3113 3114 3115 3116 3117 3118 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.14sec.